日本三大峠 雁坂峠を越える旅

日本三大峠 雁坂峠を越える旅日本最古の峠道といわれ、雁坂トンネルができる以前は車が通ることができない開かずの国道として知られた雁坂峠を越える旅をしてきました

走行日 2006年6月 4日(晴)
走行距離 19 km
使用した愛車 MTB(Jamis Comodo)
コース概要 大滝道の駅→雁坂トンネル駐車場→沓切沢橋→旧国道140号→雁坂峠→雁坂小屋→地蔵岩展望台→樺避難小屋→突出峠→雁道場→水の本→川又

日本武尊が蝦夷地平定のために利用し日本最古の峠道ともいわれ、三伏峠(南アルプス)・針ノ木峠(北アルプス)とともに日本三大峠の一つに数えられる「雁坂峠」

1998年に雁坂トンネルが開通するまで、車で通ることはできず「開かずの国道」と言われ、峠を越えるハイキングコースが国道140号に指定されていたといういわくつきのルートです。

我が埼玉県にそんな歴史的いわれのあるルートがあるならMTB乗りとして越えないわけにはいきません!
えぇもう、それがたとえ辛くても・・・

というわけで、爆走隊隊長発案の元企画された「雁坂峠越えツーリング」
これまで2度ほど天候不良で延期となっていましたが、ついに決行となりました〜

今回のツーリングは、1日で雁坂峠を越えるちょっと頑張る日程です。
スタート時間を早くするために、前日の夜中より車中泊にて出発!!
0:30 道の駅大滝温泉に到着
Franceさんの車で仮眠をとります。
4:20 起床
Franceさんの車はでかくて寝心地は良かったのですが、圧倒的に睡眠時間が足りません・・・
意味の分からない張り紙をみて余計頭が混乱する(笑)
たぶん、「ツバメの糞にご注意ください」だろう(笑)

朝の4:30に集合というかなり熱い計画のため車中泊にて前日入りしたのですが、そもそものスタート時間が遅くて余りよく眠れませんでした。
これから、3時間ほどずっと登りと聞いているのですが「こんなんで大丈夫かなぁ」と少し不安になります。

そんな、気持ちを知ってか知らずか埼玉側の天候はどんよりとした曇り。
デポ地である川又の観光トイレに向かう途中、霧雨がぱらついたりして微妙に気持ちが重い〜
雁坂峠に向かう国道140号に架かるループ橋と滝沢ダム。
凄いモノ作ったモンですね〜
5:30 川又の観光トイレ
雁坂トンネルは自転車の通行不可なので、帰路のために車を一台置いていきます。
6:05 雁坂トンネル駐車場
雁坂トンネルを抜けたところにある駐車場に車を置いていよいよスタート!

さあ!いよいよ雁坂峠越えスタートです!!
雁坂トンネル駐車場に車を置き、駐車場奥にある舗装された林道へ向かいます。

ふと気が付くと、埼玉側とはうってかわって山梨側は快晴♪
だんだん気分がノってきましたよ。
駐車場脇にあった「熊王大権現」に今日のツーリングの無事を祈って出発〜 登山道の始まりは舗装された林道です。傾斜はそれほどきつくなくて体を起こすのにちょうどいい感じ(笑) 6:30 沓切沢橋
2.3km程登ったところにある「沓切沢橋」のところで舗装路は終了。

舗装路された林道をのんびり登ること25分。
沓切沢橋のところで舗装路は終了し、いよいよ担ぎタイムの到来です(笑)

睡眠不足のためかどうもバランス感覚に欠ける気がするので、慎重に進もうと気を引き締めます。
沓切沢橋の直後からいきなりハードな登りで担ぎになりますが・・・ たまに、こんな感じで乗れるところもあります。 途中何度か沢を渡ることになります。
ここは一番最初の沢ですが、水が少なくて安心♪
雁坂峠へ至る登りを走りながら、「どこも道がしっかりしているなぁ」と感じました。
古くから多くの人達によって踏み固められたのかなぁとちょっぴり歴史に浸れる瞬間。
とはいえ、所々道が流れてしまっている部分もありました。 はじめは遠かった川のせせらぎが近づいてきたなぁと思ったら、もうすぐ2回目の沢渡りです 7:00 くつきり沢出会い
第2の沢渡りで沓切沢を渡ります。
このすぐ下流で沓切沢と久渡沢が合流しています。

くつきり沢出会いから先は、久渡沢沿いを進むプチ沢登り的なルートになります。

人の手が入っていない原生林とコンコンと流れる沢の組み合わせがとても気持ちいいですが、路面は岩がゴロゴロしていて結構大変(笑)
くつきり沢出会いから、沓切沢を撮影。
思わず見とれてしまうほど綺麗な流れでした。
くつきり沢出会から先は、沢登り的なルートです。
水のそばは涼しくて気持ちいいですね♪
久渡沢を少し進んだところで対岸へ渡ります。
沢渡り3回目は本流を渡るため水量が多くて思わず靴に浸水しました・・・

久渡沢を渡った後もしばらく沢沿いを進みますが、ここで隊長から「この後は基本的に乗車率0%ですから」と耳を疑う発言が!?

