入間市を散策できる「入間ふれあい茶ん歩道」をつないで折りたたみ自転車でサイクリング、里山と茶畑の風景を堪能しつつ入間川沿いの段丘に点在する湧水を訪ねます。
入間市が整備している「入間ふれあい茶ん歩道」をつないで、里山と茶畑の風景を堪能しつつ入間川沿いの段丘に点在する湧水を訪ねる入間市満喫の旅です
走行日 | 2007年9月16日(晴) |
走行距離 | 30 km |
使用した愛車 | バイクフライデー・ポケットロケット |
コース概要 | 黒須市民運動場→霞川→蓮花院→西洋館→西武入間市駅→霞川の桜並木→高倉寺→高倉の茶畑→加治丘陵→入間市青少年活動センター→八津池公園→旧入間グリーンロッジ→武蔵野音楽大学→旧サイクリングコース(南コース)→桜山展望台→愛宕神社→金子台の茶畑→龍池山観音→旧サイクリングコース(北コース)→西武仏子駅→野田河川公園(湧水)→谷田の泉→白髭神社→滝不動の湧水→円照寺(湧水)→アミーゴ→入間川→市民の森→笹井ダム→黒須市民運動場 |
埼玉県西部にある入間市は、茶畑が広がるのんびりとした里山の風景が素敵なところです。 旅のスタート地点は、入間川サイクリングロード(県道川越狭山自転車道)の終点でもある豊水橋のたもとにある「黒須市民運動場」。 今回は車で輪行してきましたが、さいたま市方面から入間川沿いを自走で登ってきても良いかもしれませんね〜 |
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黒須市民運動場では、たくさんの方々が野球やらサッカーやらを堪能中でした。 | 運動場の中を入間川と霞川が合流する方へ向かって行き、合流ポイントを確認したら霞川を上っていきます。 | 霞川はとても綺麗な流れで、川沿いに整備された遊歩道を気持ちよく進んでいきます。 |
霞川は、東京都青梅市にある「霞池」を水源とする長さ15.8kmの一級河川です。 ちょっとだけ霞川沿いを走った後、万年橋のところで右折して蓮花院へ向かいます。 |
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木々に囲まれて落ち着いた雰囲気の「蓮花院」 | 境内には、蓮華の花が咲くと思われる小さな池があり、その畔に彼岸花が咲いていました。 | 蓮花院から南に進んだところにある「西洋館」 かつて石川製糸の迎賓館として建てられたモノだそうです。 |
迎賓館の裏手の激坂をグイグイ登っていくと西武入間市駅に到着。 入間市駅から先は、「1.里山を巡る」のコースを走ることにして駅西側のガードをくぐってすぐ右側にある細い路地に進入していきます。 |
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西武線入間市駅 一見行き止まりに見えますが、右手に歩行者・自転車用の細い路地がありました。 |
ガードを抜けてすぐ右手にある路地を進むと、小さな人道橋で霞川を渡ることができます。手前は階段になっているので担ぎが必要ですw | 霞川沿いにはたくさんの桜が植えられていて、桜の季節は川の流れと桜の両方を楽しめそうです。 |
桜並木を抜けたところで再び霞川と別れて、高倉寺方面へと向かいます。 川からお寺へと向かう道はかなりの激坂になっており、この辺りが丘陵地帯であることを実感することができます(笑) |
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高台の上に立っている「高倉寺」 | 室町時代に建てられたという「観音堂」は国指定の重要文化財だそうです。 | 高台にある境内からはとっても見晴らしが良いですよ〜 |
さて、狭山・入間地域の名産品といえば「狭山茶」です。 |
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秋津川に向かう斜面に広がる茶畑 緑がとってもキレイな風景ですね〜 |
途中には立派な栗も! 秋になるとこの辺りは栗の直売も盛んです。 |
加治丘陵の中は、普通に山道(汗) |
圏央道をくぐった後は、加治丘陵の中へと進んでいきます が、この道・・・、普通に山道です。MTBで走ったら楽しそうな・・・ そもそも今回走っている「入間ふれあい茶ん歩道」はその名の通り「歩道」なので自転車で走ることはまったく考慮されていません。これまでも途中に階段とか段差とか普通にあったしね〜 なんとなくそんな気はしていたのですが、ついポケロケで来ちゃったのはちょっと失敗でした。もしこのコースを走る方がいたらMTBで行くことをお奨めします〜(笑) |
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丘陵地帯を抜けて八津池公園へ。 かつては水田用の溜め池だったそうですが、今は公園として整備されています。 |
住宅街の北側から林の中の歩道を下っていくと・・・ | 今は潰れちゃった「国民宿舎入間グリーンロッジ」に到着します。 |
と、ここまででふれあい茶ん歩道の「1.里山を巡る」のコースは終了〜 (本来のコース設定では逆回りです)) |
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武蔵野音大の前を走り抜けていくと・・・ | 激坂(暑) 逆回りするとガッツリ坂を登らなければならないので大変です。。。 |
登り終わったところで、旧サイクリングコース(北)の入り口に到着。 |
