毎年恒例「埼玉県の七福神巡り」です。今年は越辺川が流れる静かな町「越生町」の歴史ある七つお寺を巡る武蔵越生七福神めぐりに出かけてきました。武蔵越生七福神めぐりの各寺の案内と詳細なコースガイド♪
毎年恒例「埼玉県の七福神巡り」です。今年は越辺川が流れる静かな町「越生町」の歴史ある七つお寺を巡る武蔵越生七福神めぐりに出かけてきました
走行日 | 2007年1月 4日(晴) |
走行距離 | 39 km |
使用した愛車 | ミニベロ(ARKS501) |
コース概要 | 越生町中央公民館→東武越生駅→法恩寺(恵比寿)→正法寺(大黒天)→岩清水観音→高蔵寺入り口の石仏群→黒山鉱泉館→大善寺→黒山三滝(天狗滝&女滝&男滝)→越辺川起点→熊野神社→全洞院(布袋尊)→龍穏寺(毘沙門天)→山猫軒→代官屋敷跡→あじさい街道→越生自然休養村センター→円通寺(寿老人)→最勝寺(福禄寿)→越生梅林→弘法山観世音(弁財天)→越生町役場 |
自分の中では、毎年恒例となっている埼玉県の七福神巡り。 武蔵越生七福神めぐりでは、梅の町として全国に知られる越生町の山あいから旧街道の趣が残る町中にある、7つのお寺を巡ることができるとのことでこれは楽しそうです♪ というわけで、車輪行で越生町の中心部にある「越生町中央公民館」までやってきました〜 |
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越生町中央公民館 公民館前には無料で止められる駐車場があるので、そこに車を置いて出発です〜 |
今日1月4日は越生町が主催する新春武蔵越生七福神巡りが開催されています。 甘酒やら抽選やらサービス満点! |
イベントの受付のため東武越生駅へ イベント中なら受付で七福神(今年は毘沙門天)のキーホルダーが貰えます。 |
東武越生駅で武蔵越生七福神めぐりの受付を済ませたらいよいよ七福神に逢いに出かけましょう♪ と、はりきって行きたいところですが、1番目の七福神である法恩寺(恵比寿)は東武越生駅の目の前です(笑) |
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駅前にあるだけあってとても立派な法恩寺。 こちらには漁業の守り神で商売繁盛の神様恵比寿がいるそうです。 |
門も立派なら本堂も立派。 境内は非常に綺麗に維持されていて、これからの旅に期待が高まります。 |
恵比寿発見! ガラスケースの中に入っているので写真が写らない・・・ |
続いて2番目のお寺は、駅から見て法恩寺の裏手・高取山の中腹にある正法寺です。 |
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正法寺に向かう坂の途中にある越生神社 7/24の祇園祭の時には神田祭の流れをくむ山車が出るそうです! |
正法寺に到着〜 足利尊氏の開基と伝えられ、死期を悟ったそうが生きながら仏となった活仏の聖地だったそうです。 |
大黒天は本堂の隣、凄くキレイな飾り壁の建物の中にいました〜 |
スタートしてから1kmちょっとしか走っていないのに、既に恵比寿と大黒天の二つを廻ってしまいました。 越生町が設定しているコースでは、このまま近いところからまわるようになっているんですが、何となくガーンと登ってから下りつつ寄り道した方が気持ち的に楽な気がするので、ここから一気に最奥の全洞院方面へと向かってそこから下りながら各寺をまわりたいと思います。 全洞院方面へは、バス通りを通って一気に登っていきましょう♪ |
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正法寺の山門は山岡鉄舟献額ということで青空に映える立派な門でした。 | 森の中にあるお墓とお地蔵様の間を走り抜けて・・・ | 市役所裏の通りに出たら、「めん食い街道」っていうノボリが掛かっていました。 |
越生町の名物がうどんやそばだとは聞いたことがなかったのですが、そういわれてみればバス通り沿いにはうどん店が結構たくさんありますね〜。 そんな、うどんと越生の関係に思いを馳せながらバス通りをひたすら登りますが、途中にはちょっとした寄り道スポットがあったりして・・・ |
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岩清水観音 小さなお堂の後ろには巨大な岩があり、「岩清水」なくらいだから名水でも・・・と思いましたが、何もありませんでしたw |
高蔵寺入り口の石仏群 越生町にはあちこちにこういった古い石像が残っているんですが、由来とかが分かると楽しいですね〜 |
途中、右手に越生梅林が見えてきます。 あと2ヶ月位して梅の季節はキレイなんですよね♪ |
とかなんとか、あちこちフラフラしているウチに全洞院前まで登り切りました。 武蔵越生七福神めぐり的には登る必要がないんですが、実は僕、黒山三滝を見たことがないんです。。。 |