たしかに徐々に斜面がきつくなってきて、おまけに川沿いということで大きめの石がゴロゴロしておりとても乗れるような状態ではないですね〜
倒木や木の根くらいは序の口 道が崩れちゃってるところを担いだりします。滑ったらヤバイ・・・ 木漏れ日(朝日)が妙にすがすがしい朝方の登り(笑)
ふと気が付けば、この時まだ7時すぎなんですよね・・・早起きしすぎ!
とはいえ、この季節の朝日はちょっと涼しげな中、日差しだけが暖かくて気持ちいいです!
朝日の指す中は気持ちいいけど登りはツライ 沢沿いの道は流されてきた岩がゴロゴロしていて自転車的にはツライですね〜 岩盤があるのか、沢の対面の山肌から水がしみ出て小さな滝になっていました。

久渡沢沿いを500m程進み岩盤から水がしみ出ているポイントが見えてきたら、「旧滝国道」です(笑)
なんと、かつては国道140号であった雁坂峠登山道には滝を登って進むポイントがあります。で、滝国道。
以前はここにハシゴがあったそうなのですが、今回は見あたりませんでした。

滝国道を無事通過した後は川の流れを離れ山肌を登っていくことになります。
このため斜面がかなりキツクなりつづら折れながら進んでいきます。
7:40 滝国道
岩盤から水がしみ出し小さな滝になっている場所登る「滝国道」
斜面はかなりキツクなり、細かいつづら折れになります。 久渡沢の流れを離れたものの、石ゴロゴロで担ぎまくりです。

急斜面&睡眠不足でかなり疲労が蓄積されてます〜。
「足が棒のようになる」とは、まさにこのことか!と実感できるくらい足取り重く、2,300m進んでは休憩という感じで休む回数が増えてきます。

ちょっと担いで結構休むといった繰り返しになってきました〜 乗車率0%と言われましたが、たまに乗れる部分もありました(笑) 8:10 第4の沢渡り
小さな沢ですが慎重に渡ります。

これまでも大概キツイ斜面だったように思うのですが、四つ目の沢の後は斜面はさらに急になり本格的なつづら折れになります。

この時点の標高は1720m、雁坂峠の標高2082m、雁坂峠までの距離1400m・・・
平均斜度は、(2082-1720)÷1400=26%!!さすが日本3大峠、数字で見ても恐ろしい斜面ですね〜
そんな疲れを癒すように、山ツツジが咲いていました。 あまりの斜面に足取りは重く、つい下を見がちになってしまいます。 そんなときFranceさんが発見!
山の向こうに見えるのは富士山だ!

つづら折れの道をしばらく進むと、だんだん南側の展望が開けてきます。
天気が良ければ、古礼山の向こう側に富士山が見えるはずです♪

富士山を見つけたことでなぜか元気が出て、顔を上げて進む気力が沸きました(笑)
さすが富士は日本人の心だ!
さらに進むと景色が開けて富士山がよく見えました。 とりあえず拡大してみましたが、写真だとキレイさがいまいちですね〜 標高が上がるにつれて周囲は森ではなく熊笹が茂る形になってきました。

峠が近づくにつれ斜面はより急になり、道幅が狭い上細かくターンを繰り返すので、自転車の取り廻しが効かずツラくなってきます。

このころになると標高10m登る毎に休止といった感じで、もうヘトヘト・・・(笑)
できれば日陰を進みたいな〜
とか考えてしまいますw
こういうときは振り返って富士山!
手前の古礼山との位置関係で大分登ったのが分かります。
ちなみに、途中こんな案内看板が何度かあるのですが、最初から最後まで「雁坂峠−広瀬」であり、何の案内にもなっていません(笑)

こ、この急斜面、一体いつまで続くんだ・・・

途中、「もう無理!絶対無理!!っていうか寝不足で気持ち悪いし!!!」とかいう思いがピークに達したころ、ふと上を見ると、峠で記念撮影をしている人が見えました!
これは峠までもうすぐか!?

