東武鉄道謹製「外秩父七峰縦走コース」にチャレンジしてきました。
当初、甘く見ていた僕ですが正直に言います。「これはムリだ・・・」
走行日 | 2004年10月 2日(晴) |
走行距離 | 28 km |
使用した愛車 | MTB(Jamis Comodo) |
コース概要 | 小川町役場→東武小川町駅→ふるさと歩道→石尊山→官ノ倉山→和紙センター→笠山→笠山峠→堂平山→剣ヶ峰→白石峠→白石車庫→橋場 |
いつの間にか10月に入り、自転車乗りにとって良い季節がやってきましたね。 今日は久しぶりの山サイで山岳爆走隊のみなさんと共に東武鉄道が設定した「外秩父七峰縦走ハイキングコース」を走ることになっています。 このコースは全長42km、普通に歩いても10時間くらい掛かるという非常に大変なコースです。そうは聞いていたものの、僕は当初全く油断しており「なんだかんだで全部走れるのでは?」と、甘いことを考えていましたが・・・ |
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小川町役場の駐車場に車を置いて出発です。 この時は、まだ余裕のみなさん。 |
一旦東武小川町駅に寄り、今日走るコースの案内図を入手しました。 | まずは町中をのんびりと走り山の方へ向かいます。 |
町中を出て、八幡神社前を通過するとだんだんとのんびりした景色に変わってきました。 相変わらず、小川町は良いところだなぁ。と思ったところで、いよいよ最初のシングルトラックに突入します。 |
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だいぶのんびりした雰囲気になってきました。 | いよいよシングルトラックに突入します。 | 途中に庚申塔があり、昔の道だったんだろうなぁと想像されます。 |
最初のシングルトラックを走る抜けると、再び一般道に。 しばらく一般道を走った後、今日最初の本格的な登りとなる「石尊山」を目指します。 |
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柿がすっかり黄色くなって、いよいよ本格的に秋なんだなぁと感じました。 | 「石尊山」へ向かう道は最初沢沿いの涼しい道でした。 | 緩やかな登りで程良く準備運動。 走りながらだと手ぶれしまくりです。 |
さて、ここまでは多少登ったりしたものの、まぁごく普通のオフロードでした。 「このまま、40km位ならいけるのでは?」と油断していると目の前に、なんというか「歩きでもツライような坂」が現れます。 |
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はい、ここからは担ぎです。 担ぎ慣れた様子のletsさんが、いち早く突入。 |
なんという坂でしょう・・・ といっても、実はまだ序の口。 |
だんだんきつくなる坂を前に、余裕の笑みを浮かべる隊長。 |
坂がキツイと言っても、押せる位であればまぁ何とかなるものです。 それ以上は・・・ |
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この木の根では押していくことは難しいですよ。 前を行く隊長は軽快な担ぎっぷり。 |
あの〜、MTBを担いだ状態で、この鎖をどう使ったらいいのでしょうか(笑) | くさり場注意!! だそうです。。。 |
と、いきなりの激しい登りに早くもボロボロの状態になりながらも「石尊山」頂上に到着です。 いやー、やっぱり頂上は気持ちいいですね〜。 |
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頂上に到着〜 といっても、実は石尊山は七峰に数えられていないため、まだ、0.5峰くらいです。 |
寄居方面かなぁ。 | こっちが小川方面のはず。 |
少し休憩した後、いよいよ秩父七峰一つ目「官ノ倉山」へ向かいます。 やっと、下りを楽しめるかなと思いきや、激坂(T-T) 激坂を担いで下る切なさよ |
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下りも激坂なので乗れません(T-T) | なんとか、官ノ倉山山頂に到着〜。 新車のM4を掲げるのはTaskさん。 (写真は隊長からいただきました!) |
小川方面を眺めるFranceさん。 |
官ノ倉山山頂の標高は344m。 標高だけを考えると「まっすぐ登らせてください!」って感じ(笑)なのですが下りがないとつまらないので、なんともかんとも。 |
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この下りは怖いです〜。 おまけに自転車担いでますから、大変。 |
しばらく行くとやっと乗れるようになりました。 やっぱり山はこれでしょ♪ |
下り終わって一旦舗装路へ。 |
これで七峰のうち一つ目を制覇しました!パチパチ〜。 続いて、2つ目の「笠山」へ向かいます。 |
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和紙センターで水分の補給とトイレ休憩。 早くも500mlを消費してしまいました。 |
和紙センターの裏から登りの林道へ! | さぁ、ここから標高差300mほどの舗装の登りです。 |
僕はもともと登り自体はキライじゃないのですが、先ほどの担ぎの後ということもありペダルを踏む力がありません。 最も軽いギアを踏みながら隣を走るTaskさんに「これ以上軽いギアありませんよ〜」というと、「ギア軽いと疲れませんか」と。 |
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どんどん登っていきましょう。 | こういうつづら折りの道で上の道を見ると心理的なダメージ受けませんか? | 何とか登り終わりました〜。 登って景色が良いと癒されますね〜 |
