日光街道を自転車で行く > 日光街道探訪記 > 大沢宿から今市宿へ
大沢宿は江戸から三十二里十二町(127km)・徳次郎宿から二里(7.9km)、人口約280人、総家数43軒(本陣×1・脇本陣×1・旅籠41)を有する日光街道で19番目の宿場町です。
もともと大沢村であったところ日光街道ができたときに大沢宿としたところで、度重なる大火のせいで宿場の面影を感じさせるものはほとんどありません。。。
かつて宿場であったところも今では普通の住宅街になっていて、スルッと素通りしてしまいました(笑)
大沢宿を抜けて500m程進んだ大室入口交差点を曲がった先に、将軍が日光参詣の際に泊まった大沢御殿跡があるというので行ってみました。今は御殿開田之碑(写真上左)が立っているだけで跡形もありませんがかつてはここに立派な御殿があったのかなぁと思いを馳せます。
そのちょっと先に水田を潤す用水路がコンコンと流れていたので、思わず頭からかぶってみたり♪
再び日光街道に戻って500m程進むと道の両脇に32番目の一里塚「水無一里塚」があります。
水無一里塚は東西両塚とも健在で東の塚には杉の木が立っていました。
日光街道は基本的に国道119号線に沿って続いていきますが、ここから先はちょこちょこと旧道が残されており、ところどころで国道を離れて静かな旧道を走ることができます。
これがとっても気持ちいい!
国道とは10m位しか離れていないと思うのですが、車の音も聞こえず代わりに鳥の鳴く声が響く素晴らしい道なのです。
700mほど旧道を走り一旦国道に戻って700m、そこから再び旧道に入って1.3km程進んだところで「七本桜一里塚」。日光街道33番目の一里塚です。
七本桜一里塚には根本が大きく空洞になった杉の木があり、人がすっぽり入れることから「並木ホテル」と呼ばれているそうです。
このまま1.5kmほど旧日光街道の雰囲気を満喫しながら走り再び国道119号線に出たら日光街道最後の宿場「今市宿」に到着です!