見慣れたはずの風景も一本裏道に入れば新鮮な発見がいっぱい!というわけで、住み慣れた埼玉の魅力を再発見するポタリングに出かけましょう!
自転車じゃなきゃ絶対行かない・・・。そんな裏道から埼玉の魅力を再発見!?
走行日 | 2012年3月11日(曇) |
走行距離 | 50 km |
使用した愛車 | ルノー(RENAULT) AL-FDB14 |
コース概要 | JR大宮駅→氷川参道→鉄道博物館→JR東日本の研究開発センター→宮前釣り堀→大塚古墳→滝沼川遊水地→荒川サイクリングロード→ウィグル料理 ムラト→さくらふれあいロード→昭和水門→彩湖→さくら川→戸田競艇→旧戸田橋の支柱→上戸田川→後谷公園→健康福祉の杜 暗渠→別所沼公園→双葉黒板製作所 |
東日本大震災からちょうど1年。 企画は昨年同様、埼玉のマニアックスポットを日々研究する男「ポタおじさん」。果たして今日はどんな新しい発見があるのか・・・!? |
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さいたまシティマラソンの影響で急遽大宮駅前に集合場所を変更。大宮駅に集まったのは13人くらいかな? | 大宮駅東口の商店街を通り抜けて最初の目的地である氷川参道へ。駅東側は小さなお店が密集する昔ながらの商店街が続いています | 埼玉ポタではすっかりお馴染みの氷川参道。大宮駅からすぐそこなのに静かで良い所なのです |
↑の氷川神社、さいたま市民以外の方は「なんでいつも登場するのか?」と思われるかもしれないですが、この氷川神社は武蔵の国で最も位の高い「武蔵一宮」であり、かつての市名である「大宮」の由来(大いなる宮居という意味です)にもなっているという由緒正しき神社なのです。 小さな頃には、毎年12月に氷川神社で行われる「十日町」というお祭りが地域のビッグイベントだったりして、大宮っ子としてはここは外せないのです(笑) しかしコースは参道をチラ見しただけで住宅街の裏道へ。。。 |
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裏道に入ったら入ったで面白いものがあったりします。大宮税務署の隣にこんなお寺あったのか~ | 線路の向こうに見えるのは鉄分高めの方の聖地「鉄道博物館」。実は僕、行ったことなかったりする・・・ | どうやら今日はJRの駅からハイキングが実施中。この手のコースを真似するのも楽しいかと |
JR高崎線&宇都宮線のガードをくぐって線路の西側へ。 これ「埼玉新都市交通ニューシャトル」といいまして、僕が学生の頃には毎年何億円も赤字を垂れ流しっぱなしだったという、まさにバブルの残渣的なアレだったのですが、鉄道博物館が出来たお陰で奇跡の復活を遂げ、今は黒字化しているとかいないとか・・・!? |
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SATY手前の鴻沼川沿いでポタおじさんが何やら解説中。その指が指し示す先にあったのは・・・ | 線路だ!なんと住宅街のどまんなかに突如線路が出現している?かと思ったらJR東日本の研究開発センターでした | よく見るとホームからの転落防止用の柵とか研究中らしい |
う~む、40年近く埼玉に住んでるのに、この場所にこんな面白げな施設があったとは知りませんでした。 |
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日進小学校前の桜並木。距離は短いけど太くて超立派な桜が並んでます | なんか力強い看板の弁当屋、その名も「ベントマン」。どうやらもともとほっかほっか亭のチェーンだったお店が独立した会社らしい | 新大宮バイパスを渡ったところにある「宮前釣り堀」。小さな頃に一度来たけど一匹も釣れなかったトラウマが蘇る場所だw |
なんというか・・・ |
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ふと上を見たら梅の花が咲いてるし~、 | 西大宮駅東側の資材置き場の片隅にある小山が実は「大塚古墳」という歴史スポットだったり、 | 気がつけば、新しく出来たJR西大宮駅がすっかり綺麗に整備されてたりします。 |
このままブラブラしながら荒川サイクリングロードへ向かいます。 | ||
駅前再開発にともなって遺跡調査が行われたっぽいですね。この付近には↑の大塚古墳の他にも小さな古墳が集まっていたらしいです | 巨大な高架になっている西大宮バイパス。この道が出来たお陰で大宮~川越間がものすごく近くなった! | 西大宮バイパス沿いに遊水地に併設された静かな公園を発見。滝沼川遊水地って名前らしい |
↑の西大宮バイパスですが、1.8kmある高架部分の殆どは滝沼川という水路の上に建設されています。 周りはほとんど田んぼとはいえ用地買収も大変だっただろうにと思ったのですが、なるほど川の上部を利用していたわけですね~ |
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なので川の流れから外れる場所ではこんな風に「いかにも」暗渠っぽくなってたりもします。 | もちろん暗渠っぽい方に進むと、うらぶれた感じの暗渠の公園が続いていました | 上江橋の東側で荒川サイクリングロードに到着。前に見えるのは川越線の踏切ですが、よく見ると単線なんですよ~ |