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というわけで、黒山三滝に向けてレッツゴー! | 程なく「黒山鉱泉館」が見えてきました。 1000円で日帰り入浴も可能なので立ち寄っても良いかも〜 |
さらに奥にある廃墟寸前のお寺「大善寺」 崩れかけた小屋の裏手の河原に3体ほど仏像がありました。 |
黒山三滝に向かう道は、あまり舗装状態が良くありませんが、一応全面舗装路です。 |
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黒山三滝から流れ出るから「三滝川」 凄く澄んでて綺麗な流れです♪ |
まず一つ目の滝「天狗滝」 霊山には天狗が住むということでその名が付いた落差20m程の滝です。 力強い流れで結構立派ですよ〜 |
天狗滝をバックに記念撮影〜 が、滝があんまり写ってないし・・・ |
黒山三滝(くろやまさんたき)は、埼玉県越生町にある3つの滝の総称で、「男滝」・「女滝」・「天狗滝」の3つからなっています。 入り口から手前側に落差20m程の天狗滝があり、そこから少し離れたところに落差10mの男滝と落差5mの女滝は2段に流れ落ちています。 |
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舗装路が途切れた行き止まりに石造りの階段があり、その先におみやげ店があります。 男滝&女滝は、どうやらこの奥みたいです。 |
こちら男滝。 なるほど力強いような気も・・・ |
こちらが女滝。 ちょっと優しいかな・・・ |
初「黒山三滝」十分に堪能しました〜 武蔵越生七福神巡りの際に余裕があったら是非立ち寄りたいスポットですね〜 満足したので、もと来た道を下って全洞院の方へもどりましょう。 |
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男滝と女滝はこんな感じで2段に流れています。ちなみに手前の橋は「夫婦橋」って言うそうですw | 黒山三滝に向かう入り口のところが、一級河川越辺川起点になっていて、よく見ると橋の上に起点の碑が立っています。 | 1/4は七福神めぐりイベントということで、全洞院の向かい側にある熊野神社では甘酒の無料サービスがありました。 |
あぁ、寒いときの甘酒はホントに旨いですね〜 |
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布袋尊がいる全洞院に到着〜 全洞院は越辺川の流れを見下ろす山肌に建っています。 |
普段は無住(住職さんがいない)という全洞院ですが、お正月のこの時期は常駐しているみたいです。 | 建物の奥に布袋尊を発見! 大きい袋を担いだ福徳円満の神様です。 |
上の写真で何やら準備中ですが、実はこれ武蔵越生七福神めぐり参加者向けの抽選会なんです。 受付で参加賞である「七福神キーホルダー」を貰うと参加できるイベントなんですが、越生の七福神めぐりイベントはホント至れり尽くせりって感じで、町を挙げてのやる気みたいなものを感じますね〜 |
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んで、2等「竹炭生活」を頂きました〜 どうやら1等は宝船だったようですが、アレが当たったら持って帰れないところでしたw |
某サイトにこの辺りの裏道にはいるといい感じと書いてあったので、右の道に入っていったのですが・・・ | こんなシングルトラックや私有地みたいなところに出ちゃいました(笑) |
たぶん入る道を間違えましたw 結果的には上の中央の写真の道に入らずに、後400mほど下ったところにある道を右にはいるといい感じみたいです。 |
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シングルトラックと私有地みたいなところをを抜けたら、柚林の未舗装路を下ります。 | 下り終わってみると、先の入り口から400m程先の場所に出ました。最初からこっちに来た方が良いかも(笑) | 裏道を走っていくと、無垢板の高級家具が展示されているお店やそば屋などがあり、バス通りより楽しめますね〜 |
地元の生活道である裏道の雰囲気を楽しみつつ下っていき、上大満のバス停のところでバス通りに出ます。 現地で聞いたところ、このルートは未舗装の区間が多いそうなので今回は別のルートから龍穏寺に向かっています。 MTBとかで来るなら規定ルートの方が楽しめるかもしれませんね♪ |
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龍ヶ谷川沿いの道を登って龍穏寺に向かいます。 | 龍ヶ谷川沿いの景色は綺麗ですが、標高差100m・距離2kmの登りはじわーっと疲れますね(笑) | やっとのことで登り切って龍穏寺に到着♪ |
