まだ雪が残る北アルプスの景色を満喫しながら戸隠神社・戸隠高原、大望峠、白沢峠と長野の名所を巡るサイクリング。昼食はいろは堂でおやきを食べます
まだ雪が残る北アルプスの景色を満喫しながら戸隠神社・戸隠高原、大望峠、白沢峠と長野の名所を巡るサイクリング
走行日 | 2009年5月 4日(曇) |
走行距離 | 63 km |
使用した愛車 | ミニベロ(ARKS501) |
コース概要 | JR黒姫駅→県道36号線→戸隠牧場→戸隠奥社→中社→宝光社→大望峠→鬼無里→いろは堂(昼食)国道406号線→白沢峠→白馬→篠の森上→山荘やまびこ(泊) |
春の長野は残雪の北アルプスの眺めが最高ですよ〜 ちなみに「天気が良い長野はこんな景色」だそうで、コレを見せられちゃ高速道路が1000円となったゴールデンウィークの渋滞覚悟で行かないわけにはいきませんよね(笑) が、しかし! ツーリング1日目である今日は、JR黒姫駅から県道36号を登って戸隠神社へ、道なりに下って再び登り大望峠から北アルプスを眺めた後、鬼女紅葉の伝説が残る鬼無里でおやきを満喫し、白沢峠を超えて白馬へと至る63kmを走ります! |
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JR黒姫駅にて集合! この付近(信濃町柏原)は俳人小林一茶のふるさとということで、駅前や街のあちこちに句碑が建っていました |
駅前のメインストリートも「一茶通り商店会」。町並みにはこんな古い建物も残っています。 | 県道36号を西へ向かうと早速「黒姫山」と「妙高山」が出迎えてくれます♪ |
天気はちょっと悪いけど、山頂部に残雪をたたえた山並みはキレイですよ〜 早くも景色を満喫しながら県道36号を登ります。 |
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標高の低いところでは桜・梅・タンポポ・スイセンなど春の花が全部一気に咲いており、まさに春満開! | この辺りでは木々にも緑が多く、春の雰囲気が漂っていますが、登るに従って冬へと近づいていきます。 | ふと路肩を見ると、まだ雪が残っているのを発見。冬と春が混在してる〜 |
県道36号は戸隠牧場や戸隠奥社がある辺りまでひたすら登り(汗) と信じてひたすら登ります〜 |
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標高が上がるにつれてだいぶん冬枯れた感じになってきましたが、時折、山桜が満開を迎えていたりして、なんだかホッとします。 | できれば知らないでいたかった・・・ 10%の勾配って言われると余計に辛く感じるよ! |
じょじょに坂が緩やかになってきた辺りで、戸隠山と思われる山並みが見えてきましたよ〜 |
スタート地点であるJR黒姫駅からぐいぐい登ること10km位。 標高100mで気温は0.6℃程度下がるはずなので、標高650mの黒姫駅周辺とは3℃程度しか気温は違わないはず。 なんですが、周囲の景色はすっかり冬山! |
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戸隠高原周辺では雪解け水がコンコンと流れ、所の周囲の湿地帯には水芭蕉の花が咲いていました。 | 鳥居川と思われる川の流れの向こうに北アルプスの山並みが見える絶景ポイントも! | 戸隠牧場の周辺にはキャンプ場の他、水芭蕉を愛でながら歩ける遊歩道がありました〜 |
ようやく冬が終わり少しずつ春の兆しが見えてきた高原の景色を楽しみながら進んでいくと、突如として渋滞する車の列が! |
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戸隠神社の奥社は県道から2km奥に入ったところにあり、そこに至るまで雰囲気の良い参道が続いているということなのですが、 | 今回はあまり時間に余裕がないので入り口だけチラッと覗いてみました。 | 朝4時起きで家を出てきたのでさすがにお腹が空き、思わずそばまんじゅうを購入(笑) |
ゴールデンウィーク+式年大祭とはいえ、こんな山奥の神社があれほど渋滞するとはビックリ。 |
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どこにも寄らないのも寂しいので戸隠神社中社に寄り道。知恵の神とされる天八意思兼命が奉られているそうです。 | 境内には樹齢900年とされ天然記念物にも指定されている三本杉があり、コレを見ただけでも満足っていうくらいの立派! | そしてこれまた立派な社殿!天井には狩野派の天才絵師、河鍋暁斎が描いた「龍の天井絵」があるそうです。 |
戸隠神社の中社を過ぎるとコースは一変、下りとなります。 しかも渋滞の列が続く戸隠市街をかなりの斜度で下る、なかなかスリリングな下り。 |
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そんな下りに意識を集中しながらも周囲を見ると古くから戸隠神社の宿坊として栄えた趣ある旅館が並んでいたりします。写真は「宿坊 武井旅館」 | 宝光社の手前にある築山館には、ワシの意匠が飾られた立派な門柱が立っていましたよ。 | 270段あるという宝光社の階段・・・。今回は無念の素通り〜 |
戸隠市街の喧噪がようやく静かになってきた辺りで、県道は長野方面へ向かう76号と鬼無里方面へ向かう36号とに分岐しています。 我々はこの後、おやきを食べて白馬に向かうので鬼無里方面・県道36号へと進みます。 |
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県道36号に入ると先ほどまでの渋滞が嘘のように静かな田舎道でした。やっぱり自転車はこういう道の方が楽しいね〜 | 道の脇には名もないけどとても綺麗な沢が流れており、心が洗われるようなのです。 | 道ばたにはスイセンや山桜が咲き、のんびりとした日本の田舎風景満喫です♪ |