加治丘陵の中を走る旧サイクリングコースは、かつてサイクリングコースとして整備されたものを遊歩道として使っているとのこと。別に今でも自転車乗り入れはオッケーなので「旧」でなくても良さそうなモノですが(笑) コースは、鬱蒼と茂る杉並木とナラやクヌギの落葉樹で森林浴満点な感じとなっており、とっても気持ちいいです♪ |
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紫色のキレイな花が咲いていたり、 | 木々の木漏れ日がキレイだったりしながら、 | 緩やかな斜面を走っていくと、桜山展望台に到着〜 |
旧サイクリングコース(南コース)の東端には、桜山展望台があります。 サイクリングコース自体は鬱蒼とした森の中でほとんど展望は望めないのですが、展望台に登ると一変、東西南北360°のパノラマを楽しむことができます |
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南側〜 新宿方面がうっすらと見えるような。 |
西側〜 空気が澄んでいれば富士山も見えるようなのですが、今日は見えませんでした。 |
北側〜 入間・狭山方面に住宅がビッシリ並んでいるのが見えます。 |
桜山展望台からの眺めをゆっくりと堪能したら、「4.加治丘陵を楽しむ」のコースとは一旦お別れし、茶畑の風景を楽しむ「5.茶畑と丘陵を歩く」のコースへと向かいます。 | ||
愛宕神社の脇を通り、 | 霞川を渡って金子台方面へ。 | 坂を登るとそこは一面の茶畑! |
おぉ〜、これは絶景! ところで、茶畑といえば上の写真にも写っている謎のファンです。 |
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途中サルスベリの花が咲いてたりしながら、 | まだまだ、お茶畑は続きます。 あ〜、暑いし抹茶アイスとか食べたい〜 |
金子の市街地には、龍池山観音と火の見櫓がありました。 |
「5.茶畑と丘陵を歩く」のコースは茶畑を抜けたあと唐沢川に沿って「唐沢トラスト地」へと向かっていくのですが、どう考えても「山道」の予感がします。 今日はポケロケできちゃったので無理せずショートカットして、再び「4.加治丘陵を楽しむ」の後半、旧サイクリングコース(北コース)へと向かうことにしました。 |
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北コースへは、南コースの出口からちょっと登った辺りから入ることができます。 | 北コースは、細かい激坂のアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。 | 途中、少しだけ展望が開けていたので小休止 |
加治丘陵で森林浴を楽しんだら「4.加治丘陵を楽しむ」のコースも終了です。 続いて西武線仏子駅まで向かい、続いて「3.湧水を巡る」に行きたいと思います。 このコースは、入間川の浸食によってできた河岸段丘に沿って走り、湧水を巡っちゃうという水路マニアには堪らないコースとなっており、本日のサイクリングの締めにふさわしい内容です♪ |
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北コースの出口には謎のオブジェがあるお宅が・・・、なんだ、アレ? | 西武線仏子駅を通過して、 | 中橋で入間川を渡っていきます。 |
中橋を渡ってすぐ、入間川沿いに続いている細い路地へ進入〜 ここホントに行けるのか?という感じの路地を抜けていくと、程なく野田河川公園に到着です。 |
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入間川の一部がちょっとした親水公園のようになっています。子ども達が網を持ってなにやら採っている模様〜 | 野田河川公園脇にある河岸段丘からの湧水。 段丘の斜面から滝のように湧水が湧き出ています! |
コース上に階段が・・・ アレを登れと(笑) |
河岸段丘とは、川の流れが長い時間をかけて川岸を削ることによってできる階段状の地形です。 これまでに走った中でも、「黒目川&落合川の湧水巡り」や「矢川・府中用水 湧水の旅」でみた湧水は、河岸段丘によるモノです。 と、コースは住宅街を西部地区体育館方面へと向かい、ハケの斜面中腹にある遊歩道へと進みます。 |
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ハケの斜面中腹に整備された遊歩道。 未舗装だけど斜面下側の展望も開けて気持ちいいルートです。 |
谷田の泉 縄文時代から湧き出ているという湧水だそうです。 |
周囲は緑の草むらに彼岸花が咲いていて、一日中昼寝でもしたいような素敵なところです。 |
谷田の泉、綺麗なところでしたよ〜 |
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さらに進むと、これまた湧き水による憂そうとした湿地が!なんて良いところなんだ〜 | そして草むらを抜けたら再び一般道になりました。 | 途中白髭神社に寄り道しつつ、藤川堀手前まで進みます。 |
本来のコース設定では、このまま元加治団地方面へと向かっていくのですが、地図を見ると周囲には他にもいくつかの湧水がある模様です。 せっかく来たので、ちょっと遠回りして湧水探訪していくことにします♪ |