たまに話題になるネタとしては、直通運転しているため、ひとつの路線であるように見える埼京線と川越線の区切りは一体どこなのか?という話があります。 埼京線と川越線ではイメージが違うので埼玉県民の中ではこれは非常に重要なこと(ウソw)であり、複線となっている日進駅までは埼京線では?という議論もあったりなかったりするのですが、残念ながら埼京線は「大宮駅」までとなっているようです。 |
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そんなどうでもいいことを考えながら荒川サイクリングロードを南へ。荒川沿いの雄大な景色をみていると埼京線のことなどどうでも良くなります | 途中、ラジコングライダーのグループを発見し話を聞きながら休憩。小さいものだと数万円で買えると聞き急速に欲しくなるw | お昼スポットに向かうため羽根倉橋手前にて荒川とは一旦お別れ。写真は鴨川にかかる人道橋~ |
さて昼食です。 1.うどん |
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というわけで、おそらく埼玉県内に1店舗しかないであろうウィグル料理の店「ムラト」にやって来ました。はたしてウィグル料理とはどんな料理なのか・・・? | ウィグル料理のメインは羊肉ということでラムのシシカワブ。1本180円とリーズナブルだけどいい味付けだ | ウィグルの伝統的な料理の一つだというラグメン。トマトベースっぽい味付けで美味い |
う~ん、シルクロードな味がするね、よくわからないけど(笑) 1種類の料理だとつまらないので3~4人でいってシェアするのが楽しいかなと思います~ ウィグル料理で体の中からシルクロードを満喫したので再び荒川サイクリングロードへ戻ります。 |
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一本裏道に入ったら大通りとは雰囲気が一変。さすが浦和、懐が深いぜ | さいたま市桜区役所脇にある「さくらふれあいロード」。どうやらここも暗渠上の遊歩道らしい | そして桜区の公用車がピンクだったという衝撃の事実・・・ |
このまま荒川沿いを下っていけば東京~葛西臨海公園までいけちゃうのですが、もちろんそんなコースではなく彩湖あたりをブラっと散歩しに行きますよ。 |
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彩湖の入り口にある昭和水門。小さい頃、父親とよく釣りに来た記憶があるのですが、どう考えても排水路の末端であり、すごい所で釣りしてたなとw | 彩湖の駐車場ではデコトラのオフが開催されてて気合の入ったトラックがズラリ。あの運転席からの眺めは一体どんなだろうか? | 荒川の洪水から東京を守る遊水地である彩湖ですが、平常時の土手からの眺めは穏やかで素晴らしい |
さて、冒頭にも書きましたが今日は3/11。 |
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東北方面に向かって黙祷を捧げる皆さん。 | 一方彩湖の湖面にはのんびりと浮かぶウィンドサーフィン。いつまでもこういう景色だといいな~ | 彩湖とお別れして荒川土手の内側にある「さくら川」沿いにやってきました。 |
さくら川は浦和の田島団地あたりから流れている排水路で、さくら川なんていう風流な名前とは裏腹にがっつりとした排水路となっています(笑) |
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途中で見つけた会社、その名も「健やか人生福はうち」。電話を受けるときはいつもフルネームなのだろうかw | レトロな雰囲気あるな~、閉店してしまってるのかとおもいきや、たまたま休みなだけで現役で営業中というからビックリ | 戸田競艇場の手前で笹目川に合流してさくら川は終了となります。そして笹目川はこのすぐ下流で荒川に合流します |
戸田競艇場は、日中戦争の影響で開催されなかった幻の東京オリンピック(1940年)でボート競技を行う場所として整備された人口の水面です。(その後、1964年の東京オリンピックで利用されました) 西川口駅を挟んだ反対側には川口オートレース場もあるというギャンブル万歳な立地で、周囲にはワンカップを片手に赤ペンを耳に挟んだおじさまがウロウロしているとかいないとか(笑) かつて風俗の街として栄えた西川口とギャンブル万歳な戸田競艇&川口オートをつなぐいだ三角形のエリアを、荒川にちなんで「埼玉の欲望デルタ」と呼ぶというのは今思いついたウソですw |
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そんな欲望渦巻く戸田競艇。スタート前は穏やかな湖面ですが・・・ | スタートと同時に響く爆音!じつは競艇を見るのは始めてだったりしてかなりびっくりした~ | そんな競艇場のすぐ隣には大学のボート部の合宿所が並んでいて強弱がものすごい振れ幅なのです |
ちなみに戸田競艇のとなりにある戸田漕艇場はドラマ「愛という名のもとに」で唐沢寿明や江口洋介らがボートを漕いでいた場所なので、浜田省吾を聞きながら「鈴木保奈美は最高だったなぁ」とか「チョロが死んだときは泣いたなぁ」などと考えながら走るとより良いのではないかと思います(笑) |
