都内を流れる白子川と石神井川。二つの河川と荒川を繋いでグルッと一周してみました。
意外にもキレイな流れと周辺の整備状況の良さにビックリ!
走行日 | 2004年9月12日(曇) |
走行距離 | 83 km |
使用した愛車 | YAMAHON |
コース概要 | 赤羽駅→宝憧院→荒サイ→新河岸川→白子川→大泉IC→白子川源流→石神井公園→石神井川→としまえん→ぼにしも→城北中央公園→首都高5号線→もみじ緑地→さくら緑地→音無川親水公園→王子駅→石神井川河口→隅田川→荒サイ→岩淵水門→秋が瀬公園→さいたま市(自宅) |
先週は雨が降りそうなのに無理矢理出発してエライ目にあったわけですが、天気予報では今週末も何となく天気悪そうな感じです。 自転車の神は僕を見放したのか! とも思いましたが、晴れ乞いが実って何とか曇り。 というわけで、赤羽駅まで輪行です。 |
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赤羽駅前でYAMAHONを組み立てて出発です。 先週と景色が違うのはここが北口だから。 |
赤羽駅の前では、お祭りの準備中。 なにやら、楽しげな音楽がかかっていました。 |
まず、荒サイへ向かいます。 途中の宝憧院前にあった道標によるとここが日光御成街道(日光・岩槻街道)の起点だそうです。 |
先週は大きな通り沿いに荒サイへ向かったのですが、「同じ道じゃ、つまらないしね」と裏道に向かったのが失敗でした。 まぁ、だいたい方向は判っていたので少しの遠回りで済みましたが(笑) で、荒サイにつきましたがスゴイ風です。 |
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追い風に乗って荒川上流へ向かいます。 | 途中にピンクのきれいな花が咲いてましたが、何の花なのかはいつも通り不明なのです。 | サイクリングロードの脇のグラウンドでは野球やサッカーをやってる人が沢山いました。 運動するのにはちょうどいい季候。 |
今日のコースは白子川&石神井川と荒サイを使って、和光市・練馬区・板橋区・北区を走るルートです。 |
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新河岸水再生センターの脇を通り、芝原橋をこえて新河岸川の右岸へ向かいます。 写真右は再生センターからの放流口です。 |
新河岸川の右岸は桜並木の遊歩道です。 春はキレイなんですよね〜 |
川沿いの至る所に怪しい物体が! なんでも、ユスリカ対策マシーンらしいのですが、コンビニ前でバチバチ行ってるのと同じかな? |
新河岸川沿いを走り、笹目橋を過ぎてちょっと進むと「落合橋」があり白子川が新河岸川に合流しているところになります。 ここから白子川を遡上していきたいと思います。 |
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非常にわかりにくいですが、右の建物の下辺りが白子川の河口です。 新河岸川は非常に汚いですね〜。 |
河口に架かる「落合橋」の上から白子川を眺める。水はよどんでいてかなり汚い感じです。 都内の川ってこんなもんでしょうか?と思いましたが・・・ |
しばらく進むと三園浄水場が見えてきました。 どこから取水しているのか非常に気になりますが、どうやら秋ヶ瀬取水堰から取水しているらしいです。 |
最初の頃(河口側)は濁っていて「これぞ排水路」という感じの白子川ですが、しばらく行くと様子が変わってきました。 なんか、水がきれいになってきましたよ!1〜2kmのわずかな距離で一体何が違うんでしょうか? |
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この辺は、まだ澱んでますね。 錦鯉がやる気なさそうに浮かんでいました。 |
途中でくず餅店を発見しましたが、今回は保留。 | ちょっと進むとだんだんときれいな水になってきます。 写真では写ってませんが何かの稚魚が数百匹群れをなして泳いでいました。 |
白子川沿いには、ほぼずっと遊歩道が整備されていてわりと走りやすいです。 ただ、この辺りは中小の工場が多く休日でも普通に営業しているので車や人には注意が必要かも。 |
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左の看板「この池は自由に魚を放せます」と書いてあるんですが、池には水が無いです。 もっとも、こんな小さいところに放される魚もかわいそうだが・・・ |
清水かつらが住んでいた付近という白子橋には「くつがなる」の歌詞が刻まれています。 | 国道254号線を過ぎたところで、一旦川沿いの道がとぎれます。 ホンダの研究所の方へ迂回しました。 |
ここからしばらく住宅地の中を進みますが、左手側が急な斜面になっています。 どうやらこれ、白子川の浸食によって出来た河岸段丘らしいです。標高差が20m位ありましたから、ものすごく削られてることになりますね〜。 |
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ひときわ立派な蔵のある家。 どうやら、普通の個人宅の模様。 |
