伊豆半島を自転車で1周するツーリング♪1日目は三島から西伊豆の海沿いルートを走って戸田・土肥・松崎などの観光スポットを巡りつつ石廊崎から弓ヶ浜を目指します
伊豆半島をグルッとまるごと1周するツーリングに出かけましょう♪1日目は三島から西伊豆の海沿いルートを走って戸田・土肥・松崎などの観光スポットを巡りつつ石廊崎から弓ヶ浜を目指します!
走行日 | 2008年3月29日(晴) |
走行距離 | 134 km |
使用した愛車 | ミニベロ(ARKS501) |
コース概要 | JR三島駅→三島大社→柿田川湧水群→旧東海道→国道414号→狩野川放水路→県道17号→淡島→大瀬崎→煌めきの丘→出会い岬→夕映えの丘→土肥→国道136号→魚清(昼食)→碧の丘→旅人岬→土肥金山→土肥達磨寺→恋人岬→田子港→堂ヶ島→松崎→雲見温泉露天風呂→烏帽子山→夕日ヶ丘→妻良港→あいあい岬→石廊崎→弓ヶ浜→民宿ますはら(宿泊) |
古くから日本有数の観光地として知られ、数多くの温泉地と漁港を抱える「温泉とグルメ」的な伊豆半島。 伊豆半島は、今から百万年程前にフィリピン海プレートに乗った島が本州に衝突してできた半島です。 特に今日これから走る西伊豆はアップダウンが激しいと噂され・・・ そんな西伊豆を走る為、新幹線に乗って三島までやってきた僕ですが、3日ほど前から「何か食べると強烈に吐き気がする」といった具合で絶不調(T T) 果たして本当に大丈夫か!? |
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新幹線で輪行するのは久しぶり〜 700系の新幹線は座席後ろのスペースが広くて輪行には最適ですね。 |
JR三島駅のホームに降り立つと富士山が綺麗に見えました!ツーリングのコンディションは最高な予感!? | JR三島駅まで自転車を準備して、伊豆半島1周へいざ出発! |
よーし、ガンガン漕いで伊豆半島を1周しちゃうよ♪ と、その前に・・・ |
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三島大社の境内は桜満開! もの凄い数の桜がかなりの密度で植えられており、早くもお花見モード全開です♪ |
境内ではいくつものカップルが挙式をあげていました。タイミング的にはドンピシャできっと良い思い出になるだろうなぁ | この桜の密度! もうね、参道全体がピンクに包まれてる感じですよ〜 |
三島大社の桜、凄かった♪朝から大満足。 富士山の周辺にはたくさんの湧水があるのですが、その中でも一日100万トンの水量を誇り東洋一の湧水といわれる柿田川湧水はとっても有名です。 これは見たい、どうしても! |
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8500年前に誕生し、今も毎日100万tの水量を誇る柿田川湧水。環境省の名水100選にも選ばれ周辺は柿田川公園として整備されています。 | 公園内にはいくつかの展望台があり湧水がコンコンと湧き出る様子を眺めることができます。凄い量が湧き出ているのが分かりますよ〜 | 湧き出た湧水は柿田川として1200mほど流れた後、狩野川へ合流し太平洋へと注いでいます。 |
柿田川湧水に隣接する「泉の館」では無料で湧水を汲めるということだったのですが、残念なことにボトルを持っていなかったので断念。ちなみに調べたらペットボトルでも販売しているようです。 さて、そろそろ本格的に走り出そうと思います。国道1号線から旧東海道経由で沼津方面へ、そこから国道414号で海沿いを走ります。 |
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旧東海道には、かつての雰囲気を感じさせる松並木が残っていたりします。 | 沼津御用邸記念公園の前を通過し、獅子浜〜江浦の集落を抜けると、 | 国道沿いに海が見えるようになってきます。ふと北側を見ると海の向こうに富士山が! |
西伊豆の海沿いルートでは、天気が良ければいたる所で富士山を眺めることができます。 いくつかの集落を過ぎ、山をくりぬくようにぽっかりと口を開ける狩野川放水路が見えてきたら国道とお別れして県道17号へ進みます。 ここまでは比較的車が多く窮屈な思いをしながら走ってきたのですが、ここから先は車の数が少なくなりグッと走りやすくなります♪ |
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狩野川放水路 山の下をくりぬくように巨大な水路が出現します。伊豆長岡近辺から狩野川の水をショートカットさせているようです。 |