途中、斜面が少しだけ平坦になるポイントを過ぎて、山の上を見上げると・・・ 記念撮影する人を発見!
あそこが雁坂峠だ!!
途中、斜面がダイナミックに崩れている箇所があるので注意が必要です。

なんとなく目標がはっきりすると元気が湧きませんか?

雁坂峠の位置が明確になったおかげで、ちょっとだけ足取りが軽くなった気がします(笑)
さぁ、もう、どんどん担いじゃうよ、みたいな♪

登山客の集団にお先にどうぞ〜と言っていただくも、それは無理なので先に通っていただく(笑) そして、峠を示す看板が目前に迫り、逸る気持ちを抑えつつ前進! 9:40 雁坂峠
ついに登り切りました!!
雁坂峠、登頂です〜

ふぅ、ついに埼玉と山梨の間に続く難所、日本三大峠の一つ「雁坂峠」を制覇しました〜
雁坂峠からは山梨側の眺めがすばらしく天気が良ければ富士山を眺めることもできます。

昔の人達もここでこうやって富士山を眺めながら休憩したのでしょうか?
過去から現在、変わらないものがあるとすればこういう時の気持ちなのではないかとしみじみ思う。
山梨側の眺めがとにかくすばらしい!
写真中央左側には富士山も見えています。
1977年に建てられた雁坂峠安全祈願の碑。 富士山をバックに大好物のチョコチップスティックで軽食を取ります(笑)

他の登山客の方と話をしたり、雁坂峠の歴史を書いた看板を読んだりしつつ休憩を取り、登頂したことを十分に堪能したら雁坂小屋方面へ下ります。

雁坂小屋方面下る道は適度な斜度で走りやすそうに見えるものの、あちこちで木の根が露出しています。
少し乗っては降りるといった繰り返しで気持ちよくドーンとは下れません(T T)
10:10 再出発
そろそろ、雁坂峠を後にしましょう〜
下りのコースは一見気持ちよさげな感じですが、 少し進むと大きな木の根に阻まれて、乗車率は高くありません。

これまでのキツイ登りに比べたらこれくらいの担ぎはどうってことないですよ〜とか言っているうちに程なく雁坂小屋に到着。

中を覗いてみましたが、管理人の方は不在・登山客は出発済みで誰もいない様子です。
仕方ないので窓から中を盗撮w

10:20 雁坂小屋
青い屋根が目印の雁坂小屋。
入り口には暖炉とちょっとした広間がありました。 部屋は木で作られた3段ベッド。
布団も毛布もあり十分な設備ですね。

雁坂小屋のすぐそばには、きっと世界的にも珍しい「便所国道」があるという噂です(笑)

便所国道とは一体何か?
山だしどこでも用を足していいという意味ではなくて、国道そのものが便所というちょっとアレなスポットです。

雁坂トンネルが開通する以前は、この雁坂峠登山道(黒岩−豆焼橋ルート)が国道140号線でした。
その登山道を跨ぐようにして建てられているトイレ、それが便所国道です。
まさに、登山道を跨ぐように建てたれた国道便所(笑)
土台が微妙に傾いているのも気になります。
中はまさに国道と便所が一体化しています。
いくら土地がないからとはいえ、ものすごいアイディアですw
こちら出口側の様子。
一体どうしてこんなことに・・・

雁坂峠から秩父側へ下るルートは、旧街道である「突出峠ルート」と旧国道140号である「黒岩ルート」があり、ここ雁坂小屋で分岐しています。

今回は隊長の「旧道探索」も兼ねているため「突出峠ルート」を選択しました。
(MTB的には黒岩ルートの方が楽しそうとの説もあったのですがどうなんでしょう?)
小屋から20m程離れたところにある水場。
この水はかなり離れた豆焼沢からパイプを繋いで引いている模様です。
そのパイプの水をちょっとだけ逃がして、水汲み場も作ってありました。 細かいギザギザがアップダウンの連続を予感させる雁坂小屋〜地蔵岩までのルート図。

さて、同様のルートで雁坂峠を越えちゃおうという方に一つアドバイスを(笑)
このルート、精神的な意味での頂上は雁坂峠ではありません!

