激坂のヒルクライムレースとして知られる「ツールド美ヶ原」のコースを、レースとは別の日に折りたたみ自転車でのんびり走ってきましたよ♪
激坂のヒルクライムレースとして知られる「ツール・ド・美ヶ原」のコースをレース直前に走ってきました。あいにくの雨模様の中でしたが・・・
走行日 | 2008年6月22日(曇&雨) |
走行距離 | 51 km |
使用した愛車 | バイクフライデー・ポケットロケット |
コース概要 | 油屋本館→松本市野球場駐車場→浅間温泉街→美鈴湖→美ヶ原スカイライン→全国殉国学徒英霊慰霊塔→渋池→深志の森→武石峠茶屋跡(女鳥羽川源流)→武石峠→思い出の丘→武石峰→美ヶ原高原駐車場→雨堤池→浅間温泉街→ホットプラザ浅間→カレーの店デリー→JR松本駅 |
激坂のヒルクライムレースとして知られる「ツールド美ヶ原」は、距離21.6km、標高差1270m、最大勾配17%という坂馬鹿のためのイベントです(笑) 「最強激坂」の名前は伊達じゃありませんね〜 そんな激坂イベントにロードに混じって参加する度胸はありませんので、レース開催の1週間前にのんびりと登ってみようという松本オフ2日目。 微妙に。。。というか、天気予報は降水確率90%と確実に雨の予感を感じさせますが、「朝起きて雨が降ってたら車で登りましょう」なんて話しながら迎えた翌朝は曇り空。 果たして運が良いのか悪いのか(笑) 雨が降っていない以上決行するしかありませんので、登っちゃうよ、美ヶ原!! |
||
宿泊先である油屋旅館を出ると、ドンヨリとした雲行きながら雨は降っていません。誰もが「ホントに行くのか?」と思いながら出発w | 一旦下ってツールド美ヶ原のスタート地点である松本市野球場駐車場までやってきました。当日はたくさんの自転車乗りが集まるんでしょうね〜 | 浅間温泉街を緩やかに登って行きます。この辺りまでは余裕〜♪ |
温泉街を東へ走り抜けると徐々に登りがきつくなってきます。 で、温泉街を抜けるといきなりの激坂です。走り初めて間もなく、アップも十分に済んでいない状態での激坂登りはキツ〜イ! |
||
周囲に民家がまばらになってきたらいよいよ激坂エリアに突入です。 | しかもこの激坂、斜度が大変なことになっている上に基本真っ直ぐな道なんですよ。まさに絶望的な風景。 | 真っ直ぐな激坂を登っていくと朱色の鳥居が見えてきます。ここから先はつづら折れになり斜度が若干緩くなります。 |
現在の標高は約800m。 |
||
この辺りに来ると周囲に住宅等はなくなり雑木林の中を走ります。坂はきついけど気持ちいい場所ですよ〜 | コース中にはときどき展望が開けている場所がありますが、今日はあいにくの天候で全く見えません。 | タイミング良く雲に切れ間にハマれば松本市街を見渡す絶景に出会うことも〜 |
標高は1000mに差し掛かろうとしています。 右は登り左は下りですが、涙を呑んで「登り(美ヶ原)」方面へと進みます。 |
||
分岐点から先は少しだけ緩やかな斜面となっているのでちょっと足を休めるのに良い感じかも。 | 緩やかに走っていくとオレンジ屋根の「アルペン美鈴湖」が見えてきます。美鈴湖までもうすぐですよ〜 | 美鈴湖を過ぎたところにある、林道美ヶ原線開設改良記念碑。道の片隅にひっそりと銅像が建っています。 |
さて、美鈴湖に到着です。 ところで。。。 僕としたことが、大きな寄り道ポイントの写真を忘れるとは! |
||
あたりまえですが、美鈴湖から先もコースは相変わらず登りです。途中に全国殉国学徒英霊慰霊塔って看板があったのですが、寄り道すると後で泣きを見る予感がするのでスルーしましょう。 | 美ヶ原へ至るコース途中にはあまり見所はなかったりするのですが、霧にかすんだ様子が神秘的な渋池をいう池を見つけました。 | 標高1300mを越えた辺りで「深志の森」という看板がありました。周囲は白樺の並木道になっていていい雰囲気〜♪ |
えーと、写真からも分かるとおり雨が降ってきました。 う〜ん、ここまで登って来ちゃったしなぁ〜、どうせもう濡れちゃってるしなぁ〜、今更下るのもなぁ〜、と考えたりしながら黙々と登っていきます。 このとき下らなかったおかげで登りきることができたともいえますが、逆にこのときの判断でエライ目にあったともいえます(笑) |
||
ふと斜面を見たら、キノコが元気に生えていました。この雨で一気に伸びたんだと思いますが、植物のたくましさを感じますね。 | 鮮やかな紫色のアヤメが咲いてました。 | 標高が高くなってくると周囲にレンゲツツジが増えてきます。 |
雨だし霧が深いし周りの景色は見えないしなので無心でペダルを廻します。 | ||
坂は途中で緩やかになったりもしますが、下ったりする部分はほとんどありません。 | 武石峠茶屋跡 スタート地点から15km程走ったところにかつて峠の茶屋があった跡がありました。 |
武石峠茶屋跡のすぐ隣にある湧き水は、昨日最後に走った女鳥羽川の源流だそうです。 |
