LifeLine Essential トルクレンチのレビュー
Wiggleで売ってる激安な自転車用トルクレンチ LifeLine Essential トルクレンチのレビュー
いやー、良く聞く話ではあったのですが今までメッチャ締め過ぎてましたよ・・・。
何を締めすぎてたかって自転車の各種パーツを取り付けるネジなのです。実は今までトルクレンチを持っていなかった僕は目検討で締めていたのですが、これがメチャ締めすぎてたよと。
そんなわけで最近カーボン乗り必須アイテムといわれるトルクレンチをゲットしました。ゲットしたのはWiggleが展開する格安工具ブランドLifeLineのトルクレンチ。
正直に言うと、先日までの僕は「いや、トルクレンチとかいっても、普通に自分で締めても大して変わらないでしょ?」と心の中で思ってました(笑) しかし、今日からの僕は違う、トルクレンチは持ってた方が良いです。そしてこの「マジで?」感を体感して欲しいです。
「え?4Nmってこんな緩くてイイの?」ってなりますよ。
トルクレンチの選び方
トルクレンチの選び方で検索するといろいろ難しい説明が出てきます。
皆さん気合いの入ったメンテ野郎なんだと思うのですが、僕のようにとにかくだいたい弄れればいいという人には何を言っているのかさっぱり分かりません(笑)
そこで端的に自転車の整備に使うなら、ここっていうチェックポイントを紹介します。
1.設定可能トルクは2-15Nmが必要
トルクレンチは各パーツごとに決められたトルクでちゃんとネジを締めましょうというパーツなのですが、様々な用等に使われるため設定できるトルクは製品ごとに異なっています。
なので自転車用に適した範囲で使える物を選ぶ必要があります。
自転車の場合、通常のパーツ類は4~6Nm、シマノのホローテック2あたりを締める時には12Nm位となっているので、1本でこの範囲を締められる物が便利です。
最近、自転車用として売っている物はだいたいこの前後の範囲設定となっていますが、一応購入前に確認した方が良いかと思います。また、デジタル式の物はもっと上限が大きな物が多いのですがそれはそれで問題ないと思います。
2.プリセット型かデジタル型(ビームタイプ)か
こういう分け方をすると詳しい人に怒られそうですが、今、自転車用にトルクレンチを買おうとするとデジラチェなどのデジタル式か、プリセット型の2択になると思うので許してください(笑)
どっちが良いということはなくて、デジタル式だと締めながら今のトルクを確認することが出来るのと、何となくかっこよくて嬉しいというメリットがあります。一方、ラッチェット式はトルク値を見ることは出来ず、あらかじめ設定したトルクになったら「カチッ」っとなってこれ以上締めちゃいけないことが分かるというシンプルさが特徴。
どちらでも目的は達成できますが、ラチェット式の方が安いかな~
っていうわけで我が家にやってきたのはこちら。
ラチェット式のトルクレンチです。設定可能トルクは3~15Nmで、自転車用にピッタリな範囲となっています。
なお、スペック上は3Nm~となってますが実物は2Nmから目盛りが付いているという不思議・・・
付属するソケットは7種類
自転車のパーツはだいたいH3,4,5が有れば締められるので十分かと
LifeLine Essential トルクレンチの使い方
付属する取説は数カ国語で書かれているのですが、残念ながら日本語表記がない上、そもそも、この製品用の取説じゃないっぽい感じでイマイチ分かりにくいです。なので簡単に使い方を紹介します。
間違ってたらコメント欄で教えてください(笑)
ハンドル下部のダイヤルを回してトルクを設定します。
設置時にはまず最初にダイヤル部をグイッと押し込んで、その状態で廻します。
右に回すとトルクが増える方向で、1回転で4Nm増えます。
一応、設定トルクが表示される窓が付いているのですが、どの角度から見たら値が読めるのか分からず参考程度にしか使えません。。。
こちらのレバーで回転方向を決めます。
締めるときはこちら向き。
実際に締める際には、まず各パーツごとに指定されたトルクを確認します。
たとえばこちらのシートポストクランプの場合、最大5Nmとなっていいるのでそれ以上のトルクで締めてはいけません。
カーボンフレームの場合、最悪フレームが割れると・・・
実際に使ってみるとこんな感じですね。
LifeLine Essential トルクレンチの感想
まぁ、目盛りが読みづらいなど少々問題はありますが、5,000円ちょっとと安いので値段なりと考えれば納得だと思います。
工具にこだわりがある方は最初から高い物を買った方が良いです。
一方、カーボンフレームにはトルクレンチ必須と聞いたけど、とりあえず、トルク管理が出来ればOKという感じならこれで十分です。実際に締めてみると今まで自分が如何に締めすぎていたか実感できますよ・・・
え、これだけで良いの?的な(笑)
返信する