和光第五小学校の脇から川沿いに戻りますがここから先は少し未舗装路が続きます。 | この辺では、もうすっかりきれいな水になってますね。 カモが沢山いました。 |
周りの景色が中小の工場が並ぶ雑多な景色から、郊外っぽい雰囲気に変わってきました。 都内に入ったら郊外っぽくなるというのは感覚的には不思議な感じですね。 |
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練馬区に入ると桜並木が続いていました。 | 路上で開店中。 ここはホントに都内なんでしょうか? |
川沿いには静かな公園も多数ありました。 右手には湧き水があって白子川の水源の一つになっているそうです。 |
この辺りは、「ねりまのさんぽみち」として設定されているので、路上の表示に従って進んでいけばあまり迷うことはありません。 (ちょっと表示がないところもありますが) |
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向下橋のところで表示が無くなりますがちょっと右側に迂回して川沿いにもどる方に進めば入り口があります。 | 進んでいくと立派な構造物が現れます。比丘尼橋下流調整池ということで、この下に広大な調節池があるそうです。 | その上には大泉橋戸公園がありました。 |
この辺りは「大泉」という地名が示すとおり、多数の清水がありそられが白子川の水源となっていたようですが、今回はその辺を巡ることが出来ませんでした。 次はその辺をじっくり見てまわりたいなぁ。 |
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大泉JCTが建設中です。 それにしても、スゴイもの造るなぁ。 |
なんと、23区内に牛がいました! かなり、田舎の香水の香りが漂っていましたが近所から苦情とか言われないんでしょうか? |
また、だんだんと街になってきました。 |
西武池袋線に近づくにつれて、まわりに家が増えてきて都会っぽくなってきました。 このあたりでも、基本的には川沿いを進むことが可能です。 |
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川の中にかなりの草が生えていますが、水は基本的にきれいです。 | 西武池袋線の手前にあった妙福寺。 | 西武池袋線にぶつかって行き止まり〜。 東京周辺自転車散歩では、まっすぐ行けることになってるんですが・・・ 右側に踏切があるのでそちらに迂回します。 |
踏切を渡り、川沿いに戻ってしばらく行くと周囲に住宅が無くなってきました。 どうやら、大泉井頭公園、つまり現在の白子川の源流にたどり着いたようです。 |
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西武池袋線の踏切を越えてしばらく行くと、 | 都内とは思えない風景。 | ついに、白子川源流に到着! 源流になっている湧き水の周囲に公園が整備されていました。 |
うーん、しかし考えてしまいます。 というのも、公園にあった掲示によると白子川の水量が減少していろんな生物がピンチなんだそうです。 かつては、未処理の排水の流入により都内水質汚濁ランキング1位の不名誉な勲章を持っていた白子川。 |
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かつて、汚水が流れ込んでいたという水路。 | そのもうちょっと上が、現在の白子川最上流。 どうやら、ここから先は暗渠になっている模様。 |
[ P R ] ポタリングのお供に♪ |
ふと、その上流を見ると遊歩道らしきものが! |
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もしかして、暗渠の上に遊歩道が続いてるの? | 住宅街の中を走り抜けていきますが、 | 数百m進んだところで遊歩道は終了。 かつての白子川の源流をたどるすべはたたれました〜。 |
帰ってからネットで調べてみましたが、やはり正確な情報はないようです。このサイトが一番詳しいようですが、それでも、はっきりしない部分も多いようです。 ところで、急きょ予定を変更したわけですが、このことが後の迷走を生むとは・・・ というわけで、ちょっと探検モードに入ったためにちょっとした問題が起こりました。 この後は、石神井公園を目指す予定なのですが、仕方ないので方向のカンだけで進むことにしましょう。 迷っているときは不思議なものでたいした距離を走っていないのに、かなり走った気がしたりします。 |
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えー、もうどこで撮ったのか覚えていません。迷っている最中かな? | いろいろありましたが、何とか石神井公園に到着しました〜。 | 入ると目の前には三宝寺池が見えました。 |
石神井公園は三宝寺池と石神井池の周りに広がる公園で、その周囲には天然記念物の植物群落等があります。 周囲には木道が整備されており、散歩するにはもってこいの場所です。 |
