自転車ホイールの振れ取り
難しそうでつい敬遠していたホイールの振れ取りですが、今日は師匠が来てくれたので安心です。
というわけで、takuさんに振れ取りを教えていただきました
20インチホイールの振れ取り作業
僕のように自転車整備経験の浅い人にとってハードルが高い事の一つにホイールの振れ取りがあります。
実際、僕のYAMAHONの前輪はちょっと振れてきていたんですが、勇気が出なくて手を入れてませんでした。
でも、今回は、師匠がいるので安心です〜。
まず、ブレーキシューを利用してお手軽に振れを取る方法を教えていただきました。
基本的には、ブレーキシューとホイールの当たりを見てそれをなくすように調整します。
まず当たりを確実に確認するために、最初にシューの間隔をある程度狭くします。
ブレーキレバー側の調整ボルトを緩めていくと間隔が狭くなります。
ブレーキシューの間隔を適当に狭めて、ホイールを廻してみるとホイールとシューが当たるところがあります。
ここが振れているところです。
さて調整ですが、大きく分けて以下の二通りが考えられます。
今回の場合、スポークの初期延びによる振れと考えられるため、調整は基本的に?の方向で行います。
- ニップルを緩めてスポークのテンションを下げる。
- ニップルを締めてスポークのテンションを上げる。
写真の場合、左側のシューに当たっているためホイールを右に戻します。
つまり、右側に引いているスポーク(○のところ)のテンションを上げて調整するのが基本だそうです。
実際の調整は、ニップル回しを使って行います。
テンションを上げるには、ニップルをリム側から見て反時計回りに廻していきます。
これを間違えると訳わかんなくなるので、よく自分に言い聞かせます。
たまに締め切れないときもあるので、そのときは逆のスポークを緩めたりするそうです。
一カ所直すと、他が狂ったりするので根気よくすべて接触しないように調整します。
とりあえず、以上でも簡易的に調整は可能ですが、今日はtakuさんが振れ取り台を持ってきてくれたのでそちらでの厳密な調整も教わっちゃいました。
振れ取り台にセットした状態。
まず、最初に縦振れを取ります。
縦振れを取る=リムをシャフトを中心にした真円に近づけるという感じでしょうか。
縦振れ取りは矢印の板とリムの接触を一定にすることで行います。
リムを回転させると板に当たる部分と当たらない部分がありますが、これを一定にすることで調整が完了します。
調整は、その当たる部分のスポークを締めていくことで行います。
縦振れが取れたら、今度は横です。
基本的には、↑のブレーキシューを使うときと同じですが、ブレーキシューの代わりに○の棒みたいなのを目安にします。
満足いく状態になったら、センターゲージでリムがエンドに対してセンターに収まっているか確認します。
センターがずれているときは、移動したい反対側のテンションを緩めると同時に、移動したい側にテンションをかけることでずらしていきます。
この改造に必要なパーツ及び工具
今回の改造を行うのに必要な特殊工具及び部品は以下の通りです〜
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