龍穏寺についたところで、僕とは逆ルートで下から徒歩で登ってきている方々と出くわしました。 かつては、この龍ヶ谷地域一帯を所領としていたそうなので、この立派さも頷けますw |
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ものすごく立派な龍穏寺の山門 普段、毘沙門天はこの山門の中に安置されているそうです。 |
こちらも立派な本堂。 手前には池があったりして、ちょっとした日本庭園風な造りです。 |
本堂の奥に毘沙門天発見。 仏塔をささげもつ財宝の神様だそうです。 |
ところで龍穏寺、これだけのお寺を維持して行くにはかなりお金もかかるらしく、お寺内のあちこちに「お金頂戴」的張り紙があります(笑) 「お賽銭は必ず入れるように」とか、「瓦代500円寄付して」とか、気持ちは分かりますがなんとなくもの悲しくもありますよねぇ。。。 |
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龍穏寺の奥には、太田道灌、道真父子の公墓もあります。 | ちょっと高いところから見渡すとこんな立派な庭園になってます。 | 御朱印所では、お寺の方が一つ一つ手書きで筆を入れた後御朱印を押してくれます。 |
続いて向かうは、寿老人がいる円通寺です。 龍穏寺から円通寺に向かうには、先ほど通った道をバス通りに戻った方が早いのですが、越生町が設定している、武蔵越生七福神めぐりコースでは、龍ヶ谷村を通り抜ける林道を通ることになっています。 聞くところによれば、こちらは基本的に舗装路らしいので、せっかくだから規定ルートを進みましょう。 |
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途中、動物の形をした木々をたくさん飾っている面白そうなお宅を覗きつつ・・・ | 300m程続く急坂を押して登って・・・ | やっと下りだと思ったら未舗装路(T T) |
うわぁ、なんてこった・・・ と思いましたが、未舗装区間は数百mで終了し、そこからは舗装路をのんびりと下っていきます。 |
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途中にあった、ギャラリー&カフェ山猫軒 自家栽培の素材を使った料理が評判らしいのですが、今回は素通り〜。 |
この辺りを所領としていた龍穏寺の代理として、名主を世襲してきた宮崎家の代官屋敷跡。 ほとんど手入れされていなくてボロボロです。。。 |
舗装路を気持ちよく下り終えると梅林の中を流れる小川が見えてきました。 |
林道からあじさい街道に出るところに架かっている橋が、七福橋という名前で欄干に七福神の飾り物が付いているらしいのですが、うっかり見落としました。。。しまった! あじさい街道をバス通りに向かって下り、小杉バス停付近まで来たら今日のお昼スポットである「越生自然休養村センター」です |
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「越生自然休養村センター」 冬の期間は、ここで「ひもかわうどん」をたべさせてくれるというので立ち寄ってみました。 |
ひもかわうどん:420円 値段は安いのに具だくさん&野菜は地物で旨いです♪ |
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ひもかわうどん、結構満腹です(笑) 本日5カ所目の七福神となる円通寺は、越生自然休養村センター脇の道を100m程進んだところにあるので、腹ごなしついでに歩いて向かいました。 |
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杖と経巻物を持つ長寿の神様「寿老人」がいる円通寺。 先ほどの龍穏寺の末寺とのこと。 |
入り口脇に寿老人の石像がありますが・・・ | 本物は本堂の中にいました〜 |
武蔵越生七福神めぐりも残すところ後二人、福禄寿と弁財天のみとなりました。 ここから先は、梅林の中を走る平地コースとなるので登ったり下ったりはあまりありませんw |
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源頼朝の命で創建されたという「最勝寺」。 慈光寺道と子の権現参詣道の分岐点となっているそうです。 |
こちらも非常に手入れの行き届いた立派な本堂です。 | 最勝寺には、経巻物を持つ幸運と長寿の神様である「福禄寿」がいました〜 |
