Boardman Road Team C のインプレッション!
海外通販で激安なカーボンロードBoardman Road Team Cの実走レビュー
ブログとかやってるとときどきラッキーなことがあるのです。
僕はヤマ行こ!の他に自転車パーツの海外通販情報局なんていう海外通販情報サイトをやっているのですが、こちらでWiggleの担当者の方とお知り合いになりまして、んで「wiggleさんが最近一押しのBoardman、超気になるんですけど乗ってみたいな~」なんて言ってみたところ貸してもらえることになりました。ラッキー♪
とりあえず言ってみるコレ重要。
ただし貸してもらっただけなので返さなきゃイカンのだけどw まぁ、うっかり貰ったりしたら褒めちぎらないといけないようなプレッシャーを感じちゃうので借りる方がさっぱりしてて良いのです(笑)
というわけで気兼ねなくインプレッション書いてみるw
早速組み立てて沙田のサイクリングロードを走ってきました。
サイクリングロード沿いの木々が南国っぽい?
んで、↑がBoardman Road Team Cなのですが、デザインが非常にシンプル、っていうか全然凝ってない(笑)
黒いボディのところどころに黄色のアクセントとロゴの文字がある以外、特にデザインといえるものがありません。凝ったデザインが多いロードバイクの中では珍しいのではないかと。
ではまずスペックから見ていきましょう。
Boardman Road Team CのメインコンポーネントはSHIMANOの105シリーズ。
STIレバーやブレーキ、ディレイラーなどは全て105でまとめられています。
ホビーライドで乗るなら105がもっともコストパフォーマンスが高いと思うので必要にして十分なスペックだと思います。しかも海外通販ってことで日本でちょっとした入門用ロードを買うくらいの値段で買えちゃう。
リア周りも全て105
そして超細いシートステーとは反対に太めのチェーンステーが印象的
クランクはFSAのGOSSAMER。
BBにBB30を採用している関係でクランクだけは105にできなかったということでしょうか。
シートはフィジークのアリオネ。
名サドルとして一世を風靡したサドルです。
さらにさりげなく、シートポストがカーボンだったりします。
細かいところで良いパーツを使ってるところが好印象。
Boardman Road Team Cのお買い得ポイントの一つがホイールで、最初からMAVICのAKSIUMを搭載しています。
このMAVIC AKSIUM搭載が非常に効果的!
よく「ロードバイクを買ったら一番最初に交換すべきはホイール」と言われますが、実際コレ事実で、ホイールを変えると劇的に走行性能が変わります。
ボードマンクラス(10万円くらい)のロードバイクの場合、交換したあとにインストールされるのがMAVIC AKSIUMだったりするので、最初からアクシウムが付いてるのは嬉しい!
MAVIC AKSIUM、日本で買うとホイールだけで3万円くらいしますしね・・・
しかも実際コレが結構よく走るんだ。
今回初めてMAVIC AKSIUMに乗ったのですが平地走行ではまったく不満ありません。坂を登るとやはりSHIMANO WH-7900-C24-CLの軽快さには劣りますが、コストを考えると僕みたいなヘタレロード乗りにはこれで十分なのではないかと思ってみたり(笑)
特に高速域に入ってからのスピードの乗りも良いし、フレームと併せて気持ちよく走れる組み合わせだと思います。
別の場所で横から見てみた感じ。
横から見るとよく分かりませんが、ダウンチューブとフォーク、リアステーがブレード形状になっており、空力特性を考慮しているのかなとか思ってみたり。
実走インプレッション!
なんというか・・・
強い印象を感じないロードバイクというのでしょうか・・・
抜きんでた印象は感じないのですが、しかし走った感じは非常に快適であり、中~高速域でのスピードのノリ、滑るようになめらかな走りがごく自然に「そこにある」という感じかなぁ。
カーボンフレームということで香港の荒れた自転車道でもそこそこ快適に走り抜けることができるし、距離を走っても体に負担が来ないのは振動がしっかり吸収されているからではないかなと。カーボンの快適性に慣れたらアルミとか乗るの厳しいだろうな~。
FOCUSに1年乗ってロードバイクの「速さ」に慣れたので、初めてロードに乗ったときほどの感動はないわけですが、FOCUSと比べて劣るところがあるとも思えず、むしろ平地とは言えホイールの差(FOCUSにはWH-7900 C24 CLがついてる)を感じない程度に走るってのは、Boardman Road Team C、なかなかやるなと。
走行性能でいったら、激安なことを除外して考えても不満は無し。
良くも悪くも非常にバランス良くできたロードバイクで、ホビーライドで使うのに最適なモデルの一つといえます。
不満点は?
不満点というか、微妙な点としては、先にも書いたとおりデザインがシンプルすぎることと、カーボンの仕上げが微妙に汚い部分があることでしょうか。
FOCUSでも仕上げにムラがあるとネットでかなり話題になったのですが、Boardman Road Team Cも例外ではなく、その点にこだわる方は最初から「あるもの」と覚悟しておいた方が良いかもしれません。
といっても、FOCUSほどガッツリとムラがあるのではなくフレームの一部やフォークの角の部分に仕上げムラがある程度なので、気にしなければそれほど目立ちません。
まぁ、この辺りは海外モデルってコトで寛容に見る必要がありそうです。
サイズについて
僕は身長161cmと男性としては小さいです。
んで、今回お借りしたのはBoardman Road Team Cで最も小さいサイズのXS。トップチューブ長で525mmのモデルです。
これで僕が乗ってピッタリのサイズでした。
僕の股下は75cmですが、シートポストをいっぱいまで下げた状態でピッタリ。ステム長も無理のない長さ(もしくは5mmくらい短くてもいいかなくらい)
大きなサイズのことは分からないですが参考になれば~
全体的なまとめ
ロードバイク本体を海外から買うのは購入後のメンテナンス面で不安があるのは事実です。親切な自転車店が近所にないと全部自分でやらなきゃだしね~。
という点を差し置いても、この性能がこの価格で買えるのは素晴らしい!
日本国内でもこれくらいの価格帯になってくれればもっと自転車を楽しむ人が増えるんじゃないかな~
そして今回改めて思ったのは、カーボンロードはやっぱり良い!!
この軽快な走り&快適性は、ゴリゴリ走るのではなく「より遠くまでより快適に」走りたい僕みたいな人にとって最高の素材と言えます。こういうのに乗っちゃうと狭い香港に暮らしている我が身が恨めしくなりますね~
もっと遠くに行きたいな~って(笑)
Boardman Road Team C、そんな気持ちにさせてくれる1台でした。
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