生口橋で因島へ!

生口橋を渡って因島をサイクリング。因島南部の造船所を見ながら地蔵鼻へ向かい激坂越え。因島水軍城を見に行きます。
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生口橋で因島へ!

生口橋は生口島と因島を結ぶ全長790mの斜張橋です。
生口島の西側にかかる多々羅大橋を見た後だと小さく感じますが、横浜ベイブリッジよりも大きいというのだからビックリです!

そんな生口橋は、自転車道の途中から眺めるのがベストアングル♪

エメラルドグリーンの海と、海沿いに広がる街並み、そして山肌のミカン畑。
生口橋からの眺めはこれまた素晴らしく、自転車旅行満喫って感じです。

今治から出発した場合、次の因島大橋が最後の橋梁となるのですが、後述するとおり因島大橋はほとんど展望が楽しめないので生口橋でゆっくりと眺めを楽しんでいきたいところです。

因島サイクリング

生口橋を渡って因島へやってきました〜
こちら側から生口橋を眺めるのも、また素晴らしい。

サイクリングロードは生口橋から北へ続いていますが、今回もまた遠回りしていきましょう♪因島で一番大きな港町「壬生港」や地蔵鼻などを見るために島の南側をぐるっと回りますよ〜

生口橋の南側には金山フェリー乗り場があり、どうやら橋を渡らずにフェリーで渡ることもできるようです。フェリー乗り場には「橋より安い200円」と書かれており、フェリーを乗り継いで車の旅ってのも楽しそうだと思いました。

そのまま海沿いを南下していくと壬生港に到着。
因島でもっとも大きな港ということで周囲には商店街があったりしてかなり栄えています。

せっかくなので商店街をブラブラ見学しながら走っていると、「願い事が叶う お抱え地蔵様」と書かれた小さな看板を発見。商店街の路地を抜け坂を登った先にあったのですが、お地蔵様を抱えて願い事の可否を測るには管理の人に来て貰わねばいけないみたい。(お地蔵様を抱えて軽ければ願いが叶い、重いとダメというシステム)

お抱え地蔵様を抱えることはできませんでしたが、その手前にある「手を洗うと幸運がつかめる お大師水」で手を洗ってみましたよ♪

今日の午後から天気が崩れるとの予報なのですが、幸運が訪れるはずなので一日快晴はなず!?という期待はこの数時間後に裏切られることになります(涙)

壬生港の賑わいを通り過ぎて久しぶりに坂を上り安郷トンネルを通過すると、周囲はグッと静かな感じになります。道は細くなり車も減るのですが、海側には日立造船の巨大な造船所があったりして妙に近代的なのも面白いところ♪

山肌の洞穴的な場所なのですが、ドアが着いてトイレの排気筒もあったりして民家のような・・・?

まさか人が住んでいるのでは??

因島の南端は造船所となっているのでいつの間にか通過し、しばらく進むと半島の先にお地蔵様があるという「地蔵鼻」があります。

地蔵鼻と激坂〜

面白そうなので立ち寄ってみたのですが、これが凄い激坂の向こうにあるのですよ。しかも僕が選んだ半島中央を抜ける道は最も坂が酷い・・・。後でわかったのですが地蔵鼻の南側にある折古の浜からも入れるようなのでそっちの方がラクチンだったかもしれない

それでたどり着いた地蔵鼻ですが、海辺にあるはずなのにずいぶん高い位置にあるんですよね。あ〜、これはもしかして崖を徒歩で下りなさいというパターンですね(笑)

海際の崖を下っていくと半島にへばりつくように道が続いており、途中にはかなりの数のお地蔵様が置かれていました。

そしてその奥に、村上水軍に殺された娘の霊を供養するために掘られたという地蔵尊が・・・、って、満潮でたどり着けない!!写真上右の丸い岩の表面に地蔵尊が描かれているはずなのですが、潮が潮が・・・