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元加治幼稚園のちょっと手前にある名称不明の湧水。一見排水に見えますが、ちゃんとした湧き水です(笑) | 不動尊のすぐそばにある「滝不動の湧水」 コンクリート製の樋から勢いよく流れ落ちてて、見るからに涼しそう〜 |
この辺りの斜面では他にもアチコチから水が湧き出ていました。 |
いやー、湧水満喫ですよ♪ |
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武蔵野七福神の一つとなっている「円照寺」 国指定重要文化財となっている板碑が有名だそうです。 |
境内には鯉がたくさん泳いでいる池があり、その水源が湧水となっているそうです。 | 池の周りを探してようやく発見〜 池の畔でちょろちょろと湧き水が沸いていました。 |
さて、今日のサイクリングもいよいよ終盤です。 円照寺から西武線沿いに入り間川へ向かい、そこから先は入間川に沿って、スタート地点である「黒須市民運動場」へと向かいたいと思います。 |
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入間川に到着〜 かなりの水量が大きな水音をたてて流れ落ちててちょっと涼しげ♪ |
入間市文化創造アトリエ「アミーゴ」 染め物に関する展示物や、染め物体験とかもできるみたいです。 |
入間川にを下流に向かって進んでいきます。 |
帰り道は入間川に沿って進む「2.入間川を歩く」を参考に進みます。 が!、このコース、自転車で走るには路面状況が悪すぎてかなり過酷な感じです・・・途中なんて橋がない川を渡らなきゃいかんし、ルートも河原的な部分を多分に含んでるし(汗) |
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秋津川のところで橋が無くて行き止まり〜 鍵山浄水場脇の草むらを無理矢理通り抜けて迂回します。 |
いやもう、道っていうより普通に河原です(笑)MTBでもちょっとツライ感じなので、自転車ではお奨めできません。 | 笹井ダムのところで結局行き止まり 最後の最後にツライコースでした〜 |
というわけで、入間市 里山・茶畑・湧水満喫の旅も無事に終了です〜。 最後の入間川沿いの路面状況には泣かされましたが、その他は加治丘陵を中心に広がる里山と茶畑の風景と、入間川の流れによって作られた河岸段丘と湧水群等々見どころたっぷりで入間市の魅力を満喫できるサイクリングでした♪ 霞川の流れは、また次回じっくり探検しに来たいし! 全体的には、アップダウンが激しく路面状況が悪いところも多々あるので、MTBなどで走ったら一番楽しめるコースなのではないかと思います。 |
inaさん、こんばんは。
奥武蔵グリーンライン・オフに行く途中、ちょうど入間市の駅前を通ったんですよね。身近にいいところがあっても意外に気がつかないものです。まさに灯台下暗し。
昨年の秦野オフがそうだったように、何処に抜けられるんだろう?と思わせるような田舎の細い道が大好きです!でも、こういう道はガイドブックの類にはまず載っていないので自分で開拓するしかないんですよね。私もさらに研究を重ね、そのうちにオフ会に提案したいと思っています。
それにしても「茶ん歩道」が散歩道だったとは…読めないですよ(笑)
genさん、こんにちは〜
僕も今回初めてあの辺りを走ったのですが、坂が厳しい以外は(笑)、風景も良くてのんびりしてて良いところでしたよ♪
こういうのをちょこちょこ見つけられるのが自転車の楽しみなんですよね〜
>そのうちにオフ会に提案したいと思っています
genさんの道のセレクトは毎回すばらしいのでめちゃ期待してます♪
ご無沙汰です。
0916は荒川下流でした。事前に連絡すれば同行できましたね。その前8月に入間川行きました。自走もなかなかいいですね。
0917の荒川上流では吹上までいきましたが、あそこのスポーツセンタみたいなところが、有料シャワー100円5分でさっぱりできていいですね。特に秋のコスモスが最高らしいです。またいつか、いきたいですね。
franceさん、こんにちは。
いやー、いつも走ってますね〜
荒川上流は、ちょっと中途半端なままにしているのでこの秋には続きを走りに行きたいと思っています。
その時はまた是非!
10月の日光には参加させて貰う予定なのでよろしくお願いします〜
こんばんは〜。
その日は、近くの稲荷山公園をふらついてましたよ。
ブロンプトンを買って一週間程、地元を開拓中です。
今日、茶畑から激坂経由で、サイクリングロードに入り楽しんで来ました。
北コースで空飛びそうになったり、激坂だらけの市街地で道に迷い干物になりそうでしたが、
思ったよりも軽快に走ってくれるブロのおかげで、無事に帰って来れました。(^^;
入間川のCRと雰囲気が違って面白いですね。
南コースなら、何とかブロでも走れます。
北コースはブレーキから出火すると思います。
霞川沿いに住んでるんですが、初めて地元を散策しとります。
自転車も10年振りなので、参考になるレポートありがとうございます。m(_ _)m
今度、霞川を遡ってみようと思います。
ねこどりさん、こんにちは。
早速この辺りに行かれたんですね〜
たしかに、丘陵地帯だけあって坂が多いのですが里山の風景も良く楽しめたのではないかと思います。
霞川、登ってみたら是非感想聞かせてくださいね♪