日光街道を自転車で行く > 日光街道探訪記 > 小金井宿から石橋宿へ
小金井宿は江戸から二十二里二十八町(89.4km)・新田宿から二十九町(3.2km)、人口約770人、総家数約170件(本陣×1・脇本陣×2・旅籠43)を有する日光街道で14番目の宿場町です。
その昔、宿場の西側にある黄金が取れという伝承から金井村と呼ばれ、宿場として移転した際に「小」の字をつけて小金井となったといわれています。
宿場に入ってまず目に付くのが慈眼寺です。
鎌倉時代の豪族・新田氏が祈願所として建立したといわれ、八代将軍吉宗も日光社参の時に休憩所として利用したという記録があるお寺で、境内には立派な山門やら鐘楼やらがあり見応え十分。
慈眼寺を過ぎてすぐ、左手に立派な石塀と古めの木門が見えてきます。
ここが本陣跡の大越氏宅(写真上右)なのですが、案内等は残っていないので写真上左の白壁の蔵を目印にすると良いかも〜
小金井宿を出た後、日光街道は再び国道4号線を左へ外れていきます。
入口と思われる場所からはどうやら入れないようなのですが、そのちょっと先から旧道へ進むことができたので、そちらをのんびりと走ります。
ホント分岐した旧道は気持ちいいです♪
周囲に広がる畑と雑木林を見ながらポタリング気分ですが、すでに12時半を廻っていることに気づくのはもうちょっと先立ったり(汗)
ドライブインのところで旧道が無くなってしまい再び国道に出ます。
この付近に下石橋一里塚があったはずなのですが旧道自体が失われているため見つけることができませんでした。(どうやら写真の場所の左側の雑木林の中にあるらしい・・・?)
また退屈な国道走りか〜と思っていたのですが、丸大食品にある巨大に石像や立派な屋敷門が美しい「黒豚とんかつ合掌」など、ちょっとした見所が多く、それらを見ている内にあっという間に石橋宿が近づいてきました♪