さて、七福神めぐりもいよいよ最後となる弁財天がいる弘法山観世音に向かいます。 途中、越生梅林があったりして、以前梅林ツーリングに来たときの思い出が蘇ります。梅のシーズンの越生町は、ホント梅一色といった感じで非常に綺麗で、3月になったらまた来たいところです♪ |
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まだ冬なので、梅の花が無くて寂しい感じの越生梅林。梅の季節にまた来たいですね! | 街のあちこちには柚の木があったりして、柚の黄色と青空の対比がとても綺麗でした。 | 弘法山観世音に向かう道は・・・ |
地図通りに進むと、弘法山観世音に向かう道は、上の写真のようなシングルトラック(笑) 流石にこれは、ARKS501では進めないので、いったん入り口に愛車を止めて歩いて弘法山に登りたいと思います。 (後で分かったのですが、裏手からなら自転車で登れます) |
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以前の弘法山は、山頂に浅間神社、中腹に弘法山観世音、山麓に見正寺があり全山信仰の対象として知られたそうです。 | 弘法山観世音には、枇杷を奏でる音楽と弁才の神様「弁財天」がいました〜 | ふと帰り際階段の上から眺めると、越生の街を眺める展望がすばらしかったです♪ |
武蔵越生七福神めぐり、無事に完了です! |
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県道から一本入ったところに、静かな裏道があるのでそちらを通って・・・ | 越生小学校前にある、蝉の上に乗った妖精のオブジェを眺めながら走れば・・・ | 越生町役場の前で、今日のツーリングも終了です! |
七福神めぐりも3年目となり、これまで川越市の「小江戸川越七福神めぐり」と与野市の「与野七福神めぐり」の3カ所をまわってきました。 里山の中を走る雰囲気はもちろんですが、各寺の手入れの状況もすばらしくホントに地域で大切にされているんだということがヒシヒシと伝わってきました。 あ、あと御朱印。 |
昨年、梅の季節に越生梅林に行ってきましたが、丸腰で(徒歩で)行ったら駅から結構遠くて、輪行すればよかったと後悔した記憶があります。
帰りは歩いていく元気はなく、バスに乗ってしまいました。
越生梅林周辺には自転車乗りに有名な白くまパンとか、手作り豆腐の店とか結構見所も多いし、立派なお寺もあるんですね。今度は自転車持込で廻ってみようと。
そういえば、1月3日のNHKの夜7時のニュースで、さいたま市の七福神行列をやっていましたが、あれって昨年のツーレポの与野七福神なんですかね?全国放送されてましたけど、越生のほうがよさそうですね。
>genさん
越生近辺は、それぞれのスポットが微妙に離れているので自転車があるとホント便利ですよね〜
梅の季節は車が激しく混むので、なおさら・・・
テレビは残念ながら見逃したのですが、さいたま市に七福神は一つしかないはずなので、おそらく去年走った与野ではないかと思います・・・
楽しさ的には越生の方がいい感じだと思いますよ(笑)
inaさん、こんにちは。
最近はかなり精力的に乗ってますね(笑)
inaさんにちょっと影響されて「武州寄居十二支守り本尊まいり」に行ってまいりました。東武鉄道が駅貼りポスターや沿線誌で宣伝していた企画で、通勤途中でよく目にしていたので、ちょっと気にはなっていたのです。
実際行ってみると、予想外に楽しめましたよ。
変わった建物だったり、本堂に立派な天井画があったり、裏山に五百羅漢があったりしてちょっとしたハイキングができたり、みな同じようなものと思っていたお寺も、それぞれに結構面白い見所があるんです。山の中腹にあるケースが多いので眺望がよく、ヒルクライムも楽しめます。(笑)
inaさんだったら、素晴らしいツーレポが書けるでしょう。
全工程10キロほどなのでサイクリングには物足りない距離ですが、歩くと大変ですから、変速つき自転車が一番だと思いました。近くに円良田湖があったので寄り道もできたし。ここもいい雰囲気でした。
秋に自転車でやりたかったことをやりつくしたせいか、どうも最近は遠乗りや長距離に行こうという気がしないんですよね。
でも、短距離でも時間にたっぷりゆとりを持って自転車とともに過ごすのも、なかなかぜいたくで充実感があっていいですね。こういうケースにはお手軽折りたたみ自転車がぴったりですね。
>genさん
おぉ〜、寄居に行ったんですね!
実は今回、越生にするか寄居にするか悩んだ末、越生に行ったんですよ〜
なので来年は寄居に行ったみたいと思っていたところなので楽しみ度が増しました。
寄居とか越生は里山的で景色も良いので、折りたたみ自転車で短距離ツーリングをのんびり楽しむにはピッタリですよね!
来年寄居に行くのでしたらぜひ御一緒したいですのでよろしく〜
>takuさん
おぉ、心強いです!
では来年、是非ご一緒しましょう〜