多摩湖自転車道＆玉川上水

関東地方はさっぱり雨が降らないうちに梅雨明けだそうですが毎日暑いですねぇ。
暑すぎて何もする気が起きませんが、なぜか自転車にだけは乗りたくなるから不思議です。

とはいえ、この快晴のもと日向を走ろうものなら日焼けと熱射病が心配です。
というわけで、またしても「東京周辺自転車散歩」を参考にしてなるべく涼しく走れるルートを選んでみました。

1kmほど登ると多摩湖自転車道が現れます。

多摩湖自転車道は、五日市街道から多摩湖に至る水道導水路の上と多摩湖の周囲をに続くサイクリングロドです。
サイクリングロード沿いにはずっと林が続いており木陰を涼しく走ることが出来ます。

サイクリングロードは引き続き多摩湖沿いを走り抜けていき西武ドーム前を通過し狭山公園にたどり着きました。

そもそも、多摩湖は水道用の貯水池として造られた人造湖で、ここに一旦貯めた水を東村山浄水場、境浄水場、和田堀給水所へ給水し都民の水源地としています。

そして多摩湖から境浄水場へ続く導水路の上に造られたのが「多摩湖自転車道」です。

サイクリングロード沿いのあちこちで地元産野菜が売られています。

小平近辺は、江戸時代初期の玉川上水の開通にともなって開発が行われた新田村落です。

そうこうしていると、あっという間に五日市街道に到着し多摩湖自転車道は終点となります。

境浄水場を過ぎたところで右折し玉川上水へ向かいます。

さて、こないだ見沼代用水を走った時のようにうっかり昼食を抜いてしまうわけには行かないので、そろそろ本日のお昼スポットへ向かいましょう。

いやー、旨いラーメンだった。
これは久しぶりにかなりお奨めといえるラーメンだ。

玉川上水は、江戸の徳川４代将軍家綱が当時の江戸の人口急増による水不足対策として多摩川の水を江戸に運ぶために造られた人工河川です。

玉川上水沿いをしばらく進むと小金井公園があります。

玉川上水沿いには遊歩道が整備されているのですが、基本的には未舗装路です。
小金井公園付近は簡易舗装されていますが、少し進むと未舗装路に。

西武線玉川上水駅の処で衝撃の事実が明らかに！
付近の案内板によると、多摩川から取水した水は小平監視所で新堀用水と東村山浄水場への導水管に分水しているそうです。

ん？玉川上水は・・・？

謎は、小平監視所の裏の公園になっている部分を降りていくと解けました。
なんと、ここより上流の玉川上水と下流部分とは別物だったのですよ〜。

すると、この水はどこから来たのか？ということになりますが、それも書いてありました。「この水は東京都流域下水道多摩川上流処理場からの再生水です」と、なにー！そうだったのか！どうりで鯉とか多いと思いましたよ。

それにしても、すごいこと考えますね。
葛西用水の復活事業といいここといい、もはや力ずくですねぇ

いやー、驚きました。
ついでに野火止用水も流れが途絶えていたものを再生水を流すことで復活したそうです。

ここから、スタート地点である野山北公園へ戻って今日のツーリングも無事終了となりました。
終了後にかたくりの湯で汗を流すのもいい感じなのですが、風呂に入ったら眠くなりそうなのでまっすぐ帰ることにしました。