烏川・榛名白川サイクリングロードと長野堰サイクリングロードを繋いで高崎市内を水路巡りポタリング♪最後には長野堰円筒分水堰も見ちゃう!
サイクリングロードの整備状況が素晴らしい群馬県高崎市の「烏川・榛名白川サイクリングロード」と「長野堰サイクリングロード」という2つの自転車道を繋いで水路巡りポタリング
走行日 | 2009年1月18日(曇) |
走行距離 | 29 km |
使用した愛車 | バイクフライデー・ポケットロケット |
コース概要 | JR高崎駅→栄寿亭→国道17号→君が代橋→烏川・榛名白川サイクリングロード→白川橋→箕郷ふれあい公園→中部用水→長野堰頭首工→長野堰サイクリングロード→五万石義人堂→長野堰円筒分水堰→JR高崎駅 |
自転車仲間のかめねこさんがIKDでバイクフライデーtikitを購入するというので高崎までやってきましたよ。 で、せっかく高崎まで来たのに走らないで帰るのは勿体ないよね〜、 |
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普通のカツ丼とは違って、醤油ベースの甘みのあるタレがかかっています。これがあっさりした味わいで旨い。そしてジャンボカツでも660円と格安♪ | 駅から西へ向かい国道17号を烏川沿いに北へ。この辺りは自転車道がないので歩道を北上していきます。 | 頼政神社の隣にある高崎公園の裏手でひっそりと流れる滝を発見!車で何度も通ってるのですが初めて気が付いたw |
しばらく走るとサイクリングロードへ突入〜 まずは「烏川・榛名白川サイクリングロード」を北上します。烏川・榛名白川サイクリングロードは、国道17号と354号が交差する君が代橋の左岸からスタートしてます。付近まで来ると路面に自転車道であることを示す表示があるのですぐに分かると思います。 |
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君が代橋手前の舗道上には自転車道であることを示す案内が書かれています。さすが自転車天国・群馬県! | 君が代橋の名前は明治天皇が行幸の際に通ったことを記念してつけられたモノ。現在は新しい橋となっていますが、昭和6年に掛けられた旧橋の親柱が残されています。 | 案内に従って走ると、高崎市烏川緑地運動公園の中に進んでいきます。ここからしばらくは自転車歩行者の専用道です〜 |
自転車道は高崎市烏川緑地運動公園を走り抜けて行きます。 いや〜、あいかわらず群馬県の自転車道の整備に掛ける気合いは素晴らしい!これだけ立派なサイクリングロードが県内のあちこちに整備されているのだから、ホント自転車天国だよな〜。 |
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公園の中を走り抜ける道はとっても広々。もうちょっと暖かくなったら芝生に寝ころんで物思いに耽るのも良いかも〜 | 烏川の支流「天神川」をわたる自転車専用道。ホントお金掛けてるね〜、群馬県。さすがに首相をたくさん出してる県は違う。 | そのままのんびりと走っていくと、烏川と榛名白川の合流点が見えてきます。 |
烏川と榛名白川の合流点から先は、榛名白川沿いを走ります。 で、ここで問題なのですが、烏川・榛名白川サイクリングロードの北端ってどこまでなんでしょう(笑) |
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一旦、一般道を走った後、再び自転車専用道になります。ここまではずっと左岸を走ってきましたが、 | 白川橋のところで右岸へ。この橋がかなり古い橋なのですが欄干のコンクリートが崩れて所々補修してあるのが怖い〜 | 榛名白川の右岸は桜並木になっていて、あと3ヶ月位したらキレイな予感♪ |
一部の資料では烏川・榛名白川サイクリングロードの北端は↑の白川橋となっているみたいですが、実はその先も続いています。 しばらく右岸を走っていくと前方に長野新幹線の高架が見えてきます。ホントはこの手前の橋で再び左岸に渡るらしいのですが、うっかり直進。右岸だと高架の下をくぐることができないので少々迂回しつつさらに北へと向かいます。 |
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橋の架かっている辺りは村と村の境目なのか道祖神などが頻繁に奉られています。 | 突如目の前に現れた「渡れない橋」。作ってから結構時間が経っているように見えるのですが途中で諦めたの・・・!? | 寒空の下、釣り人がいるな〜、と思ったら、これ案山子なんですよ〜。いったい何のために? |
微妙に面白いモノがたくさんありますね(笑) ここまでは右岸を走ってきたのですが、箕郷ふれあい公園の手前の栄橋で道が無くなってしまうため左岸へと移動します。いよいよ北端が近づいてきましたよ〜。 |
