岩手まで行っちゃうよ 2004
3日目

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走行日 平成16年8月14日
走行距離 104km
ルート概要 白河→大和田の清水→国道4号→みちのく自転車道→三春ダム(三春の里)→三春滝桜→国道349号→
国道459号→双葉郡浪江町(泊)
 ツーリングも3日目に入りました。これまで泊まりで2日続けて走ったことはあるものの3日目は未体験ゾーンです。おまけに昨日から体調がいまいちであり、一抹の不安がよぎる感じでスタートとなりました。
 天気予報では今日の東北は雨。しかし外は快晴。雨よりは良いのですがついてるのかそうでないのか微妙な感じですね。

 今日は須賀川市からみちのく自転車道に向かう予定なので東北本線沿いにそちらを目指すことにしましたが・・・
 まずは、昨日取り損ねたホテルハーベストをパチリ。
 ゴルフ場にあるホテルです。
 東北本線方面へ向かっていきましょう。  朝からのんびりした良い景色を眺める。
 ツーリングマップルによると、東北本線に向かう途中に大和田の清水という湧き水があるようです。こういうオプションははずせないので早速向かうことにしました。
 大和田の清水
 ふくしまの水30選ということで、まろやかな感じでなかなか美味しい水でした。
 なんかおかしいなと思って走っていたら、なんと元の位置に戻ってました(T T)
 どうやら曲がるところを間違えたようです。
 仕方ないのでおとなしく国道4号を北上することにしました。
 実は、まっすぐで走りやすい道でした。
 みちのく自転車道須賀川市の乙字大橋の脇から阿武隈川沿いに続いている自転車道です。今日の前半はこの道をのんびり走っていきたいと思います。
 乙字大橋の下には乙字ヶ滝という芭蕉の句に詠まれた名曝があるというのでこれも覗いていきましょう。
 乙字大橋の下からみちのく自転車道が始まっています。
 前方に案内看板発見!
 乙字ヶ滝
 おぉ〜、これはスゴイですね〜
 高さはありませんが、幅広の立派な滝。
 ちょっと離れたところからもう一枚。
 ところで、乙字ヶ滝のそばには古峰神社がありここに芭蕉の句碑があります。ここで芭蕉が読んだのが「五月雨の 瀧降りうづむ 水かさ哉」という句何だそうですが僕にはさっぱり(笑)
 古峰神社にあった長寿の水。
 寿命が延びた気がしないでもない(笑)
 こちら、芭蕉の句碑。  一通り見たら、みちのく自転車道を進んでいきましょう。
 みちのく自転車道は阿武隈川の流れのすぐそばを走る自転車道で、ちょっと涼しくてとても景色の良いすばらしい自転車道です。これまで走った自転車道の中でも1,2を争う良い道で、この近所の方はうらやましいですね〜。
 こんな景色や、  こんな景色。  よく分かりませんが、なんかトンボみたいな蝶みたいな野が飛んでたので撮ってみました。
 と、上機嫌で進んでいくと「自転車道通行止」の看板。近所の道を迂回しなさいと書いてありますが、案内があるわけでもなくこれでどうしろと?
 で、一番近場に迂回するとこれが未舗装で大変なことに・・・
 通行止めならせめて迂回路くらい書いていただきたい。  そして迷走の末、未舗装路に・・・  未舗装の振動に耐えられずテールランプが大破。
 100均の製品は所詮この程度ですか・・
 後半になるとトンネルが増えるのにテールランプが壊れたのはイタイですね。幸いクリップ部分は生きてるので何とか使えそうです。

 みちのく自転車道はやっと未舗装地帯を終え、さらに続いていきます。
 今度は川から離れて森の中へ。
 この変化もまた楽しいですね。
 おもむろに素堀の川なんかもあったりしました。  自転車道が左岸から右岸へ変わる際に、橋の上から阿武隈川をパチリ。
 自転車道は郡山市日和田まで続いているのですが、あっちゃんさんに教えてもらった三春ダムへ向かうため終点のちょっと手前でお別れしました。
 新幹線の下をくぐって行くと、  前方に郡山市街が見えてきました。  この阿久津橋でみちのく自転車道と別れ三春ダムへ向かっていきます。
 三春ダムへ向かう道はかなりアップダウンが激しく、おまけに暑さと相まって、昨日からの気持ち悪さを増長させます。
 特に三春の里へ至る最後の登りはホント必死で登りました(笑)
 前に見えるのが、三春ダム
 ホントはもうちょっと寄れたのですが、根性が足りずこの程度で(笑)
 三春の里に行くと氷水に使った地元産冷やしトマトが! これはうまそう!
 塩かけて食べたら甘くて最高!!
 あっちゃんさんお薦めの地粉仕様の田舎うどん。
 麺のコシも程良くほんのりと香りのする美味しいうどんでした〜。
 なんとか三春の里まで登ったものの、どうにも気持ちが悪くて体力を使い果たした感じです。ん〜、こうなったら昼寝しかありませんね。