海沿いの県道を走っていると前方にこんもりと「淡島」が見えてきます。淡島には淡島ホテルとか淡島マリンパークとかあるみたいですよ。 | 長井崎トンネルを迂回して旧道を長井崎方面へ行くと、桜並木の向こうに富士山を眺める絶景ポイントが!ラッキ〜。 |
西伊豆の出っ張りの北端を走っていく現在のルート。 |
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やま弥 民宿が兼業でやっている、美味しいと評判の食堂ですが、まだ時間が早いので通過しちゃいます〜 |
桜も綺麗なのですが、赤と白が一辺に咲く桃の花も綺麗ですね。 | 大瀬崎に登る途中では、桜並越しに富士山を眺められる場所があり、たくさんの方が写真撮影をしていました。 |
ここまでは割と平坦な道を走ってきたのですが、ここから先、伊豆半島の本領が発揮されます。 |
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登っている途中のいたるところでミカンやらポンカンやら甘夏が激安価格で販売されており、心惹かれます〜 | 峠を途中まで登ると半島から細く突き出すような形の大瀬崎を一望できます。それにしても不思議な形。バックには富士山も! | 下っている途中で身代わり不動尊を発見。4代将軍家綱のお墓と同じ石で作られたモノだとか。 |
山と海が接している海岸線は、ほんとアップダウンが激しいです。 |
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井田から戸田に向かうルートは再び標高差120m程度の登りです♪途中に煌めきの丘という展望台があり、こちらからも富士山がよく見えます♪ | 登り切った所にある出会い岬からは戸田港と御浜岬が一望できます。 | 戸田への下りは満開の桜並木♪ 途中には夕映えの丘という展望台(写真右)もあります。 |
今日走る西伊豆のルート上には、村と村とを隔てる標高差100〜300m程度の峠が、ざっと13カ所有ります。 日没が18:00位と考えると、あと5.5時間ほどしか無いわけでこれを書きながら改めて考えてみるとどう考えてもピンチです(汗) しかし、この時点で既に僕の頭は思考能力を無くしており、「やっぱ、伊豆に来たからには美味しいものを食べないと♪」というわけで、後のことは忘れて昼食タイムに入りたいと思います(笑) |
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本日の昼食は、戸田港の南側にある食堂「さかなや魚清」です。 | 魚清のイチオシは、戸田名物高足ガニ!ということで店内の水槽にはたくさんの高足ガニが泳いでいます。 | カニは高級すぎるので焼き魚定食:1470円をチョイス(笑)カサゴ×2匹というたっぷりな構成ですが値段は観光地価格ですね〜 |
ふぅ、カサゴの焼き魚美味しかった・・・♪ しかし、食事が出てくるのに予想以上に時間が掛かったため既に13:15です。 しかし戸田から舟山を経由して土肥に抜けるルートは、本日最高の登りの一つです。 |
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戸田港を見下ろしながらグイグイと登っていきます。残っていた写真によると海の眺めがすばらしいワインディングだったみたいなのですがいまいち記憶がない・・・ | 一つ目のピークを登り切った所にある碧の丘では、土肥方面の海岸線を眺めることができます。 | 一旦、下って再び登り返していると伊豆市(旧土肥町)の看板。あとはズバッと下って土肥を目指しますよ〜 |
昼食も食べたしエネルギー満点・・・のハズなのですが、非常に調子が悪く先日からの吐き気が悪化した上、スタミナ切れで足に力が入りません(T T) やばいぞ〜、これは。ご一緒しているgenさん&かめねこさんに大幅に後れを取り、ペースを合わせてくれている忍太さんと共にやっとのことで土肥に到着です。 |
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下りきった小土肥の集落にある栄源寺の桜が見事だったのでパチリ♪ | 土肥の手前にある旅人岬。旅人的には立ち寄りたいけど寄り道する気力がない〜 | 土肥といえば土肥金山 坑内観光や砂金取りもできるみたいなのでまたの機会に寄り道しよう〜 |
土肥から先は国道136号で海岸沿いをはしります。 折から体調が悪かった僕ですが、ついにここで大ブレーキ。。。 基本的に「まぁ、世の中何とかなるでしょう♪」というポリシーの持ち主ですが、このときばかりは路線バスに乗ってリタイアするしかないかなぁと真剣に考えましたよ〜 と、まじめに路線バスの運行図をチェックしたところ最低限松崎まで行かないとどうにもならないことが明らかになったので、そこまで死ぬ気でがんばろうかと(汗) 帰ってから写真をチェックしたらこの間の写真が一枚もなく、よっぽど辛かったみたいです。 |