このままこんな風景を眺めながらのんびり下っていきたいね〜 という願いは聞き入れられず、上楠川の集落を過ぎた辺りから、大望峠まで標高差200mほどの登りとなります〜 |
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登ること20分。 だんだんと景色が開けてきたなぁと思ったら、もうすぐ大望峠に到着です! |
大望峠はその名の通り槍ヶ岳から白馬岳までを一望できる絶景スポットなのですが・・・ | あいにくの天気で山並みは薄らボンヤリとかろうじて見える感じ。写真ではちょっと厳しいか? |
大望峠を過ぎたら、後は鬼無里まで一気に下ります。 | ||
途中の集落にはちょうど見頃を迎えた立派な桜の木があったり、 | 峠下バス停のすぐ脇には謎の古い客車が置いてあったり、 | 小川を跨ぐようにたくさんの鯉のぼりが泳いでいたりと、下りながらも面白い風景が続いていました。 |
様々に変わる風景を満喫しつつ下っていくと、若干賑やかな雰囲気となり鬼無里の集落に到着。 ここで、乾し肉さんお奨めの「いろは堂のおやき」で昼食にしたいと思います♪ |
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鬼無里といえば鬼女紅葉の伝説らしいのですが、その主人公である鬼女紅葉の菩提寺といわれる松厳寺もあります。 | 今日のお昼は「いろは堂」のおやき。 長野でも美味しいと評判のおやきだそうで、3時近いのに天内は大混雑〜 |
おやきには焼いたモノと蒸したモノがあるのですが、いろは堂は焼きおやきを販売しています。モチッとした皮の中に香り高い具が満載で美味い! |
いろは堂のおやきは通信販売でも買えるので家でも買ってみたいところ(笑) 実はここまでのルートには混雑して大変なことになっていた戸隠神社付近以外、食事を採れる場所がほとんどありません。 |
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鬼無里から白沢峠までは約15kmの長〜いヒルクライムなんですが、最初はこんな感じののんびりとした風景を緩やかに登っていきます。 | 国道406号は鬼無里街道とも呼ばれ、古い道なのか所々には石碑などがあったりもします。 | 宿泊も可能な温泉施設「鬼無里の湯」には、↑な水車小屋の他、キャンプに使えそうなコテージなどもありました |
鬼無里を出て10kmほどは、割と緩やかな登りを田舎的な風景を眺めながらのんびり走ることができるのですが、後半の5kmになると斜面がグッときつくなり道もつづら折れになります。 | ||
途中で発見した古民家。手前は古道具?奥にあるのは古民家で手打ちそばを食べられるという観音そばというお店。 | やっとの事で白沢峠頂上にある白沢洞門に到着〜。このトンネルを抜けると・・・ | 北アルプスを一望できる絶景ポイントなのです!もうちょっと晴れてれば夕焼けのアルプスがキレイだったかも〜 |
白沢峠からの眺めはホントに素晴らしく、延々と峠を登りトンネルを抜けた先に絶景があるというストーリーには感動すら覚えます。 |
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白沢峠から下る途中でも景色が開けた場所では、北アルプスの山々を眺めることができます。良い場所だなぁ、ここは。 | 路上の案内標識の上に、なぜか自転車のオブジェがついていました。 | トトロとかが出そうな無人の野菜販売所を発見〜 |
ときどき景色を楽しみながらも、登るのに比べたら下るのはあっという間。 |
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白馬駅周辺の平野部からは北アルプスが一望できます。この辺に済んでる人は幸せだなぁ〜 | 駅周辺にあったやけに怖い表情の横断旗立て人形。こういうの久しぶりに見ましたよ。 | 松川越しに見る北アルプスもなかなか雄大でした♪ |
あとは、信濃森上駅から白馬岩岳スキー場の麓のペンション街へ向かって長野ツーリング1日目は終了! |
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本日の宿泊は岩岳スキー場に隣接する「山荘やまびこ」設備的にはごく普通のペンション。 | 温泉は付いていないので、日帰り温泉施設「倉下の湯」に行きました。露天風呂からアルプスが一望できる絶景の温泉です♪ | 「山荘やまびこ」の夕食がすごかった!取れたての山菜の天ぷら、岩魚の塩焼きなど地域のモノをふんだんに使った食事が盛りだくさん! |
いや〜、やまびこの食事は素晴らしかった♪ という感じで1日目は無事に終了。 |
何かお天気は毎度こんな感じですよね。運がいいのは間違いないんだろうけど何だかなぁ〜。
黒姫の駅に降り立った時、何故か頭の中に「あずさ2号」の歌が流れてきました。ちょっと場所が違うようですが(笑)
おやきは場所をとらず携帯に便利だし、美味いし、種類もおかずになるものからおやつになるものまでたくさんあるしで、これはいいものですね。
>鬼無里から白沢峠までは約15km
長いとは思っていたけど、そんなに長い登りでしたか。でも白沢峠からのアルプスの眺めは最高!逆光と曇天で少々黒ずんだように見える残雪がかえって神々しささえ感じられました。
おおおおっっ北アルプスが素晴らしい!ぜひとも晴天の日に行きたいですね、こりゃ♪ うーん、でも撮影ばかりで進まないかな。
さて、鉄系のコメント。
古い客車ではなく、これは車掌車ですね(爆)。多分ヨ5000 という形式で昔の貨車に最後尾に必ず連結されていました。
>genさん
鬼無里から白沢峠までは、最初の緩い部分も含めてほぼずっと登りでしたからね〜。GPSのデータによると15kmあるみたいです。
ぼくも、なるほど長いわけだと思いました(笑)
>martyさん
おぉう、さすが鉄分の濃い方は一目で見抜きますね(笑)