印旛沼サイクリングロード＆ウナギポタ｜折りたたみ自転車♪　YAMAHON(ヤマホン)で行こう！

印旛沼サイクリングロード＆ウナギポタ

印旛沼サイクリングロード＆ウナギポタ印旛沼周辺のサイクリングロードを快走！そして美味しいうなぎも食べちゃうよ♪

走行日	2012年10月27日（晴）
走行距離	58 km
使用した愛車	ルノー(RENAULT) AL-FDB14
コース概要	京成佐倉駅→さくらふるさと広場→金メダルジョギングロード→双子公園→印旛捷水路→酒直水門→うなぎ　さかた(昼食)→松虫寺→マツムシコーヒー→阿宗橋→道の駅やちよ→ゆらゆらばし→京成勝田台駅

千葉県最大の面積と日本有数の「汚染度」で有名な印旛沼。その周囲には、東京湾に繋ぐ新川遊歩道と利根川に繋ぐ長門川沿いを含めて約50kmのサイクリングロードが整備されています。今回は、そんな印旛沼のサイクリングロードの一部を走って利根川まで向かい、途中で激うまのウナギを食べちゃおうというオフをitaさんが企画してくれました。毎年恒例となっているこの企画ですが、実は僕、今回が初参加なんですよね～というわけで都内から電車に揺られること50分くらい。集合場所である京成佐倉駅にやってきましたよ。

ちんまりとカワイイ京成佐倉駅。集合時間を間違えて1時間早く着いちゃったのは内緒だ。	印旛沼方面に向かってスタート。と、いきなり焼きおにぎり専門店を発見。レアだなぁ	住宅地を数分走るとすぐにこんな広大な風景に。う～ん、気持ち良いですね！
広大な印旛沼と、そこに接続する川沿いに広がる田んぼ♪ 江戸時代から200年以上の歳月を掛けて印旛沼の干拓が続けられてきたそうで、何度も財政難で中止されながら完成を見たのは1969(昭和44年)とつい最近だというから驚きです。公共事業は一度始めたら中止は難しいといいますが、ここまでやると感心を通り越して執念のようなモノを感じますね（笑）そんなことを考えながら田んぼの風景を眺めるのも、またひと味違った趣があるのですが、そうこうしているうちに最初の寄り道スポットである「さくらふるさと広場」に到着～

さくらふるさと広場ではちょうどコスモスが見頃を迎えており、大きな風車との組み合わせが素敵～	広場にはレンタサイクルもあり1日500円と比較的安価に利用可能です	なにやら屋形船のようなモノが係留されているのが気になって仕方ない。。。
さくらふるさと広場では、季節によって「春（チューリップフェスタ）」「夏（ひまわりフェスタ）」「秋（コスモスフェスタ）」が開催され、風車をバックに一面のお花畑を楽しむことが可能です。ポタリングの寄り道スポットとしては定番且つＧｏｏｄな公園ですね～。さくらふるさと広場は、印旛沼サイクリングロードの中程にあるため、ここから東西どちらにも進むことが出来るのですが、今回は昼食で激うまウナギを食べるという重要な目的があるので、利根川に向かって東側へと進んでいきます。ちなみに、ここから西側へ向かうとBUMP OF CHICKENの「続･くだらない唄」の舞台であるという噂の宿内公園があるのですが、それはまたの機会に。

とにかく大きい印旛沼の雄大な景色を眺めながら走ります。気持ち良い道だ～	どうもランナーが多いなと思ったら、この道「高橋尚子　金メダルジョギングロード」という名前らしいです	西印旛沼の東端を回り込んだところにある双子公園。ちょっとした休憩に最適～
地図を見ると分かりますが、印旛沼には東西二つの湖に分かれています。両方とも「印旛沼」という名前で分かりにくいので、東・西を頭に付けて呼ぶこともあるようですが、両方とも同じ名前なことから分かるとおり、元々は「Ｗ型」をした大きな一つの湖でした。双子公園がある辺りから南東に向かう中央排水路沿いがかつての湖だったところで、周囲の地名に「●●新田」というのが多いことからも、この付近が干拓地であることが伺えます。さて、そんなかつての湖を沿いを進むというのも良いコースなのですが、この先の印旛沼サイクリングロードは、さらにナイスなコースへと進んで行きます。それが「印旛捷水路」印旛捷水路は東西に分かれた印旛沼をズバッと真っ直ぐ繋ぐ水路で、下総台地の高台を切り裂いて作られた水路沿いの道は、他の印旛沼沿いとは異なり山深い渓谷のような風景となっています。たぶん、印旛沼周辺でも有数の絶景スポット！