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かなり古い予感がする栄橋を渡って左岸へ。それにしてもこの付近には古い橋が多いですね〜 | 箕郷ふれあい公園 たくさん遊具があるらしく、たくさんの子供達が遊んでいました |
公園内をさらに進んでいくと公園の北端で道が切れていました!ここをゴールとしましょう♪ |
帰ってから調べたのですが、烏川・榛名白川サイクリングロードの北端がどこなのかイマイチ分かりませんでした。 さて、高崎ツーリングも後半戦。 後半は、これまで登ってきた榛名白川を再び下り、途中で枝分かれしている「長野堰サイクリングロード」を走りたいと思います。 |
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左岸を下っていくと途中で枝分かれしている用水路を発見。これは中部用水というらしく、水路に沿って中部用水サイクリングロードが整備されているようです。 | ずーと左岸を下っていくと箕郷町下芝付近でいきなり道が無くなります(T T) このまま進んでも何とか一般道に出られるので大丈夫ですが・・・ | 一旦県道26号を走った後、白川橋のたもとから再びサイクリングロードに戻ることができます。 |
↑の中部用水サイクリングロードを東へ行くと、井野川(ホタルの里)サイクリングロードと繋がるようなので、早瀬川サイクリングロードと併せて周回オプションを追加しても良かったかも〜。 そのままサイクリングロードを南下していくと一旦県道26号と合流します。 そのままサイクリングロードへ・・・ 水路マニアの血が騒ぐ〜♪ さて、これから走る長野堰は戦国時代の長野業政がつくったものとされていますが、実はそれ以前から水路自体は存在しており中世以前の歴史についてはよく分からないのだそうです。 現在の長野堰は烏川に設置された「長野堰頭首工」によって取水された後、二つの川を伏せ越して長野堰サイクリングロードの起点へと至ります。 |
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新波橋で榛名白川の右岸へ渡ったところで長野堰の流れを発見。ここから遡っていくことにします。 | しばらく進むと暗渠に!後でわかったのですが、これは別の川を伏せ越している出口だったのです〜 | 川を挟んで反対側には水門とサイフォンの入り口がありました。 |
水路マニア的にはいきなりドキドキワクワクの連続ですよ♪ |
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烏川から長野堰にへと取水するために設けられた長野堰頭首工。最大時には6.797立法メートルの水を取水することが可能です。 | 頭首工の脇には竣工記念碑がひっそりと建てられていました | ちょっと写りが悪いですが頭首工で取水された水が勢いよく流れていきますよ〜 |
何ででしょうね〜、水が勢いよく流れているのを見るとワクワクするのは(笑) |
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長野堰のそばに大きな蔵と何かが奉られた塚を発見。水路と関係がありそうですね。 | 榛名白川の手前で再びサイフォンが設置されており、川を伏せ越しているみたいです。 | 新波橋を左岸へ戻り、伏せ越の対岸を見るとフェンスの裏に水路が流れているのが分かります。 |
伏せ越とは、水路同士を立体交差させる仕組みのことです。 長野堰にしても、ホントは榛名白川から取水した方が近いのですが、烏川の方が川を流れる水量が豊富であることから、わざわざ複雑な仕組みを使って取水しているみたいです。 水道をひねればすぐ水が出る現代では考えられませんが、かつては水を奪い合いが人の生死にも関わっていたというから、その名残ともいえるのではないかと。 |
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県道26号を離れて200mほど暗渠となっていましたが、再び水路が現れました。手前の石柱には「水神宮」と書かれていました。 | 両岸コンクリートの護岸ながら、美しいカーブを描きつつ水路が続いています。 | 水路沿いには小さな祠などがたくさんあったりして、一つずつ見て回るのも楽しげ♪ |
田んぼの中を〜、のんびりと〜、自転車道が続いています〜。 一部、「高崎環状線」のところで迂回が必要となりますが、それ以外のほとんどは水路沿いを走れるように自転車道が整備されていました。 |
