多摩丘陵を自転車でお散歩しましょう♪東京都町田市から神奈川県横浜市近辺の多摩丘陵の地形を感じつつサイクリング
神奈川県横浜市と東京都町田市の多摩丘陵に残された緑の中を自転車で散歩に出かけましょう♪寺家ふるさと村周辺の谷戸の風景に感動しました
走行日 | 2008年9月 7日(曇) |
走行距離 | 35 km |
使用した愛車 | YAMAHON |
コース概要 | JR登戸駅→多摩川サイクリングロード→中野島中央通り商店街→二ヶ領用水→大丸用水→稲田公園→馬頭観世音塔→弁天通り→京王よみうりランド駅→よみうりランド→百合ヶ丘→王禅寺ふるさと公園→琴平神社→居谷戸→寺家ふるさと村→寺家乃鰻寮(昼食)→恩廻公園→廣慶寺→西谷戸横穴墓群→三輪緑山→TBS緑山スタジオ→こどもの国→奈良川→恩田川→境川サイクリング道路→鶴間公園→東急南町田駅(グランベリーモール)→JR町田駅 |
今日はgenさん主催による多摩丘陵オフ♪ スタート地点、genさん以外の参加者には今日のコースがどんな物なのかサッパリ分かりません。 |
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登戸駅を北側に出て一つ目の信号を右折すると、 | 多摩川サイクリングロードはすぐそこ!この風景、以前走った際にも撮影した記憶が・・・ | 多摩川サイクリングロードは川に近くて気持ち良いよなぁと思いつつ低い土手の上を走ります。 |
多摩川サイクリングロードはなかなか気持ちいいのですが、今回は2km弱でサクッとお別れ。 |
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中野島中央通り商店街 「商店街」ということでもちろんお店も多いのですが、半分くらいは普通の住宅的な感じで落ち着いた感じの商店街。 |
商店街を抜けJRの線路を渡ると、キレイな用水路が流れ小さな田んぼが点在する風景が現れました。こういう用水路が流れる街って憧れます♪ | 二ヶ領用水 今から400年前に徳川家康の命で造られたという用水路です。用水路としても現役ですが、この辺りは親水公園となっています。 |
かつて稲毛領・川崎領(あわせて二ヶ領)を潤し、将軍家の御飯料にもなったという上質米の生産を支えていた二ヶ領用水を多摩川からの取水堰である上河原堰の方へ登っていきます。 大丸用水跡、JR南部線を通過して、交差するように流れる三沢川のサイフォンの処まで来たら、今度は三沢川沿いへと進みました。 |
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住宅と住宅の隙間にある怪しい隙間が大丸用水跡。ここにはかつて水争いの種にもなったという重要な水路が流れていたようです。 | 稲田公園で一休み〜 早速気になるあの人の愛車をチェック(笑)毎回会うたびに皆さん何かが変わっているのが面白いところ〜 |
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しばしの休憩のあと、名称不明の水路に沿うように住宅街を西へ。 あとで発見した案内看板によると、先ほどのY字路を右へ進み多摩川と交差するところにかつての「矢野口の渡船場(多摩川原橋付近)」があり、この道は渡船場道と呼ばれていたそうです。 |
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馬頭観世音塔 市内に現存する最古の物といわれる馬頭観音で、渡船場道に沿って流れる水路の脇に連なるように石碑が建っています。 |
渡船場道が川崎街道と交差する場所には、石橋供養塔、地蔵菩薩、銀杏の木なども残されており、この付近が古くからの交通の要所であったことを物語っています。 | 川崎街道を信号へと迂回しつつ渡り、先ほどの対岸へ来ると「弁天通り」という商店街に続いていました。 |
弁天通りの名前は、この道を進んだ先のよみうりランドの麓にある威光寺境内の弁天洞窟が由来だそうです。 約1500年前の横穴式古墳をもとに、明治の初めに弁財天を祀るために掘られたもので、洞窟の中には様々な仏像が祀られているそうです。面白いのが見学の方法で、そんなちょっと怖げな洞窟の中を蝋燭1本を頼りに歩くんですよ〜。怖い怖すぎ、でも見たい! |