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そのままボート池に沿って進むと公園の東端に旧戸田橋の支柱が展示されています。昔の橋ってカッコいい! | この辺ってなにげに水路が多いんですよね~。水路マニア的には探索しがいがあって楽しいのです | 上戸田川を上流に向かって探索中。新幹線の高架手前の川沿いは遊歩道的に整備されていました |
水路があったら辿りたい。 もちろん暗渠があったらその上を走っちゃうよ♪ というわけで、戸田市は水路マニアの天国だった(笑)複雑に流れる水路、住宅地の中で無造作に蓋された暗渠、時間があったら1日グルグル楽しめると思いますが、たぶんポタおじさん以外は付き合ってくれない・・・ |
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このうらぶれた「裏道」的な暗渠がいいですね~。なんというか人生の裏舞台を見るみたいな | 途中合流のKさんと待ち合わせるため戸田市役所までやって来ました | 市役所の隣にある後谷公園。大きな池があるのでなにか水路に関係が・・・?と思ったのですが何もないみたい |
まだまだ暗渠の旅は続きます(笑) ここからは水路マニア仲間のポタおじさんが探索してくれたルートを走りつつ浦和付近まで帰ります。 |
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3/11追悼イベントがあったらしい戸田市文化会館で「千の風になって」で有名な秋川雅史を目撃。なんかラッキー♪ | 健康福祉の杜交差点付近から暗渠の遊歩道に突入~ | 途中で川の流れを見失うも、いかにも暗渠っぽい道を発見して走ってみたり。それにしても左のアパート「薄いw」 |
都市河川って住宅街の裏側をひっそり流れてたりして、それがそのまま暗渠になっているので、川をたどると自然と裏道を走ることになります。コレが面白い! | ||
錦町6丁目付近。畑の中を蛇行しながら進む暗渠の雰囲気がイイネ! | 妙に幅広な辻8丁目緑道。こんな広い緑道が突如現れるのは暗渠探訪ならではですよね | んで、笹目川に合流した所で暗渠探訪は終了。写真は六辻水辺公園のところにかかる木造橋 |
↑で登場する六辻水辺公園は埼玉を南北に流れる見沼代用水西縁の最下流部を利用してつくられた公園です。 |
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今回は六辻水辺公園には行かず、浦和の別所沼から武蔵浦和駅付近まで続く花と緑の散歩道を進みます。こちらその名の通り4月になると桜が綺麗~ | 周りがキレイな林になっててとっても雰囲気の良い別所沼公園 | 公園内で浦和で大人気なキャラ「うなこちゃん」を発見。ちなみに浦和名物はウナギだ |
別所沼公園にあるうなこちゃんは小型ですが、浦和駅前には大きなうなこ像があります。 なーんて考えながら走ってたら浦和には結構たくさんの「像」があるのです。浦和の人は「像」が好きなのか? |
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どうやら中学校跡に建っているらしい「ここに浦中ありき」と書かれた記念碑。ちなみに浦中はその後、埼玉県一の高校である浦和高校になります | JR北浦和駅の前にひっそりと建つ浦和レッズのキャラクター「レディア」 | 北浦和駅付近にある平和通り商店街にもレディアの陰が。。。 |
残りはブラリと散歩気分でさいたま新都心駅へ向かって終了となります。 この辺りも今まで何度も通っているはずなのに、新しい発見が!? |
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古民家サロンという看板に釣られて見に行ったら、ごく普通の「古い民家」だったり。。。 | うらぶれまくって廃墟化寸前の商店街の残渣を見つけたり、 | なんとなく昔の学校っぽいデザインの黒板メーカー「双葉黒板製作所」を発見したりしつつ帰ります |
途中何度も聞いたセリフ「こんなところ自転車乗ってなかったら絶対来ませんでしたよね~」 40年近く住んで十分に知り尽くしたつもりになっている家の近所にも、まだまだ面白いものや新しい発見があって、たまたま自転車でふらふら散歩してたら見つけちゃう。これですよ、これ(笑) そんなわけで、生まれてから38年住んださいたま市から住民登録が外れてしまったことに気がついた僕ですが、やっぱり埼玉LOVEだよなぁという感じで今日のところはおしまいです♪ |
さすがだ。このツーレポ。楽しかったような感じがいっぱいする♪
魚釣りの経験があったんだね。
また少しinaさんとの距離が縮まった感じがするよ(笑)
ちなみに某県船橋市もオート、競馬、かめねこ家のデルタ地帯・・・。
またね。
「はい、すこうち、です。」と短縮して電話にでるのかもしれない。 ぜんぜんっ、わかんない(爆)
>鉄分高めの某m氏が妙にテンション高かったのだけは間違いないw
はて、誰だろう(爆)
>栗さん
はい、小さな頃はよく釣りしてましたよ。
しかし、大人の階段を登るに従って気が短くなり、今はもうすっかり無理にw
>martyさん
試しにイタ電・・・、それはイカンか(笑)
7月(でしたっけ?)のイベント楽しみですねw