 ところで、ここの売店で売ってた黒糖干し梅が後のツーリングの適度な補給材としておおいに役に立ちました。疲れたときに食べても良し、のどが渇いたときに舐めても良しでかなりなお役立ちアイテム。
 次は牛乳を補給。  売店の軒下のベンチに横になると、快晴の空が目に映ります。  かつて水力発電に使われていたという水車がひっそり置いてありました。 
 三春の里で十分に燃料補給と休息をとった後、再出発。何となく元気になった気がするので滝桜を見に行ってみることにしました
 三春ダムの周りはとても景色の良い道が続いています。  ダム湖を眺める景色。
 天気がちょっと悪くなってきましたね。
 三春の滝桜
 この季節でも葉の繁りっぷりが見応え十分ですね。これが咲いてるとスゴイだろうなぁ。
 さぁ、これから後半戦です。
 今日は浪江町にあるライダーズハウス「レディーバード」に泊まる予定なのですが、そこに行くために標高600mの峠を越えなければなりません。さぁ、頑張るぞ!
 三春町の市街地は妙に新しい家ばかり、
 なんでだろ?
 要田駅のそばに立派な土の蔵を発見。
 埼玉だったら文化財とかになりそう。
 国道349号から459に入りいよいよ本格的な峠越えとなります。
 なんかこれから、登りというタイミングになってから急にまた晴れてきました。空がキレイなのは良いのですが西日が辛いですよ(笑)
 登りはじめて少し行ったところ、ちょうどきつくなってきたところで、脇道に湧き水があるのを発見しました。こういうのがうれしいですよ!
 空と雲とのコントラストがすごくキレイです。  脇道に発見した桜清水。
 ぐびっと飲んで顔を洗って、あぁ幸せ。
 まだまだ晴れてるので景色は良い。
 それにしても、雲の流れが速いのか空模様がどんどん変わる。今にも雨が降りそうになったり、晴れてスゴイ青空だったり。何とか到着するまでもってくれるとありがたいのですが。
 晴天の中まだまだ登っていきます。  もう一枚。  なんか岩の上から松が生えてました!
 どこに根を張ってるんでしょうか?
 もう少しで峠というところで、後ろからバイクの方々がさわやかに抜いていきました。この時ばかりはエンジン付きも良いよなぁと。
 これを登ってもう一がんばりで、  峠に到着〜
 こっからは一気に気持ちよく下ります。
 あっという間に今日の宿泊地のライダーズハウス「レディーバード」に到着。
 ライダーズハウス「レディーバード」は、波瀾万丈のおゆうさんが原野から開拓しDIYにて着々と設備を充実させているキャンプ場「ゆうの里&ファーム風の丘」内にあるライダーズハウスです。ここまで来るのに14年かかったと言うことでしたが、これだけの設備をDIYにて作ってきたというのはまさに尊敬に値します。
 また、ライダーズハウスの方は1泊1000円と超格安で提供してくれている非常にありがたい存在です。こういうところが全国にあったらな〜と思いますが、商売第一に考えるととても実現できそうに無い値段ですよね。
 入り口を上がったところに山羊がいました。  こちらが今日の宿泊地ライダーズハウス「レディーバード
 設備も充実していてホントありがたい限りです。
 展望檜風呂。ここから眺める景色が最高です。
 入浴前におゆうさんがハーブを入れてくれました。どうもありがとうございます!!
 本日のライダーズハウスは僕一人だったのでちょっと寂しげでしたが、とっても疲れていたので8時頃寝てしまいこれはこれで良かったのかなぁと。
 今夜は結局曇ってしまい、空を埋め尽くすほどの星が見れなかったのは残念でしたが、テレビも何もなく虫の声だけが聞こえる中ボンヤリと過ごせたのはすごく良かったです。

 あ、大事なことを書き忘れましたが「こちらは、マナーの悪い人はごめんなさい。」とのことなので、利用させてもらう際は節度をもってお願いしますね。

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