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弁天通りを抜けると目の前にこんもりとした丘陵地帯が見えてきます。もちろんこれからアレを登りますよw | 付近には果樹園なども多く、アチコチで梨や葡萄が売られています。うまそう〜 | たぶんこの付近に弁天洞窟がある威光寺があるはずなのですが、既に我々は坂を登るのに必死なわけで。 |
京王よみうりランド駅からよみうりランド入口まで続く通称「ランド坂」。 と油断していたのですが、なんとロー側(軽い方)のギアが入りません、明らかに整備不足というか年に2回くらいしか動いていないので拗ねちゃったみたいです(笑) |
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それでもまぁなんとか登りきって、稲城・府中方面を見渡す絶景を眺めます。それにしても短いけどスゴイ坂だった。 | 登りきった先には、「よみうりランド丘の湯」がありひと風呂浴びたくなりますが、旅はまだ始まったばかり。後ろ髪を引かれつつ先へと進みましょう。 | よみうりランドからズバッと下って、高石歩道橋下交差点まであっという間。下るのはホントラクチン〜 |
さて、前半は多摩川沿いに広がる平坦な土地を走ってきましたが、ここから本日のテーマである多摩丘陵に突入となります。 丘陵とは?(引用-Wikipedia) というわけで、注目すべきは「小山あるいは丘の続く地形」、つまり登ったり下ったりしている修行向きな地形ということですね(笑) これだけ開発しまくったら、そりゃタヌキも大変だったろうと(笑) |
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百合ヶ丘近辺 丘陵の縁に沿って南北に続く道を進みます。これがまた結構な坂でここに住んでいたらヒルクライム力が大幅に鍛えられそうな予感がしますよ。 |
丘を登る道はこんな感じでもはや自転車では不可能な感じ・・・。近くて遠いご近所さんですね(笑) | 対岸の山の斜面にはゆりが丘ヴィレッジが建ち並び凄いことになっています。 |
生田南郵便局前交差点付近で百合ヶ丘の登りは最高地点となり、ここから東百合丘に向かって下りとなります。 といっても、一つ一つの標高差は最高でも100m位なのでたいしたこと無いんですが(笑) 百合ヶ丘の「丘」を下ると王禅寺に入ります。王禅寺の地名は、この付近にある星宿山華厳院王禅寺に依るもので、「東の高野山」とも呼ばれたお寺だそう。 |
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王禅寺ふるさと公園 丘陵地帯を使って作られた、池と小川のある綺麗な公園ですが自転車乗り入れ禁止なので、入り口付近の東屋で小休止。 |
王禅寺ふるさと公園に沿うように西へ進むと、朱色の大きな鳥居が見えて来ましたよ〜。この立派な鳥居は琴平神社です。 | そのまま真っ直ぐ進み一旦県道12号を進んだ後、鶴見川を渡って寺家町に入ります。 |
多摩丘陵、タヌキが開発阻止に立ち上がるくらいなのでかなり宅地化が進んでますね〜 |
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鶴見川を渡ると急にのんびりとした村落の雰囲気に。道沿いの果樹園では、まだ青い柿が少しずつ身を大きくしていました。 | 緩やかな坂を登っていくと貯水池を発見 どうやらこの付近の田畑の水源となっているようですが・・・? |
なんか周囲に家族連れが多いなぁと思ったら、らでぃっしゅぼーやのイベントが開催中だったみたいです。 |
この付近は「寺家ふるさと村」。 ここが横浜市内というのにはかなり驚きです! ちなみに、こういった地形のことを「谷戸(やと)」といいます。 丘陵地がある→山肌に湧き水等が起こり水の流れができる→流れによって斜面が浸食される→浸食が進むほど谷が深くなる ここ「寺家ふるさと村」も地形の起こりは同じだと思うのですが、実際に走ってみるとこの深く丘陵に切れ込んだ谷が水の流れの浸食によってできたとは心の底からビックリです! |
