走行日 | 平成16年8月15日 |
走行距離 | 149km |
ルート概要 | 双葉郡浪江町→国道399号(あぶくまロマンチック街道)→矢木沢峠→鹿島→松川浦→仙台湾自転車道→ 塩竃(泊) |
鳥の声と共に目覚める予定であったが聞こえてくるのはザーという雨の音。うわっ!しかも結構降ってるじゃないですか〜。 天気予報では天気は快方に向かっていくとのことなのでしばらく様子を見てみることにしました。 が、いっこうに晴れてきません。 かれこれ1時間。今日は走行距離も長いので早々のんびりもしてられません。ま、仕方ない走ってるうちに止むでしょ。 |
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スタート直後は津島の集落まで3km程の下り、雨だから寒いですよ〜。 | 下るに従って雨が止んできました。 ラッキー♪ |
途中にあった弁慶石 説明書きがないため何かかは不明なのです。 |
津島から先は、あぶくま高原の峠越えルートである国道399号(あぶくまロマンチック街道)を進んでいきます。このルートでは、津島〜長泥間と長泥〜飯樋間の二つの峠を越えて行かねばなりません。それぞれは標高差200m弱なのでそれほどではありませんが、朝一の運動としては頑張る方ではないかと。 | ||
ちょっと登っていくと手七郎部落へ入る。 ここから一旦下りだが。 |
ちょっと下るとすぐ登り返し。後ろを見るとこの景色。 晴れてたら良い景色だったろうなぁ。 |
一つ目の峠を登り切ったところで飯舘村との村界となりました。 |
飯舘村にはいると一度峠を下ります。長泥の集落まで下って二つ目の峠に挑戦です。 ところで、峠を越えたら少しだけ天気が良くなりました。山一つ越えると天気ががらっと変わったりするから不思議ですね。 |
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二つ目の峠ということでこれからあの山の方へ向かいます。 | 峠を登る途中の景色はこんな感じ。 ちょっと明るくなってきた? |
やっと登り終えました〜 現地ではもっとキレイだったんですが、携帯カメラの限界か・・・ |
それでは、飯樋の集落に向かって下りましょう。今日は路面が濡れているので転ばないように気を付けねばなりません。こんな人通りのないところで転んだら助けが来るまで何時間かかる事やら(笑) | ||
下り途中に前方を見ると遙か向こうが晴れてるじゃないですか。 | 黒毛和牛も居ました。 | 飯樋の集落は、お祭りの準備に忙しそう。 何とか雨があがって良かったですね。 |
これまでは山を中心に走ってきましたが、今日から海に出たいと思います。その為に阿武隈高地を越えて行きます。 と、その前にお腹が空いてしまいました。携帯食で燃料補給をと思ったら、 |
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牛さんもお食事中でした。 | 牛飛び出し注意とのことです! 確かにぶつかったらこっちが無事ではすまない。 |
県道12号で右折し、いよいよ海の方へ向かいます。 |
実は海に出るためにはもう一つ峠を越えなければなりません。それが、矢木沢峠です。 | ||
矢木沢峠に向かう途中。 実はここが峠だと思ってました(T T) |
バーンと下ってガツンと登る。 ここが矢木沢峠。なんか冗談みたいにまっすぐな坂。 |
登り終えると原町市との市境です。 |
峠から先は、海に向かって一気にダウンヒル。上の標高図でガツンと下りてるところですが何しろスゴイ勾配で下るのも怖いです。でも、正直登りでなくて良かったと心から思いました(笑) | ||
途中は激坂過ぎて止まるのが怖い。 やっと、少し緩やかになりました。 |
途中から上真野川沿いの道へ。 渓谷沿いの気持ちいい道でした。 |
うーん、いい道じゃないですか〜。 |
山間を抜けて平地に近くなった辺りから鹿島町市街までは何kmも続くまっすぐで緩やかな下り坂です。これだけまっすぐだと気持ちいいですね〜。 | ||
ずばっとまっすぐな道で非常に気持ちいいですね。 でも、登りだったら辛いだろうな(笑) |
橋の上から北を見ると見事な前線雲。 あっちは晴れてますね。 |
この町並みを抜けていくと・・・ |
海だ!! ついに太平洋までやってきました! ここからは、最終目的地の岩手県山田町まで海沿いを北上していきたいと思います。 |
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海ですよ〜。 | 海沿いとはいえいつも海が見えるわけではなく防風林の松林の中を走ったりもします。 | 松川浦に近くなると海沿いになってきます。 |
日本百景の一つ松川浦は、砂州作用によって太平洋と隔てられた細長い入江です。この松川浦と太平洋の間を走る大須松川浦ラインは、右には太平洋左には松川浦が見えるおもしろい道です。 | ||
松川浦では沢山の人が潮干狩りを楽しんでました。 | 松川浦U | 松川浦V |
松川浦の北端には鵜の尾崎灯台があるのですが、その駐車場付近にはお地蔵さんがたくさんあったりちょっとした公園になっていました。 | ||