峠の茶屋跡があったということは「峠」が近いということですよね〜 峠=一番高いところという認識はあながち間違いではないと思うので、もうすぐ登りが終了では?という期待が膨らみます。 |
||
美ヶ原高原美術館方面へ行く分岐路の所をよく見ると・・・ | 「たけし峠」の文字! キター!美ヶ原の坂を登りきったか!? |
と思って油断してたら引き続き「普通に」登りです。どこが峠だ〜! |
走ったことがあるgenさんから事前に聞いていた情報では、最後の5kmくらいは緩やかな道を快走できるとのこと。 いつになったら快走モードになるのかなぁ〜と、思いながら走りますがこれがなかなか・・・ |
||
思い出の丘 武石峰や美ケ原高原、北アルプスの展望がよい丘ということですが、今日は霧しか見えません。 |
美ヶ原国有林 この辺りに来ると徐々に斜面が緩やかになってきて高原の快走コースとなります。レースではみんな飛ばすんだろうなぁ。 |
武石峰のちょっと手前周囲には木々も少なくなり展望が一気に開けます。 |
せっかくなのでパノラマ化してみましたよ♪ 晴れてたら「苦労して上った甲斐がある〜」と感激するくらいの景色なんでしょうね♪ ここから一旦、長い坂を下り再び登り返せばいよいよゴールです! |
||
美ヶ原高原はちょうどレンゲツツジが見頃。この雨の中、高級そうなカメラを構えている人がたくさんいましたよ。 | 美ヶ原高原駐車場 ゴール!!お疲れさまでした〜 |
ちなみに気温は16℃ 雨に濡れてびしょびしょなのでガタガタ震えるほど寒いです・・・ |
美ヶ原高原に生えているレンゲツツジですが、毒があるので注意が必要です。 ちなみにツツジを漢字で書くと「躑躅」という難しい字になるのですが、これは羊が誤ってレンゲツツジを食べたところ、足ぶみしてもがき、うずくまってしまったという意味なのだそうです。 怖いので見るだけにしましょう(笑) さて、苦労して登った美ヶ原ですが駐車場からの展望は一切見えないし、何より激烈に寒いのです。 |
||
登りはそれなりにキツかったのですが、下りは何しろ怖い! |
||
ズバッと下って登りで撮り損ねた美鈴湖をパノラマしてみました! 登るときは美鈴湖の先の激坂から上がってきたのですが、帰りはそのまま真っ直ぐ下るコースとなっているようです。 |
||
登るときは左手から登ってきたのですが下りは広い道を真っ直ぐ下っていきます。 | 浅間温泉の方へ向かう案内看板に従って下っていくと雨堤池という看板がありましたが周囲には池らしきものはありません・・・? | 雲の下まで下ってくると徐々に視界が開けてきました〜 |
かなり急なつづら折れを道沿いに下っていくと、浅間温泉の北端に到着します。 | ||
木村素衛詩 松林の中に碑のようなものがあったのでとりあえず覗いてみましたがイマイチなんだか分からず・・・ |
浅間温泉街まで下ってきました。 板張りのレトロな建物が古くからの温泉街を思わせますね。 |
街角にはフリーで使える飲泉所がありました。飲んでみたらちょっと硫黄っぽい香りがしましたよ。 |
いや〜、途中雨に降られたり、寒すぎたりしたときはどうなることかと思いましたが何とか無事に下ってくることができました(笑) 坂自体は「最強激坂」というほどキツクはないのですがその他の条件が悪すぎてある意味修行になってしまいました。 |
||
ようこそ最強激坂へ!! ツール・ド・美ヶ原という登りが温泉街のアチコチに立っていました。 |
日帰り温泉「ホットプラザ浅間」 お風呂は広々としていて快適でしたが840円はちょっと高いのではないかと。。。 |
登っている途中に源流を確認した女鳥羽川沿いを下ってJR松本駅方面へ向かいます。 |
温泉満喫〜。体も温まってやっとまともな感覚が戻ってきました。 朝から走りはじめて既に時間は14:00近くになっています。最後にgenさんお薦めのカレー屋で昼食を摂って帰りたいと思います〜 |
||
カレーの店デリー この土塀の建物、知らなかったらカレー店とは気が付きませんよね |
インドチキンカレー大盛:800円 ねっとりとトロミのあるルーは、程良くスパイスが効いていて美味しかったですよ♪ |
|
というわけで、なんとかツールド美ヶ原のコースを征服することができました。 そうそう書き忘れましたがスタート地点から美ヶ原高原駐車場までのタイムは2:35くらいでした。 途中でのんびり写真を撮影している時間を差し引いても、2時間半弱だと思うので完走はできてもレースとしては厳しいかな〜 やはり僕は、のんびり行くのが似合っているようです(笑) この後はあずさ号の中で大いに反省しつつ帰りました♪ |
今、自転車部屋で自転車たちを眺めながら反省材料の残りの金麦を飲んでいます。旨いね〜。
感想を2つ
その1〜誰もキツイと言わなかった事
行く前から「登るだけなら誰でも登れる」と言っていたので、持論が実証されて嬉しいことです。私自身も3回目にして、とっても快適に登れました。過去2回は全力を出し切った結果、ゴール時点では乗車姿勢のまま腰が固まってしまって真っ直ぐ立てなかったです(笑)。
その2〜寒かったかな?