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高崎環状線と交差する部分。若干迂回する形となりますが、歩行者用の地下道が整備されています。 | 自転車道と右岸の田んぼの間にも小さな水路が勢いよく流れています。水路幅を狭めた際に右岸の取水用に設置されたモノだと思われます。 | よく見ると、水路とは反対側の自転車道沿いにかつての護岸工の跡があったりします。 |
これらの「怪しい跡」は、かつて素堀で幅広であった水路をコンクリート護岸へと改修した際に、水路幅を狭くした名残でしょう。 |
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かなり大きな石に刻まれた長野堰改修記功碑。 | 信越本線と交差する場所には歩道橋まで設置されて至れり尽くせり♪ | 住宅地にはいると、数百mに一つくらいの割合でポケットパークが設置されています。 |
高崎市が発行している市内のサイクリングロードマップによると、この先にある「高崎市総合文化センター」の付近で長野堰サイクリングロードは終端となっています。 しかし、実際にはその先にも遊歩道は整備されており、しかも、長野堰最大の見所と言っていい寄り道スポットもありますので、そちらもきっちり押さえて帰りたいところ(笑) |
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市街地に近づき周囲の景色はすっかり住宅街。この辺りになると水路にペットボトルが流れてたりして微妙な気分に〜 | かなり大きな分水工「請地堰」。ここから先は一旦流れが暗渠となります。 | 総合文化センターを過ぎてそのまま走るとJRの線路手前で行き止まりになりますが、右側に踏切があるのですぐ迂回可能です。 |
JRを迂回した跡は、自転車専用道という位置づけではありませんが長野堰沿いに一般道が走っているのでそれをさらに下っていきます♪ ときどき進行方向に向かってY字路になっている場所とかが複数あって、「あ、これって昔は水路が分水していた場所では?」とか考えながら走るのです(笑) |
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こんな感じのY字路が何度か現れたり〜。中州の部分にはかなり立派なお屋敷が建っていましたよ。 | 五万石義人堂。 明治維新の頃減税を訴えて蜂起した五万石騒動の際に、その総代が捕らえられ処刑された場所だそうです。 |
そして今日の見所「長野堰円筒分水堰」! 中央のサイフォンからあふれ出た水が、4つの水路に分かれる場所です。 |
長野堰円筒分水堰はここまで長野堰を流れてきた水を地獄堰、上中居堰、矢中堰、倉賀野堰の4堰に正確に受益配分されるよう設置された分水施設です。詳しい説明は避けますが、単純に水路面積を4つに分けたのでは本当の意味で正確に水量を分けることができないためこういった形状になっています。 かつて水の乏しい地区では、干ばつのたびに激しい水争いが起きたといわれそれを収めるために円筒分水堰が設置されました。 これで満足、と帰る前にもう少しだけ先に続く水路を見ていきましょう。 |
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上中居堰、矢中堰、倉賀野堰の3つの水路が平行して流れていく部分。なんて格好いいんだ!こんな風景なかなか見られませんよ。 | そしてそれぞれが別れていく場所では、美しすぎるS字カーブが!水路好きならこの造形には興奮せずにはいられません(笑) | で、大満足したのでJR高崎駅に向かい反省して帰りましょう♪ |
いや〜、「烏川・榛名白川サイクリングロード」と「長野堰サイクリングロード」周辺の風景も楽しかったですが、やはり最後の「長野堰円筒分水堰」とその後の水路の造形には興奮しましたね〜。写真だとイマイチこの感動が伝わらないと思われるので高崎においでの際には是非その目で確かめてみてくださいませ♪ 群馬県はこの他にも多くの自転車道が整備されていて、それぞれかなり立派なので、これからも機会を見つけては探検してみたいと思います〜 |
高崎のIKDさんへは、一度行って見たいと思っています。
実は自転車仲間からポケロケを譲っていただいたんですよ。
まだ、輪行は一度だけで、要領をつかんでいませんが。
もろに我が家の前を通過されてましたねぇ(爆)
実はもう4年くらい住んでおりますが、長野堰円筒分水堰の存在は知りませんでした。
うーん、次回の続きは、ぜひ参加させてもらいたいなあと思ってます!
>ジークフリートさん
おぉっと、ポケロケ仲間ですね!
最初は輪行めんどくさい気もしますが、慣れると快適だと思いますので是非ご活用下さいませ〜
>じょんさん
ご近所を通過してましたか!
たぶんきっと、そのうちまた誰かが購入すると思うので、その時は是非♪