たしかに標高的には雁坂峠が一番高いのですが、この先向かう雁坂小屋から地蔵岩展望台への道のりがとってもキツイので、雁坂峠で満足してしまうと心が折れます(笑)

地蔵岩展望台を目指すルートは標高差5〜10m程度の細かいアップダウン&岩が多く乗車不可な路面が続くかなり厳しい道のりで、下りだと思っていたみんなの心が折れかかりました。

というわけで、登る際は「地蔵岩展望台」が頂上と思って進めばよろしいかとw
道が崩れて狭くなった部分を木で補強してあります。
怖くて乗れません(T T)
下りの部分も、倒木やら岩やら木の根やらでこんな感じ。
もちろん乗れません・・・
11:20 5回目の沢渡り
雁坂小屋の取水タンクがある豆焼沢をわたります。

秩父側へ下る途中では唯一となる沢渡りの「豆焼沢」。

ここを渡る際は、是非上流側を眺めてみてください!
かなりの標高差を細かい落差を繰り返しながらまっすぐ流れてくる滝は有名な名曝にも劣らないほどキレイですよ〜

ずっと上の方から急峻な岩の間を細かい落差を繰り返しながら流れてくる豆焼沢。 ルートが完全に崩落しており、細いロープ伝いに進まなければならないところも・・・ ちなみに滑ったら崖下まで一直線!?

き、厳しいです・・・
地蔵岩までのルートは山あり谷あり岩あり崩落あり・・・の連続でホントに厳しい道のりです。

唯一の救いは、今日はホントに天気が良くて景色がすばらしかったこと。
埼玉側は、雲が低くて雲海の上に頭を出す山々がとてもキレイに見えました。
雲海に浮かぶ山々が疲れた心を癒してくれます。 崩落箇所に木を渡してケーブルで吊ってある橋?
乗っても大丈夫なのでしょうかw
対岸の山並みに雁坂小屋が見えました。
ずいぶん歩いてきましたねぇ
崩れたガレ場を登った先に、 この絶景!
下界は天気悪そうですね〜
手で叩くだけで崩れそうな岩。
だんだんと崩れていっているようです。
これまで細かいアップダウンを繰り返してきた道のりですが、地蔵岩展望台に近づくにつれて急に斜面がきつくなります。
この急斜面を登り終えて、平坦になったら程なく地蔵岩展望台の入り口に到着。
斜面は急になり、断崖絶壁を担いであがる部分も・・・ 登りはまだまだ続き、 やっとの事で、地蔵岩展望台入り口に到着。

さて、地蔵岩展望台ですが登山道から少し奥に入ったところにあります。
方向を示す案内板はあるのですが、既に道が消えかかっておりどうもはっきりしません・・・
自転車を担いでいくのは無理と判断し、自転車を置いて進むことにしました。

少し進むと前方にぽっこりとした何かが見えてきました。
あれが地蔵岩かな?
崖みたいな所を登っていくと・・・ 12:10 地蔵岩展望台
反対側は山の先端部の岩の頂上!
怖いけど気持ちいい

地蔵岩展望台は、切り立った断崖絶壁の先端部の岩の上にありました。
万が一足を滑らせたらかなりしたまで真っ逆さまで怖いですが、雁坂嶺や破風山をパノラマで見ることができる景色が凄いです♪

雲の上に頭を突き出す山々を見ながら昼食を摂りたいと思います。 絶景を見ながらの食事はうまい! 山の天気は変わりやすいと言いますが、のんびり昼食していたら、雲があがってきて凄いことに!

いやー、しかし苦労して上った甲斐がありました。

こういう景色を見ちゃうと、これまでの疲れが吹き飛んで「都合のいい」記憶だけが残ってしまうのが危険です(笑)
ふと見ると岩の間に「コイワガガミ」が咲いていました。
小さくて綺麗な花〜
自転車を置いた場所に戻る途中道が消失・・・GPSのルートを頼りに戻ります。 ゴキゲンな下りで堪ったストレスを発散しましょう♪

12:50 昼食を終えて再出発
ここまではほとんど自転車に跨ることはなく、自転車乗り的には非常にツライ道のりでした。

そんな状況がここから一変します!

地蔵岩から先のルートは、斜面は緩やか、石無し、所々倒木・木の根有りというとっても走りやすい路面です♪
これまで貯めに貯めた「乗りたい欲」を吐き出すように一気に下りましょう〜
もう長い間そのままなのか倒木に苔が生えています。
手つかずの原生林っぽい中を下る!
気持ちよすぎる下りに調子に乗りすぎて1回転のFranceさん。 こんな感じのかなり走りやすい路面で超ゴキゲン♪