ここでコースが二手に分かれています。 そこで我々も希望で二手に別れることにします。 僕はこういうときは「何となく大変そうな方に行く」といつも決めているので、隊長・Champさん・Franceさんとともに山道コースへ向かいました。 |
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山道コースは右へ。 林道コースは左へ。 |
意外にも?この山道はとっても走りやすいシングルトラック。これはラッキー♪ もしかしたら、今日の中で一番良かったかも。 |
気持ちいいシングルトラックを下っていきます。 |
再び全員合流し舗装路を下ります。 |
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本格的な登山に向けて元気いっぱいな隊長。 まだ余裕!? |
ここで、letsさんが変わった押し方をしていることに気が付きました。 前輪を持ちあげて、自転車を逆さにしています。 真似してみるとこれは楽ですよ♪ |
たまに幅広な林道もあります。 |
この登山道は迂回する林道と併走しつつ続いているので、時々林道チームと別れつつ登ります。 それにしてもこの道、すっごく滑るんですよ。 |
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登って | 登って | ちょっと下り。 |
なんか、「もしかしたらこれは修行ではないか」と思えてきます。 えー、心が折れました。これは大休止が必要ですね。 |
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もはや無心で登るみなさん。 | 激坂を前に大休止。 (坂からは目を背けてます) |
何とか登り切ると、いよいよ笠山頂上に向かう緩やかな下りが現れました。 もうすぐ! |
頂上近くで道を間違えないようにChampさんが出迎えてくれました。 さぁ、いよいよ山頂です! |
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展望はそれほど良くないですが、あれだけ登ったので満足感でいっぱい。 | 見えるのは小川方面かなぁ? | ここで昼食タイムにしましょう。 あれだけ運動して頂上で食べる食事はうまい! あっという間に食べ終わってしまいました。 |
他の登山客の方からアメをいただきましたが、これが想像以上にいいです。 と、ここで、これからバドミントンの練習に行くというChampさんが途中離脱。 |
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笠山からの下りはわりと走りやすいシングルトラックでした。 地図によると「ガレ場」とのことだったので大満足。 |
いい感じの道を進んで。 | 笠山峠まで下ってきました。 |
笠山峠まで下ったら、再び登ります。 ここから結果的に本日最終の大きな登りとなる堂平山を目指します。 |
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ススキが風にたなびく様子で秋を感じますね。 | 最初の急な登りを越えると雰囲気の良い緩やかな登りになります。 | 出来れば下りたかった(笑) |
ここでトラブルが発生! letsさんのチェーンがねじれています。「引っかかったまま踏んだらねじれた」とのコトですが、こんなになるとはどんな脚力ですか!? |
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チェーンが40度ほど捻れています。 とりあえず応急処置で無理矢理修正。 |
最後の激坂を登ると景色が開けてきて、 | 登り終えるとこの景色!! |
堂平山の山頂付近は、パラグライダーの練習場になっていてすばらしい景観です。 思わず昼寝したくなり、みんなで横になると何とも風が気持ちいい! |
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秩父の山々をバックに記念撮影。 | 山頂には天文台観測所がありますが、中にはいることはできません。 | 剣ヶ峰へ向かう丸太の階段。 |
続いて、本日4つ目の剣ヶ峰へ向かいます。 こちらは堂平山からすぐ近くなのですが、最後に丸太の急な階段があって登るのは凄く大変です。 |
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尋常ではない角度の丸太の階段。 果敢に登るのはTaskさん。 |
剱峰大神の碑がひっそりとありました。 | 少し急な下りを下ると白石峠。 |
ちょうどこの辺りで、外秩父七峰縦走ハイキングコースの中間地点です。 どう考えても最後まで走れそうにないですね〜。 |
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定峰峠への道はスゴイ階段 | 白石峠からテクニカルなシングルトラックを下って白石車庫方面へ向かいました。 | たまに真っ直ぐなところもありますが、 |
基本的には急でつづら折りのテクニカルなコースです。 こんなガレ場もあったりします。 |
途中から槻川の上流と思われる沢と併走します。 水の流れる音は、気持ちいいですね〜 |
最後は、白石車庫からデポ地である橋場まで舗装路をドーンと下って終了〜。 |
というわけで今日も無事にツーリングを終えることができました! それにしても、今日のコースは、「今まで走った中で一番辛かった」です。 とはいえ、このコース半分しか走っていないというのは中途半端でいけません。 いつかきっと後半も走ってやろうと心に決めつつ帰路についたのでした。 |
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