府中市から国立市に渡って流れる府中用水と矢川の周りにはキレイな湧き水がいっぱい!青柳段丘周辺にあるママ下湧水群や矢川源流の風景に感動しました。
府中市から国立市に渡って流れる府中用水と矢川の周りにはキレイな湧き水がいっぱい!
青柳段丘周辺にあるママ下湧水群や矢川源流の風景に感動しました
走行日 | 2005年4月16日(曇) |
走行距離 | 30 km |
使用した愛車 | YAMAHON |
コース概要 | 市民健康センター→関戸橋(フリマ会場)→多摩サイ→府中用水取水口→府中用水→ママ下湧水群→矢川→矢川緑地保全地域→くにたち郷土文化館→ハケ下の小径→城山公園→天神橋→NEC府中工場→新田川遊歩道→下河原緑道→第二都市遊歩道→御茶屋街道→二ヶ村緑道→多摩川競艇→小柳散歩道→多摩サイ→市民健康センター |
いつものことですが、ここのところ「遊びに行きすぎてますw」 しかし、気が付いてしまいました。 これは行きたい!行ってみたい!という訳で調べたところ、場所は多摩川。 |
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市民健康センターの駐車場に車を置いて、フリマ会場に向かいます。 | 多摩川サイクリングロード沿いにはずっと桜が植えられているのですが、かなり散っちゃってますね〜 | 土手も低く何より川の近くを走れるのが気持ちいいですね。 |
市民健康センターから上流に向かって走ること2kmくらい。 |
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会場の関戸橋下の広場には、スゴイ人だかり。 でも、手前の半分は、ウォーキングの人たちです。 |
とはいえ、会場にはたくさんの自転車野郎が集まっていました。 | なんと、ライトが蝋燭、そしてフロントが内装2段という、珍しい自転車も!? |
ぐる〜と見てまわったのですが、めぼしい物は見つからず、残念。 売っていた物は、どっちかというとオールドパーツ系が多かったような印象ですね。 一回りしたあとで、さいごんさん・すがのさん・ロイさんと遭遇。 みなさんはこれからお茶して帰るとのことでしたが、僕はこれからが本番なので、ここでお別れして先に向かいます。 さて、今日のコースです。 どうやらこの辺りは、かつての多摩川の流れによって作られた「青柳段丘」があり、その周囲にはたくさんの湧水があるとのこと。 湧水と聞いては、水と水路マニアとしては行かねばなりません。 まずは、今回の基本ルートとなる「府中用水」の取り入れ口まで向かいます。 府中用水は、多摩川の水を取り入れ、谷保南部を通り最終的に府中まで導く農業用水です。途中、分流・合流を繰り返すので一体どうやって流れているのやらさっぱり(笑) |
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狭いと聞いていたが、荒川上流よりは広い気がする多摩川サイクリングロード。 でも、確かに人と自転車は多いかも。 |
途中にあった4本しかないのに五本松。 | 真すぐ進むと私有地みたいなところへ・・・ どうやら手前から迂回するみたい? |
先ほどの民家みたいなところを抜けると、すぐに「府中用水」の取り入れ口がありました。 実際に多摩川から取水しているところはもっと先のようなのですが、自転車で行けそうにないので、ここで折り返すことにしました。 |
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ひっそりと圦樋の碑がありました。 | 今は需要がない時期なのか、水は全く流れていません。 | 古くからの用水路らしく、すぐそばには小さな神社もあります。 |
府中用水は、段丘から流れ出る湧水を集めながら流れていくので、それらを眺めながら下っていきたいと思います。 | ||
でも、上流部では水は全く流れてません(T T) | 谷保堰 ここで、府中用水本流と谷保分水に分かれます。 景色が良いのは、谷保分水の流れなのでそちらへ向かうことにしました。 |
ちょっと進むと水路に水が! 一体どこから? |
これまで、全く水の無かった水路に急に水が現れました。 ここが湧水か?と思いましたが、コレは勘違い。どうやらちょっと先から、たくさんの水が流れ込んでいるようです。 |
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きれいな水がコンコンと流れ込んでいます。 この水は一体どこから来たんでしょう? |
そのまま流れに沿って進みます。 コレにしてもきれいな水ですね。 |
住宅の脇にちょっとした湧水スポット発見! |
さて、調子に乗って走っていましたが、コレが失敗でした。。。 実は、府中用水に流れ込む湧水の見所スポットは「ママ下湧水群」と「矢川」なのですが、いつの間にか通り過ぎていました。 というわけで、一旦戻って、ママ下湧水群を見に行きましょう! |