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茶室白心庵&喫茶青心亭 手前にあるうどんの看板もさることながら、奥に見える「氷」の文字に皆さん心を動かされた模様。今日は暑いですからね〜 |
谷になっている部分は、細長い田んぼ。 谷の部分は周囲からの水が集まりやすいので田んぼを作るには適した場所だったのでしょうね〜 |
寺家町小川アメニティ どうやらわざわざ小川と水車小屋を作った模様?この風景にこういうのは蛇足ではないかと? |
いや〜、すごい! 雑木林と田んぼ、その中をサラサラと流れる用水路、非常に気持ちいい場所ですね〜グルッと1周すれば暑さでダレた気分もスッキリするというものです♪ |
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パノラマしてみた。 こんな風に浸食で残された丘陵部は雑木林、浸食でできた低地部は田んぼとなっていて、その間には田んぼを潤す用水路が流れています。 |
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最近滅多に見かけない気がする案山子(カカシ)を見つけたので愛車YAMAHONと共にパチリ♪ | 谷を一番奥まで進んでくると、一番奥には農業用貯水池である「大池」がありました。 | 大池から田んぼを見下ろしてみると、微妙に棚田形式になっていることが分かります。 |
大池がある様な谷戸の一番奥を「谷頭(こくとう)」といい、こういった「谷+川+池」といった組み合わせは結構アチコチにあります。 うん♪良いものを見せていただきました〜 ホントは終点予定地である東急南町田駅付近で昼食を〜なんて言ってたのですが、大人数での移動は思いの外時間が掛かりもうすっかり昼食らタイム。そこで寺家ふるさと村内に建つ公共施設「四季の家」に併設されている御食事処「寺家乃鰻寮」で昼食を取ることにしました。 |
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寺家乃鰻寮 「田舎そば・うなぎ」の文字が気になって仕方有りませんw |
そこで注文したのは「うなトロ丼:1300円」 鰻半分、とろろ半分のスタミナたっぷり系のドンブリで、トロロ部分が予想以上においしかったかな〜 |
食事を終えたら寺家ふるさと村を後にして、鶴見川沿いに丘陵を迂回して緑山方面へ向かいます。 |
続いて丘陵地帯の北側を鶴見川に沿ってグルッと迂回し、丘陵の西側にある緑山を目指します。
緑山といえばTBSの緑山スタジオが有名で、genさんの話ではあの有名ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」もこちらで撮影されているそうで、日々あの中で嫁と姑の戦いが繰り広げられているのかと思うとドキドキですよ |
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かつての鶴見川の流れを利用して作られた恩廻公園を通り抜けていきます。園内には特に目に付く物はありませんでした。 | さらに進んで下三輪にある廣慶寺 山門多くに続く参道には、小さな鐘楼と様々な石像が並んでいてちょっと変わってますね〜 |
ふと山側を見ると岩壁に大きな穴が空いています。何だろ〜と近づいてみると「西谷戸横穴墓群」でした。6〜7世紀くらいの有力者のお墓だそうです。 |
ここまでは丘陵のへりに続く平坦な道をのんびりと走ってきましたが、緑山付近で再び登りとなります。 そうですね、ここも斜面に沿って造成された住宅地ですよ(笑) |
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中央を真っ直ぐ走るメインストリート。 車で登るなら良いけど自転車で登るにはちょっとキツいかも〜 |
TBS緑山スタジオの東側を走る旧県道 西側に新しい県道ができたため廃道になってしまいましたが、緑も多く自転車で走るにはこちらがGood♪ |