地蔵岩から1.3km程下ったあたりに樺避難小屋があります。
ログハウス調のなかなか綺麗な造りで中にはストーブもありました。

この小屋の前で単身雁坂越え中のMTB乗りの方と出会ったのですが、この方今朝というか昨晩というかの午前一時に塩山駅をスタートし自走でここまでやってきたという強者!
この後、秩父駅まで自走で帰るそうなのですが、世の中「筋金入り」という人がいるものだなぁと感心する(笑)
13:10 樺避難小屋
出会ったMTB乗りの方としばし峠話で盛り上がる。
2000m級の峠話で隊長の目が輝いていたのが危険!?
13:40 30分ほど会話を楽しんで出発。
まだまだ走りやすくて快適な下り。
13:55 突出峠
東大がドングリの実り調査をしているポリバケツが目印の突出峠に到着〜。

地蔵岩からここまでは、とっても走りやすいコースでした。
先ほど出会った方の話によると、突出峠から先は斜面が急になるとのこと。

走ってみたところ、確かに斜度がきつくてテクニカルな感じになりますが、ほぼ全面乗車可能で楽しいコースでした。
ただ、路面にかなり落ち葉が積もっており、雨の後などは滑りやすくて危険ではないかと思います。
突出峠から先は、急な斜面で細かいカーブが続くテクニカルなコースです。 ふと気が付くとだんだん暗くなってます。(写真がブレてるし・・・)
いつの間にか雲をくぐり抜けたみたいですね〜。
14:10 雁道場
斜面が急でスピードが出るためあっという間に雁道場に到着。
乗れる下りはホント早いですね〜

雁道場では、黒文字橋方面へ下るルートと川又の方へさらに進むルートに分かれています。

川又に進むルートは道幅が狭くてキャンバーがキツイという話だったのですが、「こっちの方がキツイ」と言われたらキツイ方を選択する性分の「チーム修行組」なので、予定通り川又方面へ進むことにします(笑)

雲の下に来て暗くなってきたのと、さすがの疲労で写真がピンぼけ・・・ 山肌に"気持ち"道があるという程度で横滑り注意の部分もあります。 とはいえほとんど乗車可能で、結構楽しいルート♪
隊長が残像になるほど飛ばしてます!

本日の雁坂越えもいよいよ終盤です。
最後の立ち寄りスポットである水の本まで下ってきました〜

14:20 水の本
案内図では水飲み場となっているのですが、ほとんど水が出ていませんね〜。
すぐ隣にあったお地蔵さん?
どうやら首が落ちてしまったようです。
急に広葉樹の新緑に包まれたりもします。

水の本を過ぎたあたりから、脇を走る国道の車の音が近づいてきていよいよツーリングの終了を予感させます。

地蔵岩から約8km、ほとんど乗車可能なとっても楽しい下りももうすぐ終わりか〜

ここが旧街道であったことを示す道標
「右ハ甲州旧道・・・後ハ栃本ヲ経テ三峯山・・・」と書いてあります。
峠越えの無事を祈るのでしょうか?
入り口付近には小さな祠もありました。
すぐ下に国道が見えてます〜。
雁坂峠越えもあとちょっとで終了!

14:40 国道140号に到着
秩父側の雁坂峠登山口にて終了〜。

朝6:00に雁坂トンネル駐車場をスタートし、8時間40分の峠越えでしたが全員無事に達成することができました〜。

登山道入り口にある案内板で今日の旅を振り返る・・・ 秩父側、国道140号沿いにある雁坂峠登山口。
我々のゴールです〜
14:50 川又観光トイレ
移動用の車を置いた川又の観光トイレ駐車場まで下って終了〜

いやー、お疲れさまでした!
寝不足による疲労と今までにない長丁場、標高2000m級の峠越えということでどうなることかと思いましたが無事に終えることができましたね〜。

川又の駐車場で疲れ果てている我々の元に先ほどのMTB乗りの方が追いついて言うには「これからもう一つ峠を越えて帰ろうと思います」・・・
が・・・頑張ってくださいね(笑)我々は風呂に入って反省して帰ります〜
JCBコラボ自転車
道の駅大滝温泉で、汗を流して帰りましょう。
大滝温泉はナトリウム塩化物泉でなめるとしょっぱいなかなか良いお湯ですよ♪
そして風呂上がりは、生大で本日のツーリングを反省しなければいけませんね(笑) [P R]
パナソニックブランドのYAMAHON登場!

日本三大峠の一つ「雁坂峠」を越える旅もこれにて終了です〜
かなりきつかったですが、歴史ある道を巡る楽しさ、天気に恵まれての展望の良さ、そして何より大きな峠を越えることができた達成感で大満足のツーリングでした♪

思い残すことは、黒岩ルートの下りがどんな感じなのか確かめられなかったことですが、それはまた次回、確認しに行っても良いかなぁとか書くと、雁坂越え2ndとかになったりして危険な予感(笑)

ツーリングルートマップ
 

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