昨年は雨具がなく濡れて下山する時は激寒でしたが、今年は雨具を着て濡れなかったら平気でした。サイクルジャージは高機能素材なので16度なら何とか耐えられるかな?
inaさん、あざみラインにも美ヶ原と同じく一定の傾斜の道です。ペースさえ掴んでしまえばそんなにキツくはないはず。最大傾斜は美ヶ原の方が急だったと記憶しております。
路面、おもいっきり濡れてますね〜
霧雨だったのでしょうか?
あの雨雲が覆われてる状況でこの天気は・・・
晴れ男は誰???(笑
金麦、私もはまりそうです。いや金麦の回し者ではではないです。ただの酒好きです。笑
genさんのエスコートのおかげで終始お話しながらの楽しい坂道でした。こういうのは初めての経験でした。
これをずっと夢見ていたので一生の思い出です。
大雨にならずにラッキーでしたが、この雨のせいで自転車ドロドロでした(美ヶ原の茶色い砂だらけ)。現在、スプロケまでばらしてお掃除中です。
参考までに、洗剤が切れたので、レスポウォッシュというものを新調したのですが、これがすごい、みるみるきれいになります。しかも簡単なコーティングまでしてくれるというものです。この洗剤はタンカー重油で飛べなくなった水鳥の洗浄にも使っているという優れものですと、お店の人が言っていました。ゴムとかを痛めないので安心して使えます。レスポの回し者ではありません。ただのレスポ好きです。笑
晴れ男は当然inaさんでしょう。inaさんとのツーリングで雨降ったことないので・・・信じて付いて行ってよかった。笑
あと忍太さんも晴れ男ですよね。この二人の行くところは雲も逃げていきます。笑
お泊りオフ最高ですね!
これだけの濃度の濃い内容を二日に亘って楽しめたし
反省会も帰宅を気にすることなく思う存分反省できたし
今思うと天気もほとんど気になんなかったし(脳内は常に青空だったかな?)
これからも季節に一回はお泊りオフを楽しみたいものですね!
>genさん
確かに今回は、坂がキツイ!という感じはあまりなかったですね。
僕も「登るだけなら」って所に同感です♪
僕はTシャツ+ウインドブレーカーしかかなったので寒さの方はやばかったです(特に下りが・・・)
>seenさん
霧雨では済まず、ガンガン降ってました(汗)
1日目はみんなの晴れ力で何とかなりましたが2日目は・・・
>ロケットさん
レスポウォッシュ、調べてみました。
我が家の汚れたポケロケ号もキレイになりそうなので僕も試してみようかと思います!
個人的にはロケットさんの巨大な雨具がビックリでしたよw
>かめねこさん
終わりよければ・・・というやつでしょうか(笑)
泊まりで出かけるといろんな意味でゆっくりできるのが良いですよね。
是非またやりましょう〜
晴れた日に上ったら最高だろうな〜。
というのが率直な感想。
また、いきましょう。
ところで、パノラマいいですね。
記憶が鮮明によみがえります。やっぱり、もう一度いこう。
天気のいい時に行ってみたいなぁ。
でも、あのお天気状態でよく走れましたよね。
ちなみに翌週のツールド美ヶ原は悪天候で中止だったようです。
ほら、その・・・僕を置いて行くから (笑)
今度は晴れた日に残念だった方々を引き連れて、行こっ!
>栗さん
>僕を置いて行くから
そうか!そうせいか(笑)
行く途中にも話してたんですが、サラリーマン的にはやっぱり土曜日がおおくなっちゃうので、すいません。。。
あの激坂に行かれたのですね。
昨年、いつまで続くのか分からない坂道を一人黙々ペダルを踏んで
上ったのを思い出してしまいました。
http://theopenroad.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_02ec.html
でも、また行きたいと密かに考えています。
毎度、素晴らしいレポートを楽しませていただきました。
ありがとうございました。
>ジークフリートさん
レポート拝見しました!
天気がいいとあんなに素晴らしい景色なんですね・・・
今回とは別世界の写真が並んでます(笑)
これはもう一度、天気のいいときにリベンジしなくてはいけませんね♪