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こんな感じで、 | 木道が整備されています。 | なんかレトロな売店もあります。 |
ところで、あとで発覚したんですが、この木道「自転車の乗り入れは禁止」だそうです。ごめんなさい。 行かれる際は、押して歩きましょう。 |
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続いて石神井池。 ボートに乗ったりも出来るみたいです。 今日もラブラブカップルがボートに乗ってました。 |
木道を避けて北側のルートを選択しました。 | 突然、「ここは日本か!?」っていう感じの建物が現れました。 個人宅? |
この後は、石神井川を下るのですが、ここで重大な勘違いをしていました。 この時点で僕は「石神井川は石神井池から流れ出ている」と思っていたんですよ・・・。 もちろん実際は違います(笑) |
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おぉ、ここが源流か! と眺めましたが、もちろん違います。 |
たちの悪いことに?それっぽい遊歩道も続いているわけです。 | でも、遊歩道内の水路には水がありません・・・。 |
遊歩道を抜けてちょっと進んだところで大きな川にぶつかります。 「え!?あの源流からこんな大きな川になるの?」と思い、地図で確認して始めて間違いに気が付きました(笑) |
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山下橋から石神井川沿いに下っていくことにします。 | 川はわりとキレイで、その隣にはこんな立派な遊歩道が続いていました。 | 大量の錦鯉がいたりもします。 |
川沿いは郊外の住宅街っていう感じの中を進んでいきます。 | ||
なんか、電波発信中のアパート発見。 住んでいる方の総意なのでしょうか? |
きれいだった水があっという間に濁水に。 上流で河岸工事をやっているためです。 |
川はまっすぐに住宅街を流れていきます。 |
環8の陸橋の下はちょっと迂回が必要です | 川沿いのあちこちにこんな小さな公園が整備されていて、休憩にちょうど良さそうな感じです。 | 前方にとしまえんが見えたところで行き止まりに。 |
石神井川はとしまえんの敷地内を流れているのでここで一旦迂回が必要になります。 基本的にはとしまえんの塀に沿って走っていけば反対側で石神井川にたどり着きます。 |
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なんかもう、投げやりに保存されている石碑。 せめて、まっすぐに立て直せば・・・ |
ぐるっと回って反対側がとしまえんの入口 小さい頃遊びに来たなぁ・・・ |
ちょっと進むと大通りと交差したところで、石神井川が見えてきます。 |
あっ!大事なこと忘れてました! お昼食べに行かなきゃ!! 予定では、石神井川に戻らずに西武池袋線の練馬駅方面に向かうつもりだったのに逆方向まで来ちゃいましたよ。仕方ないので、坂を登って引き返しましょう。 |
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今日のお昼は、こだわりの高級素材スープの「ぼにしも」 わりと、こぎれいな店構えでいい感じですがちょっと問題点。 ?店員が不親切。食券があるなら最初に教えてよ! ?出てくるのが遅い。ラーメンに15分以上待ちはどんなもんでしょうか? |
今回食した「らーめん」600円 旨みはあるがしつこくなくて食べるほどに味に深みが出てくるスープはかなり美味しいです。 味玉の味付けもGood! まさにボニシモ(イタリア語で最高にうまい!) 独断と偏見による評価 ★★★★☆ |
練馬の市街地を通り抜けて、石神井川へ戻りましょう。 |
練馬総合運動場の脇から石神井川へもどりました。 運動場では、子供達がサッカーをしていてその脇でお母様方が見守っていて「どこも一緒の光景」が見られました(笑) |
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子供達はサッカー。 | 途中、もはや廃墟という感じの家が道をふさいでいました。 そこまでして土地を売りたくない理由は・・・? |
東京コンドルタクシーの整備工場の裏には謎の親水公園が。 白雪姫? |
それにしても、都内はこういった遊歩道の整備はすばらしいものがありますね。 中小の河川沿いにそれぞれこういう道が整備されていれば自転車が交通手段として見直される日も近くなるのになぁ。 |
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城北中央公園までやってきました。 起伏のある敷地にいろんな設備があって自転車で中を走っても楽しめそうな感じ。 |
東武線に向かってまっすぐに流れる川。 | 東武線の高架下になかなかうまいの落書き。 その才能は、ここではムダなので他で生かしてはどうかと思いますよ。 |
東武線を超えてしばらく行くと国道17号(首都高5号線)に突き当たります。 この辺りからだんだんと下町っぽくなってきます。 |