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ママ下湧水群のすぐ脇に県道を建設中とのことで、いろいろ無粋な物が付いちゃってます・・・ | 便利になるのは良いのですが、この風景を壊さないようにお願いしたいものです。 | ここが一番大きな湧水。 崖のすぐ下のところから、絶えることなく水が流れています。 |
ステキな流れを堪能させていただきました〜。 ちなみに「ママ」とは崖のことで、崖下から流れる湧水という意味だそうです〜。 続いては、もう一方の流入、矢川へ向かいます。 先ほどの流入ポイントからすぐ上流は滝乃川学園の敷地に入ってしまうため、流れを追うことが出来ません。一旦迂回して、流れを探りたいと思います。 |
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滝乃川学園のすぐ裏。 ここでも川沿いは走れない。 |
国道20号(甲州街道)より北側に出ると、川沿いに遊歩道が整備されていました。 | あちこちにある洗い場が、生活に密着した川であることを伺わせます。 |
矢川は、立川段丘崖下から流れ出る湧水を水源とし府中用水に合流する、長さ1.5km程の小さな川です。 かつては矢のように速い流れだったことから、矢川といわれたとのことですが、今はその面影無く、ゆっくりと流れていきます。 |
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途中、親水公園もありました。 (矢川いこいの広場) |
少し進むと、矢川緑地保全地域 矢川の水源の一つである湧水を含む雑木林で、大切に保護されています。 |
雑木林の中を進む矢川の流れ。 思わずのんびりしたくなります。 |
雑木林の中は自転車は乗り入れ禁止(押して歩くのは可)なので、一旦自転車を置いていくのがよさそうです。 この先に、本来の矢川の水源があるということなのですが、既に暗渠化されていて確かめることは出来ませんでした。 |
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カモ発見! | 隣接する湿地帯には木道がかかっています。 | こちら水源の一つと思われる湧水。 |
きれいな水が流れるところというのは、なぜか気持ちがさわやかになったりするから不思議です。 |
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戻る途中に、「くにたち郷土文化館」」があるのでちょっと寄り道。 ここで、青柳崖線MAPを入手! |
くにたち郷土文化館はガラスを多用したとってもきれいな施設でした。 | MAPによると、ちょっと先に、湧水があるとのことだったので見に行きましたが、水は流れてませんでした。 |
くにたち郷土文化館を出発して府中用水(谷保分水)の流れへ向かっていくと、途中にハケ下の小径という遊歩道がありました。 なんとなく、こっちがイイかも?ってことで進んでいったのですが、これが大変なことに(笑) |
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まずは、アップダウンの連続で軽く担ぎが入る。 | 水路の上を歩く板の歩道が・・・ | 終いには1枚に・・・ 自転車で進むのは勇気が必要です(笑) |
そんなわけで、この小径は自転車ではきつかったですが、歩くには気持ちいい道だと思います。 そして、小径を抜けると「城山公園」です。鎌倉時代初期、豪族三田氏がここに城を構えたことから「城山」の名がついたそうです。 |
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城山公園 湧水の流れを利用した自然公園です。 |
公園入口脇には古民家もあり、たくさんの人が休憩していました。 | 公園内にも湧水があるそうなのですが、どこだか判りませんでした〜 |
公園を抜けても遊歩道は続いていきます。 |
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いや、ホント国立市の遊歩道整備には感動しました(笑) | 水路の脇の梨畑では農家の方が受粉作業をしてました。 | 赤い欄干の天神橋 |
城山公園から続く遊歩道がちょっと大きめの道にぶつかった辺りで、一旦遊歩道が消滅します。 「水が多い方へ行けばいいんだ!」 |
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菜の花とか眺めてたら、 | いつの間にか遊歩道に戻ってました。 | またしても、名前が判らないのですが、水色の小さな花。 |
実はこの辺りに谷保天満宮という立派な神社があるそうなのですが、迷走中に通り過ぎてしまったようです。 |
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遊歩道を真っ直ぐ行くとなにやら階段。 しかもこれ、スロープがありません(T T) |