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しかし寄り道は忘れません(笑) 恋人岬手前にある日本一の大達磨で有名らしい達磨寺。自転車のバッグに財布を忘れて本堂を見ることができなかったので写真は「普通の」達磨です。 |
右前方に恋人岬が見えているのですが、オヤジ4人組なので素通りさせていただきます。 | 宇久須の国道沿いは菜の花畑に桜が咲いていました。ここまで海ばかり見てきたのですが、伊豆は山側の風景も綺麗ですね。 |
走行距離でいうとやっとの事で半分を過ぎたばかり(75kmくらい)です。このままでは絶対ゴールできないと思われたのですが、何故かここで急速に体長が回復してきましたよ! 自転車に乗っているうちにデドックスされたようです(笑) で、すでに西伊豆を走ったことがあるgenさん曰く、「田子の周辺の国道はつまらないので旧道の方へ行きましょう」とのことだったので、そちらへ行ってみることにしました。 |
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旧道の入口は苔生した壁が良い感じの細道で、これまでのアレコレがウソのようにゆったりした気分に。 | 田子の町中は、みるからに小さな漁村っていう雰囲気でポタリングモード全開です。 | 堂ヶ島 駿河湾の荒波で削られてできた断崖絶壁が有名な景勝地です〜 |
JR三島駅をスタートしてから90km。 途中、「松崎まで行けたらバスでリタイア」とか考えていたのですが、すっかり元気になったのでガンガン行きましょう♪ 松崎の町中には県道15号沿いに続く桜並木とかなまこ壁とか、世界の中心で愛をさけぶのロケ地とか見所が沢山あるのですが、すでに時間は16時を過ぎ、しかも残りが40km以上あるという状況なので寄り道は自粛(笑) |
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松崎町を流れる那賀川に沿って桜並木が続いています。ホントは覗きたいけど入口からチラ見で〜 | と思ったら松崎から雲見方面へ向かう国道136号沿いも凄い桜並木でした♪ツーリング終盤のこの風景には感動ですね♪ | 桜並木の間から堂ヶ島が見えたりもします。右も左も絶景だらけ〜 |
松崎を後にして、松崎〜岩地・石部間、石部〜雲見間の二つの小さな峠(標高差100m前後)を越えていきます。 |
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桜並木が途切れたと思ったら道沿い一面に菜の花が咲いていました。サルに「追突注意」ってのも笑えます。 | この付近は海を眺めながら徐々に標高を上げていく絶景ルートです。少しづつ変わる展望が面白いですよ〜 | 雲見温泉露天風呂 海を間近に眺めながら温泉を満喫できるという波打ち際の露天風呂。次は絶対浸かってやるぞ! |
雲見温泉露天風呂の看板には利用期間が6〜9月となっていますが、最近は湯温が高くなっているので春くらいなら入れるそうです。 露天風呂を過ぎて一旦下ると雲見の集落です。 |
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雲見の集落の突端にそびえる烏帽子山。 登ると御前崎や南アルプスまで一望できる眺めだそうです。 |
太田川に沿うようにエッチラオッチラ登ります。既に脚は売り切れ気味で、徐々に夕暮れが迫る中、気力で登ります。 | 一つ目のピークを登り切ったところで南伊豆町に入ります。 |
南伊豆町に入り、一旦軽く下った後再び登ります。 |
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夕日ヶ丘で夕日を眺めるなんてロマンチック。まぁオヤジ×4人ですが。ネタ的には良いですが時間的には非常に危険です。 | 近所に波勝崎野猿自生地があるためか、「五猿(ご縁)の像」という銅像も建っていました。 | ここから先はずっと下り〜?という淡い願いを打ち砕くように2回ほどアップダウンを繰り返しつつ妻良港方面へと下ります。 |
えぇもう、夕日を堪能できるくらいなので日没も間近ですよ! 微妙に「寄り道をしすぎたせいだよ」という声が聞こえますが、反省はしても後悔はしないのできっと次には活かされませんw そして妻良港まで下り「これで今日の主な峠は征服したはず・・・」と思っていた我々の前に壁のような登りがそびえ立ちます。標高差にして150mほどの登りなのですが、かなりの激坂であり最後の最後にこれが現れたときのショックといったら言葉にできません〜 |