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川の水は少ないですが、わりとキレイ。 | 前方に首都高5号線が見えてきました。 ここで一旦、左側へ迂回します。 |
商店街では提灯が飾られていたりしてお祭りっぽい雰囲気。 近々お祭りがあるのかな? |
しばらく進むと、商店街の入り口になにやら碑がありました。 どうやら、板橋の地名はこの橋を起源としているようです。ということは、ここが旧中山道ということでしょうか? |
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「日本橋二里二十五町三十三間」との表示があります。 | こちら、「板橋」 | ちょっと進むと緑地公園もありました。 |
この辺りになってくると、川沿いには緑が多くあちこちに緑地公園が現れます。 だんだんとJRの方に近づいているのですが待ちの中にこんな緑の多い場所があったとは驚きですね〜。 |
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北区と板橋区の境辺りで埼京線の下をくぐります。 | 音無もみじ緑地では川のすぐぞばに下りることも出来ます。 沢山の方が釣りをしてました。 |
もう少し先の音無さくら緑地には吊り橋もあります。 |
王子駅のすぐ手前には、音無親水公園があります。 ここは、河川改修によって変更された石神井川の旧流路を改修して造られた公園だそうです。(川は↓の写真手前側へ流れています) |
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王子駅前の立派な橋の下に音無親水公園が続いています。 実はこの橋からは、階段を下りなければ公園には入れません(T T) |
公園は、こんな感じで水遊びが出来ます。 もちろん水は、お得意の地下水&循環水を仕様。 |
公園の風景をもう一枚。 |
王子駅のガード下をくぐって東側へ向かいます。 ここからもうちょっと進んでいくといよいよ石神井川の河口です。 |
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王子駅の東側には都電荒川線も走っています。 今度は乗ってみたいですね〜。 |
下町っぽい商店街を抜けていくと、 | 石神井川の河口です。 隅田川へ注いでいます。 |
都内を流れる、二つの川を走ってみましたが、景色の変化も楽しめるなかなかのコースでした。 ここからは、隅田川沿いに荒サイを目指し出発地点である赤羽駅を目指しましょう。 |
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隅田川を渡る豊島橋の脇では何やら大規模な解体工事中でした。 | 隅田川がゆっくりと流れていきます。 | 渡り終わったところの川沿いにサイクリングロードが続いているので、これを利用して荒サイに向かいます。 |
じつは、今日は東京自転車生活のjinxさん主催のオフがあり僕も間に合えばちょっとだけ合流するつもりでした。 |
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荒サイを北上して帰りましょう。 | 隅田川の周囲には沢山の巨大な団地が並んでました。 | 土手下のサイクリングロードに下りていきます。 |
赤羽の方へ向かっていくと岩淵水門が見えてきます。 何度も通っているのですが寄り道したことがなかったのでちょっと寄っていきましょう。 |
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旧岩淵水門の公園にある謎のオブジェ。 昔の灯台かと思いましたが、どうやら違うみたいですね。 |
ここでも釣りしてる人が沢山いました。 | 旧岩淵水門をバックにパチリ。 |
ところで、今日は沢山のお友達がこの辺にいたらしくかなりニアミス気味でした。 ちょっと話してお別れしましたが、あっという間に消えていきました。 |
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スゴイ勢いで走り去るohtaさん。 ホント一瞬で消えていきました。 |
僕はのんびり、彼岸花でも眺めつつ帰りましょう。 | 途中にアイスキャンディ売りのおじさんがいました。 これからの季節は商売あがったりですね。 |
ホントは、この辺から赤羽駅に向かい輪行で帰るつもりだったのですが、颯爽と走るohtaさんに影響されて自走で帰ることにしました。 この時、風は南東の風で追い風だったので、まぁ楽勝でしょうと思っていたのですが、途中から進行方向が北に向くにつれて向かい風気味に・・・ |
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途中にあった謎の車両 | 秋ヶ瀬橋では、かなり強い向かい風に苦しみました。 | やっと渡り終えると、秋が瀬公園。 |
あとは、ここから自宅まで自走して今日のツーリングはおしまいです。 |
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