ママチャリパーツに注目せよ

ホームセンター等で１万円以下の激安で売られているママチャリ。。。
以前聞いた話では、中国の工場を出るときの価格は１０００円以下なんだそうです。

あれだけのものを作って１０００円以下というのは想像しがたいですが、安い人件費と大量生産の賜物と言うことでしょうか・・・？

さて、これらのママチャリのパーツは大量生産によってかなり安く作られるので、激安折りたたみ自転車にも結構流用されたりします。

しかしですね、ママチャリパーツはママチャリについているから良いのであって小径の折りたたみ自転車につけちゃうとちょっと困ったことになります。

クランクが小さすぎる話

一番問題になるのが、ペダルがついている部分「クランク」です。

自転車が進む速度は、ペダルのついている部分（クランク）と後輪の部分のギアの歯数の比によって決まります。

詳細は省きますが、ざっくりとクランクのギアは大きいほど一回踏んだときに進む距離が大きいと覚えてください。
（逆に小さいと進まない＝遅い）

んで、ママチャリパーツはこのクランクのギアが小さすぎるんですよ・・・

ママチャリの場合は、後輪が２６インチと大きいので良いのですが、２０インチ以下と小径な折りたたみの場合、ママチャリと同じように後輪が１回転した場合、進む距離が７／１０位になってしまいます。

同じ１回転踏んでも７割くらいしか進まないわけで、これはずいぶん遅いです・・・
じつは、これが「折りたたみ自転車は遅い」といわれる真相です。

つまり、折りたたみ自転車が遅いのではなく、安易なパーツ選択のおかげで遅くなってしまった可哀想な折りたたみ自転車が町にあふれているということです。

本来、ちゃんと専用のパーツを使っていればちゃんと走るのに・・・

この部分の見分け方は、ズバリ見た目（笑）

折りたたみ自転車の場合、ギアの歯数でいうと４８枚～５２枚くらいが適正だと思うのですが、いちいち数えるのは大変です。
そこで、周囲においてあるママチャリと比べて「ずいぶんデカイなぁ」と感じるものを選べば大丈夫です（笑）

逆にママチャリと同じくらいのパーツがついていたら要注意なので、激安車を購入する際は最低限この点だけはチェックしてくださいね。