地蔵鼻を目指す際には潮の干満にも気をつけましょう(笑)
あ、そうそう、この地蔵鼻には「縁結び」の御利益があるとされてるそうですよ♪

地蔵鼻がある岬の上には美可崎城跡がありましたが、満潮で心が折れたので遠くから眺めるだけにしました。

岬の北側は割と緩やかな斜面なので、激坂を避けるにはこちらから来るのも手かと

地蔵鼻の激坂が〜とさんざん書きましたが、実はそんなのは序の口。
本当の登りはここから始まるのです。急で、そして長い登りが〜

三庄の集落を過ぎた辺りから次の岬「白嶽ノ鼻」の辺りまでかなり急な登り坂になっています。

海沿いにどんどん標高を上げるこのルートは「因島水軍スカイライン」という名前でかなり絶景なのですが、必死で登ると景色を見る余裕がありません(笑)

また、地図によると途中に城跡があるようなのですが、それっぽい構造物や看板を見つけることはできませんでした。

海沿いの道は、岬・集落・岬・集落という感じで続き、天然に入り江に集落がありその間の峠を越えるように道が続いています。なので2,3回アップダウンが続きます。

その度に少しずつ見える角度が変わる景色が素晴らしい♪

そんな岬の突端には必ずといって良いほど小さな祠が奉られています。
写真上左は「さいのき さん」として親しまれているという神様。海路の安全と道行く人の一里塚の役割を担っていたものだそうです。

写真上右の看板には「魔のカーブ 徐行地帯」と書かれています。
たしかに「魔」の登りと言っても過言ではないw

鏡浦漁港を過ぎて梶ノ鼻の付近まで来ると海の向こうに、因島と向島を結ぶ因島大橋が見えてきました。

もうすぐ因島ともお別れかな〜、という感じですがまだまだ寄り道しますよ♪
(しかしここらでだんだんと雲行きが怪しく・・・)

外浦町にある本因坊秀策の碑

本因坊 秀策(ほんいんぼう しゅうさく)は江戸時代に活躍した囲碁棋士。
19戦19勝無敗の大記録を作り本因坊道策と並び棋聖・碁聖と呼ばれファンも多いそうです。

さて、このまま海沿いを走れば因島大橋なのですが、なにげに地図を見ると意外なほど近くに「因島水軍城」なんていう魅力的なスポットがあるではないですか!

そろそろお腹も空いたし、帰りの時間が気になるので悩みどころですが・・・

因島水軍城へ!

来ちゃいました(笑)
実際来てみたらホント海からすぐ近くなので寄り道しておいて良かったですよ♪

さて、因島水軍城。
案内に寄れば「昭和58年に築城された全国でただ一つの水軍上です」と。

んん〜?
昭和58年につくったということは因島水軍とは何の関わりもないのでは(笑)

とはいえ、山の上に立つ天守閣と本丸はなかなか立派。
建物の中は資料館になっており中に入るには310円がかかりますが、外から見るだけなら無料です♪

因島水軍城の隣にある金蓮寺には、因島村上家歴代の墓(村上水軍の墓)もあり寄り道スポットとしてはなかなか面白い〜

で、あまりにもお腹が空いたので隣にあった「セルフうどん 水軍」でランチ。
まぁ、駅の立ち食いうどんくらいの味ですが、麺はコシがあってなかなか美味しかったかも。

再び海沿いに戻ろうかと思ったのですが、さらに地図を見るとここから本来のサイクリングロードが近いことに気がつきました。せっかくなのでサイクリングロードも走っちゃおうかなぁ。

因島北ICの先でサイクリングロードと合流。
「因島除虫菊の父 村上勘兵衛」と書かれた大きな碑が目印。

サイクリングロードで気になったのは、白滝山山頂に巨大な岩がゴロゴロとへばりついていた風景。あれはいったい何だったんでしょうか・・・?

そんな謎を抱きながらしまなみビーチ沿いを走っていくと因島大橋に到着し因島ともお別れとなります。

因島周辺の地図


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inaさんも地蔵鼻から因島水軍城までの東側を走ったんですねぇ(^ ^;
私も知らずに水軍城から地蔵鼻へ走りましたが、アップダウンの繰り返しがきつかったぁ…

このツーレポを見てこれから地蔵鼻に自転車で行こうという人がいましたら、
健脚だと自信のある人は別ですが 悪いことはいいません!
生口橋のある南側を往復した方が無難ですよ。(笑)

>takuさん
アレは本当にきつかった・・・(笑)
takuさんは僕とは逆回りのようですが、おそらくそちらの方がよりきついはずではないかと思ってみたり〜

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