あまり歩いたりする人も少ないのか車道側に草が浸食しまくっています。でも、緑が多くて気持ちいい下りです〜 |
廃道を下り終えると「こどもの国」に到着。 |
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こどもの国 チラッと入口を覗いただけですが、寺家ふるさと村とは反対側の山の斜面にある広大な公園らしいです。 |
奈良川沿いには、綺麗に舗装された遊歩道が続いています。左手にあるレンタルボックスの看板には「不法投棄は5年以上の懲役、法人の場合は1億円の罰金」と書かれていてみんなで笑っていたのですが、これホントでした(汗) | 奈良川と恩田川の合流する付近は川の流れによって作られた低地になっており、広大な田んぼとなっていました。 |
右上の写真ではわかりにくいですが、周囲の住宅は一段高い丘の上に建っていて、川沿いの低い場所が田んぼとなっていました。 ウチの近所の見沼田んぼを思い出す風景ですね〜 奈良川と恩田川の合流地点から先は恩田川を上流へ向かいます。 |
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長津田の台地の縁に沿うように流れる恩田川 後でわかったのですが、どうやら恩田川サイクリングロードの一部を走っていたようです。 |
恩田川の流れは、川幅広く水深が浅い穏やかな流れ。ちょっと独特な処理水の臭いがするなぁと思っていたら、案の定、上流に下水処理場があり大量の水が放流されていました。 | しばらくすると流れは東京都町田市にはいるので、そこで恩田川とはお別れして市街地に入りました。 |
JR横浜線の線路を渡り、比較的新しく区画整理されたっぽい「つくし野」の市街地を登ります。 |
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鶴間橋のところで境川とぶつかり、ここから先は境川沿いを下流に向かいます。 | 横浜水道境川水管橋 東急田園都市線をくぐった後に突如目の前に表れるアーチ状の鉄管は上水を送るための水管橋です。 |
境川サイクリングロードは道幅は狭いものの、川のすぐそばを走れる上、周囲にはこういった花も多く気持ちいいコースでしたよ♪ |
余裕があればこのまま境川サイクリングロードを江の島まで・・・という思案もあったのですが、もともと崩れがちであった天気がそろそろ限界っぽいです。雲がドンヨリとして風も吹いてきたのでいつ雨が降ってもおかしくないかなぁ、と。 そこで当初の計画通り、東急南町田駅で終了することになりました。 |
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鶴間公園 境川と別れ、南町田駅の近くにある「鶴間公園」の林を抜けて駅に向かいます。 |
南町田の駅前にはグランベリーモールというアウトレットモールがあり、その中にモンベルショップがあるのでみんなでそこに寄り道〜 | |
モンベルのショップを出た後、いつも通り反省して帰ろうかと思ったら・・・、居酒屋がない! そこで雨に降られないことを祈りつつ、お隣のJR町田駅へ。 案内してくださったgenさん&ご一緒させていただいた皆様、どうもありがとうございます♪ 今回のツーリングでは横浜市という一見大都会風の場所にもああいった場所が残されてて、まだまだ近所も捨てたもんじゃないなぁと心から思いましたよ〜 |
自分でも意外に良いコースだったことに驚いています。
「寺家ふるさと村」なんて、地図上で面白そうだから行ってみようかと(笑)
どんなところか、全く知りませんでした。
inaさんの10月?のオフ期待していますよ〜。
>genさん
想定してなくてあの内容ってのは、素晴らしい嗅覚です(笑)
確実に良いポイントを見分ける勘が素晴らしいですね♪
いちおう、次回都内のんびりポタは概ねコースを考えたので後は日程かな〜
寺家ふるさと村は、素敵な雰囲気ですね。
行ってみたくなりました。
>ジークフリートさん
そうなんですよ〜、初めて連れて行って貰ったのですが横浜至近とは思えないほど素敵な田舎風景でした。
近所に行く際には是非立ち寄ってみてくださいませ〜