双子公園を出発して中央排水路を横切る形で双子橋へ	双子橋から印旛沼を眺めるとキラキラの湖面で漁をする船が1隻。良い味出してる～	こちらが本日一番の絶景スポット印旛捷水路。とっても気持ち良いコースでお奨め！
印旛捷水路を抜けると東印旛沼に到着。ここからしばらくは、再び印旛沼沿いの雄大な景色を眺める形となります。この景色の変化が面白いですね～

田んぼの収穫は既に終わっていますが、緑の田んぼと青空のコントラストが良い感じ～	途中で発見したメタルアートミュージアム。写真が分かりにくいですが、金属製のオブジェと美術館になっている建物があります	今日は天気にも恵まれたのでこの青空！
正直、相変わらず印旛沼の水は綺麗とは言い難いのですが、それは気にせず主に空を見ながら走りましょう（笑）しかし・・・、全国有数の汚染度を誇る印旛沼ですが、実はこの水が飲料用にも使われているんですよね～。日本の浄水技術に感服といったところでしょうかｗ

ふと小さな船着き場を発見。どうやら漁業組合の漁港のようで、それぞれの船着き場に個人名が書かれているのが面白い	しばらくすると、サイクリングロードは印旛沼を離れて長門川沿いへと向かいます	印旛沼の水位を管理しているという酒直水門。
計画では利根川までサイクリングロードを整備する予定らしいのですが、現在整備完了しているのはここ酒直水門まで。この先も長門川沿いに利根川まで走れるのですが、今日の目的であるウナギを食べるため、ここで長門川とお別れして安食の市街へと向かいます。

酒直水門の上流付近。「釣り禁止！」とアチコチに書いてあるのに、アチコチに釣り用の台があるという不思議ｗ	本日唯一？かもしれない登り坂。しかし、シングルのルノーではキツイ！	安食の街並みは古い建物が多くてなかなか素敵。しかし、現在ウナギに向けて全力疾走中～
そしてついに到着しました、本日の昼食スポット「うなぎ　さかた」！うなぎの旬は10月！ウナギを食べるならこれ以上ない絶好のタイミングでやってきましたよ♪

和風で落ち着いた造りの「うなぎ　さかた」。店内に掲示がある「もずくがに」も凄く気になるけど、今日の目的はウナギだ！	特上：3,400円。ウナギとご飯が別々に出てくるので、好みに応じて乗せたりウナギのみで味わったり出来ます。	とろけるよ～、このウナギ、口の中でとろけるよ！香ばしいタレの風味と焼き加減でご満悦～
いや～、昼食としては高級すぎですが、良い物を味あわせていただきました。ちなみに特上の他に「上」もあり、こちらは2,800円。両方とも仕入れによって値段が変わり、今年はウナギの高騰によって、こんな価格になってしまったとのこと。さて、お腹も満たされたので午後の部に突入しましょう♪ 午後は印旛沼から少し離れ、周囲に開拓された田んぼの中をブラブラっと散歩した後、美味しいコーヒーが飲めるというマツムシコーヒーに立ち寄ります。

さかたを出て、一旦、利根川ＣＲを走りますが印旛排水機場のところですぐにお別れ、	長門川沿いの田園地帯へと進んで行きます。	この付近、田んぼの中に小高く盛り上げられた土手状の農道を進む、なかなか良いコースなのです
さらに田園地帯の道は続きます～周囲に台地があり、その内側に広大な田んぼが広がっている光景は、見沼田んぼによく似ています。

