ボトムブラケットの交換
安い自転車でコストダウンが顕著なのがボトムブラケット。
実際、値段の差と性能の差は比例しており交換の効果が体感できるパーツです
ボトムブラケットの交換
ohtaさん曰く
「これがなんとも恐るべき滑らかさで、足が勝手に回る感じです」
という記述を見て以来、いつかやろうと思っていたボトムブラケット交換に取りかかります。
まず、クランクのキャップをはずします。
すると中にナットがあるのでこれを14mmのレンチで抜き取ります。
クランクのネジ山の奥までコッタレスクランク抜き工具をねじ込みます。
供回りしないように左手でクランクを押さえながらレンチでを廻していくと徐々にクランクが抜けてきます。
ちなみに、シマノの工具の場合はモンキーレンチで廻します。
同じ要領で、反対側のクランクも抜いちゃいます。
抜いたらこんな感じ。
試しに廻してみるとゴリゴリ。しかもかなり重い。
実際にはクランクが付いてるのでそんなに重くないんですが、ちょっとイヤな感じ。
左ワンをはずそうとしたところ、工具が合いません(T T)
仕方ないので、−ドライバー&ハンマーで回すことにします。
固かったらきついなぁと思っていましたが、簡単に回ってしまいました。
こんなもんで良いのか?とも思いますが、はずれたので良しとする。
左側のボトムブラケット本体を取り出します。
これも合う工具がなかったのでモンキーレンチで回しちゃいます。
右ワンは右ワン回しを使って回します。
実はちょっとサイズが合わなかったのですが、これも取れたので良しとする。
ボトムブラケットを取り出すとこんな感じ。
新旧並べてみました。
軸長が違うのが一目瞭然ですね。
下が今回取り付ける「BB-UN53」。
サイズは、ohtaさんとことsuzuさんとこで取付実績のある、68-110に決定。情報ありがとうございます!
ちなみにお値段は楽天なら、1,390円
※ ボトムブラケットの選択について
ボトムブラケットには、シェル幅の違いで68、70、73の3種類があります。
(参考:サイクルベースあさひボトムブラケット一覧)
そのうち、68、73の二つと70はねじ込む方向が逆で互換性がないので注意が必要です。
ちなみにYAMAHON標準は、68-118です。
後半の「110」はボトムブラケットの軸長を表示しており、付いているクランクによって使用できるサイズが異なります。
一例として、YAMAHONのように、内側のチェーンガードがないタイプは110、HANGTENのように両側ガード付きのタイプは118程度がちょうど良いようです。
さて早速、BBを取り付けます。新しいBBにグリスを塗ります。
まず、右ワンから取付。
曲がらないように気を付けます。
まっすぐはいるように、先に左ワンを仮止めしてガイドにした方がいいのかも。
取付には、ボトムブラケット抜き工具を使います。
右ワンは逆ネジになっているので注意が必要です。
右ワンを締めたら、仮止めしていた左ワンも締め込みます。
右ワンと同様にボトムブラケット抜き工具を使います。
さぁ、佳境に入ってきました。クランクの取付です。
まず、BBシャフトにグリスを塗っておきます。
クランクを取り付けて、フィキシングボルトで締め込んでいきます。
実は、ボトムブラケットを買いに行ったときフィキシングボルトを買い忘れ、後でまた買い出しに行きました。。。
最後にキャップを取り付けて、完成〜♪
見た目に分かるほど、チェーンラインが内側に変わりました。
仕上げに、リアディレイラーを再調整して試乗。
これは軽い!なんというか漕ぎがなめらかになった感じ♪
なるほど確かに体感できますね〜。
というわけで、大満足!!!
この改造に必要なパーツ及び工具
今回の改造を行うのに必要な特殊工具及び部品は以下の通りです〜
まずは工具から
- コッタレスクランク抜き工具「TL-FC10」
- 右ワン廻し(今回は使ってません)
- ボトムブラケット抜き工具
続いて使用した部品
- ボトムブラケット「BB-UN53」(サイズ要確認)
シティーサイクルでも同様に取り換えが可能でしようか。
三代続けてBBが壊れて買い替えになりました。
他は大丈夫なのに本当に残念です。
サイズの計り方とかことが有るんでしょうか。
よろしくご教授願います。
>けんさん
必要か?となると回答に悩むところですが、シティサイクルの場合、部品の規格がスポーツサイクル用と異なる場合が多く交換できるかどうか?だったりします。
高価なモデルなら交換も可能かと思うのですが・・・
そうですか、回答ありがとうございます。
仕方ないのかなあと思うとあきらめもつきます。
ほかのところは参考にさせていただきますね。
>けんさん
自転車は基本的なメンテでも驚くほどよく走るようになるので、いじってみてくださいませ~♪