道を渡った先でも、また担いで下ります。 でも、高いところからの見晴らしはイイ! |
桜ももう終わりですね〜。 |
この担ぎですが、手前で一般道に抜けると回避できます。 ここで、最初に分かれた府中用水の本流と合流し一旦暗渠となります。 |
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水路脇の湧水から、水が流れ込んだりもします。 | 判りにくいですが、右が谷保分水、左が府中用水。 NEC府中工場前で合流します。 |
一旦暗渠となったあと、ちょっと進むと再び水路が現れました。 |
NEC府中工場を過ぎた辺りで、遊歩道は二手に分かれます。 右:新田川緑道、左:市川緑道となっているのですが、走りやすいのは、右の新田川緑道とのことだったので、そちらへ向かいます。 |
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緑道の分岐点は、右へ。 | 小さな水路が流れる遊歩道です。 | 鎌倉幕府軍と新田義貞の軍勢が合戦を行い、幕府の命運を決めた「分倍河原古戦場」もあります。 |
この新田川緑道ですが、かつて府中用水の支流の新田川であったところを暗渠化して整備されたものだそうです。 |
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古戦場のある公園を抜けたあとは、水路を離れ中央道の側道を進みます。 このルートなら、京王線の線路の下をくぐることができます。 |
新田川分梅公園をすぎて、しばらく進むと、 | 下河原緑道と交差します。 |
下河原緑道は、かつての国鉄下河原線の線路敷を利用して作られた緑道です。 線路だったというだけあって、真っ直ぐに続く緑道は、これまでとは違った趣で楽しげです。よし、こっちへ行ってみましょう♪ |
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まーすぐな緑道 | 旧甲州街道とぶつかる辺りには、歴史を感じる建物や寺社などがあります。 | 終点には小さなプラットホームと、「下河原線公園広場」と書かれた案内板があり、鉄道であった趣を残しています。 |
かつての軌道を残しているところや、 | 枕木で作った案内看板もありました。 | 途中で第二都市遊歩道と交差しているので、そちらへ向かうことにしました。 |
さて、いよいよ今日のツーリングも終盤。 朝から天気がイマイチで午後からは雨だというので、真っ直ぐ帰るのが利口なのですが、ここで発見してしまいました。 |
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「都市」というだけあって、住宅地の中を進んでいきます。 | ここが武蔵野線の終点「府中本町駅」 | なんと、サントリーの工場が!! 格好の反省スポットです。 フラフラと引き寄せられますが、車で来るんじゃなかった・・・ |
それにしても、駅近辺にこれだけの遊歩道が整備されているというのはすばらしいです。 その後、一般道「御茶屋街道」を進んでいくと前方に新たな緑道が見えてきます。 |
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また現れた新たな緑道(笑) 二ヶ村緑道 |
南武線の脇で小休止 | マンション群の間を進んで終了〜 |
二ヶ村緑道もかつての農業用水のあとに造られた遊歩道とのことですが、既にその面影はありません。 |
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二ヶ村緑道の先には、多摩川競艇がありました。 | ちなみに多摩川競艇ですが、かつて砂利を採取した跡地で、この砂利を運ぶのに使われたのが、先の下河原線なんだそうです。 | そしてまた・・・ 小柳散歩道 |
多摩川競艇を過ぎ、今度こそ帰路に着こうと思ったら、目の前に「小柳散歩道」の看板(笑) 段々車から離れているような気がするが・・・ そして小柳散歩道を抜けた先、今度こそ帰ろうと思う僕の前にまたそれっぽい道があったわけですが、これは見なかったことにして帰りましょう(笑) |
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そして、多摩川サイクリングロードに戻って上流へ向かいます。 | 僅かに残る桜の下で、花見を楽しむ人たちがたくさんいました。 | |
いやー、フリマから始まり、湧水巡り、多くの遊歩道と当初の予想を上回る盛りだくさんのツーリングになりました。 それでも盛りだくさんなこの近辺の見所はほとんど廻れていないようです。 我が埼玉も、これくらい遊歩道があったらうれしいなぁ。 |
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