台地の縁の部分にたどり着くと、斜面林がちょうど良い木陰になっていました。	台地の縁をさらに進んで行くと谷戸（丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形）になっており、	その奥に目的のマツムシコーヒーがあります。
美味しいコーヒーが飲めるというマツムシコーヒー。。。その最大の謎は、なぜココにあるのか？なんですよ。だって、この付近は街どころが民家だってチラホラしかないような田園＆丘陵地帯で、そばにあるモノと言えば松虫寺というお寺のみ・・・雰囲気はとっても良いところなのですが、商売的にどうなのか心配で夜も眠れません（笑）

まずは松虫寺に寄り道。入り口には凄く立派な古木が建っています。	病にかかった聖武天皇の第3皇女松虫姫が、夢のお告げに従ってこの地を訪れ祈ったのが始まりという松虫寺。	鄙び具合が非常に良い感じで、古いけど丁寧に管理されていることが伺えます。
んで、松虫寺のすぐ隣にあるのがマツムシコーヒー。もともとは同じ千葉県のユーカリが丘にあったコーヒーショップだったそうなのですが2012年にこの場所に移転してきたのだそう。

こちらがマツムシコーヒー。自転車乗りに優しい店で入り口には自転車ラックもあります	僕、実はコーヒーって苦手なんですが。ここのコーヒーは飲めた！良いコーヒーは飲めるらしいｗ	これは焙煎マシーンでしょうか？予約すれば焙煎したてのコーヒーも楽しめるそうです
僕はマツムシブレンド（苦め）をいただいたのですが、隣でyoshiko2さんが飲んでいたアイスコーヒーが超美味しかった。アイスの方がお奨め！また、ランチタイムには1,000円くらいで美味しいコーヒーとピザなど軽食のセットも食べられるので、ここで昼食っていうコース設定もアリかと。

周囲にはなにやら洒落の効いたことが書かれた看板がたくさんあります。天気が良ければ庭園内の席もお勧め	マツムシコーヒーを出て再び印旛沼へ。途中で発見した怪しげな建物はどうやら印旛日本医大駅の駅舎の模様	広々とした道ですが車も少なくて快適～。これぞサイクリング！って感じ
あとはひたすら走るのみ～非常に快適なコースなのですが、車種選定を誤りルノーできてしまった僕は超辛いんだけど・・・

印旛沼沿いに出たところででコスモス園を発見して小休止。	師戸川の河口には小さな漁港も。	そろそろ夕暮れが近づいています。夕焼けに照らされたススキが黄金色に染まってキレイですね

印旛沼と新川の境にかかる阿宗橋。同時に印旛沼サイクリングロードと新川遊歩道の境にもなっており、写真の場所がＣＲのスタート地点です	夕暮れの空に一筋の飛行機雲。飛行機雲がキレイに見えた翌日は雨が降るなんて話していたのですが、実際翌日は雨だった！	道の駅やちよで小休止。日暮れ間近でピンチなのでここからは少々巻きを入れて走ります
阿宗橋から先は新川沿いに続く新川遊歩道を走ります。基本的に川沿いを進めるらしいのですが、一部未舗装の場所があるので迂回しつつ進んでいるウチに・・・。

日が暮れました！しかし、こんな事もあろうかとちゃんとライトを持ってきたので無問題だ。そして月もキレイだ！	新川にかかる吊橋「ゆらゆらばし」。中央にある丸いところが展望台になっています	そして京成勝田台駅にて本日のツーリングも終了～
ということで、印旛沼サイクリングロードと旨いウナギを食べるオフも終了～信号も少なく快走できるコースだけにルノーできてしまったのは失敗というか、ポケロケかロードバイクで来たら2倍くらいラクチンで楽しめたのではないかと思うのですが、こういった快走コースは久しぶりだったので、とっても気持ちよかったです♪ 千葉市街からも近く、都内からも１時間弱で来れる場所にこれだけ広大なサイクリングスポットがあるというのは素晴らしいことですね！