岩を掘った中にお地蔵さんがたくさん。 | 砂質の岩のスゴイ断崖が続いていました。 | 全長519mの斜張橋、松川浦大橋。 夜はライトアップされてるそうです。 |
松川浦を過ぎると原釜尾浜の海水浴場がありました。天気が良いため結構な数の人出です。その様子を眺めながら北上していきます。 | ||
原釜尾浜の海水浴場は結構な人出でした。 | 相馬共同火力発電所 中を見学できるようですが、今回は通過しました。 |
どんどん北上していきましょう。 |
さて、ここで重大な失敗が明らかになりました。 松川浦近辺を過ぎてしまうと食事を取るところがありません(T T)。そしてマズイ事にお腹が空いてきました。集落があっても食堂がない状況が続いたので、ツーリングマップルを見ると「九州ラーメン」・・・ |
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何故か東北まで来て九州ラーメンを食べる羽目に。 | でも、甘みのある豚骨スープが結構美味しくてラーメン屋としては当たりでした(笑) | 店内には怪しいCDのポスターが! しかも結構有名人が関係しているし・・・ |
お腹もふくれたことだし、仙台湾自転車道に向けてどんどん北上していきましょう。 | ||
常磐線を越える際に南側を眺めてみる。 それにしても常磐線ってこんな所まで続いてるんですね〜。 |
県道38号は広くて平らな歩道があってわりと走りやすかったです。 | 亘理大橋から阿武隈川を眺める。 写真の収まりきらないほどデカイ!! |
亘理大橋を渡りきったところから阿武隈川沿いに仙台湾自転車道が続いています。海沿いの自転車道を走るのは初めてなので楽しみにしていたのですが・・・ | ||
亘理大橋の該当の上にカモメが3匹とまってました。 | 仙台湾自転車道、ここからスタート! | 阿武隈川河口に向かって気持ちよく走ります。 |
で、調子が良かったのはここまででした(T T) いきなり道を見失います。この後もそうなのですが、この自転車道は南から走るとほとんどルート案内がありません。 |
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なんか、いつの間にか砂浜に・・・ どっかで曲がり損ねたんでしょうか? |
松林の堤防を上ると舗装路がありました。 こっちが正解ね? |
海を眺める気持ちいい道じゃないですか〜 |
この後、2kmくらいで、また道が無くなりました・・・。おまけに今回は他に迂回する出口もありません。 うがー、どうなってんだこの道は!どうやら最初から間違っていた模様です。 |
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松林を抜けて一般道に出ようと思いますが、松の葉が足に刺さって痛くて出られそうにない(T
T) なんか、同じ間違いをした人の轍もあるし。 |
なんとか隙間を見つけて一般道に出たら、脇に広い歩道がありました。もしかしてこの道が正解ですか? | いろいろあって、やっとそれらしい道にたどりつきました。 |
はぁ〜、やっと安心してのんびり走れそうです。 と思っていると目の前を何か小さいものが横切っていきます。な、なんだ!? |
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カニですよ! 広浦近辺ではCR場に多数のカニが出ています。 踏まないように気を付けてあげましょう。 |
広浦沿いはわりとのんびりしていて走りやすいです。 カニ以外は(笑) |
名取市サイクリングターミナル前を通過。 変わり種自転車で遊べるほか、宿泊とかも可能みたいです。 |
名取市サイクリングターミナルより先は一般道を走るわけですが、また例によって案内看板がありません。GPSを頼りに走り、なんとか予定ルートに復帰。こういうときにはホント頼りになります、GPS。 | ||
井土浦の脇に戻ってきました。 | 途中、厩舎が有ったのですがなんか馬に関連する施設でもあるのかな? 馬はかなり興奮気味なご様子でした。 |
CRは松の防風林の中を走って行きます。 涼しくて気持ちいい〜 |
七北田川の河口でCRは海沿いから川沿いへとルートを換えていきます。このまま進むと岩切にある宮城県民の森まで行けるようなのですが、今日は塩竃に住む親戚の家にお世話になるためCRとは途中でお別れし塩竃方面を目指します。 | ||
CRとももうすぐお別れです。 | CRを振り返ってみる。 この右側の土手を走ってきました。 |
やっと塩竃に到着。 この後、親戚の家まで行って今日の行程は終了です。お疲れさまでした! |
いやー、遠かった。実は1日に150kmというのは今までに走った最高距離なのです。もう必死ですよホント。 でも、世の中には1日に300kmとか走る人もいるみたいだし、すごいなぁと思いつつ、親戚の家で大いに反省したのでした(笑) |
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