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妻良港手前で空を眺めると夕暮れの空に何本もの飛行機雲が出ていましたよ。 | もはやとっぷりと日が沈んでしまった後の妻良港。この後激坂の登りがもう1本あるとは! | 妻良トンネルまで登れば激坂も終了です〜。周囲はかなり日が暮れてきてかなり暗くなってますよ。 |
再び下って差田の集落へやってきました。 差田から県道16号を石廊崎方面へ向かうと、またまた標高差100mほどの登りが待っていました。っていうか周囲は真っ暗なので「道が登っているらしい」という以外はさっぱり分かりません(笑) |
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集落の辺りは外灯があるので明るいのです。外灯に照らされた夜桜も綺麗だなぁ〜とパチリ♪ | 集落を出ると国道でも真っ暗。 自転車に取る付けたライトの明かりだけを頼りに進みます。 |
真っ暗闇の「あいあい岬」。 明るければ奇石が並ぶ景観らしいので無理矢理画像補整してみたら、確かにそれっぽいものが・・・? |
時折見える夜の海。真っ暗闇の中に漁船の明かりがポツポツと。 しかし宿では先行&直行組の4人が我々の到着を待ってくれているので急いで進みます。 |
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石廊崎の駐車場近辺も真っ暗。 さすがに暗闇の中を歩いていく度胸はないので入口だけ撮影していきます。 |
石廊崎から大瀬漁港方面へと下り、後は海沿いを東へ向かいます。緩やかなアップダウンを繰り返す快適な道なので、明るかったら楽しいだろうな〜 | |
真っ暗な海沿いをひたすら走っていくと、県道16号は北向きへと進路を変え青野川に沿って進む形となります。 うぉぉ!本日の宿泊地である弓ヶ浜まで後もう少し! 本日の宿泊は弓ヶ浜温泉の「民宿 ますはら」 |
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海の幸を中心とした豪華なお食事♪ 予定より2時間以上お待たせしてしまってすいませんでした・・・ |
大人数ならではの豪華な舟盛り〜 どれも脂がのっていて旨い♪疲れすぎてはいますがそれでも食べますよ |
伊豆といえば金目鯛の煮付け♪ そこらで食べたら何千円もしそうなほど大きくて立派な金目を満足行くまで堪能! |
いや〜、これだけの豪華な食事が着いて8,925円とは安いよな〜 で、この後は部屋に帰って2次会。 伊豆半島1周ツーリング1日目、西伊豆の感想ですが、なんといっても様々な角度で海と富士山を望む景色がすばらしすぎます。コース中の全てが撮影スポットといった感じ♪ また、温泉やら古い街並みやら寄り道スポットが沢山ありもうちょっと時間を掛けて廻らないともったいないなぁという気もします。道中のアップダウンが激しいことを含めて、2日くらいかけてのんびり走れると西伊豆を満喫できるかも。 というかんじで1日目も終了。明日は東伊豆を小田原方面に向かって走ります! |
これまた、一気に書き上げましたね〜、しかも、いつも通りの充実度で一切手抜き無しと!素晴らしい!
今更感想を述べるまでもなく、これ以上は望みようもない最高のツーリングでしたね。西伊豆よりもいいと言えるコースなんて、日本に他にあるかな?
しいて言えば、あいあい岬にもう30分早く着きたかったけれど、些細なことです。
金目鯛の刺身も煮付けも本当に贅沢の極み。スーパーの寿司なんて、もう買う気がしませんよ。また、お泊りツーリングやりましょう!
genさん、伊豆ではいろいろお世話になりました〜
おかげさまで西伊豆完走できて良かったです(笑)
コース的にも見所がたくさんでとても楽しかったですね。
個人的にはやはりもうちょっとゆっくり見て回れる方が好みなので、次に行く機会があれば2日くらい掛けたいところです。
また、面白いコースがありましたら是非教えてくださいませ♪
そしてオフやりましょう!
今は楽しい思い出だけできつかったことは完全に忘れています。
今度はのんびりといろんな場所に寄り道したいですね。
やっぱ、伊豆は最低2泊は必要かも。
忍太さん、こんにちは。
それこそまさに自転車乗り的記憶術ですね(笑)
辛かった坂はさっぱり忘れて、次に行くときは「後少し」を連発するとw
西伊豆2泊は、全く同感ですね〜
今回は巻きすぎてチトもったいなかったかな。