式年遷宮とは?
伊勢神宮について調べたりしているとよく見るのが「式年遷宮」という文字。
式年遷宮とは20年に一度、伊勢神宮の社殿や装束などを全て新しく作り替えるお祭りのことで、次の式年遷宮は平成25年に予定されています。
式年とは、決まった年
遷宮とは、社殿を新しくした祭に御神体を遷すこと
というわけで、決まった年に社殿を新しくして御神体を遷すということなのです。
1300年ずっと続いてるの?
1回目の式年遷宮が行われたのは持統天皇4年(690)。それから1300年以上にわたって続けられ、次回の平成25年は62回目の遷宮となるのですが、若干計算が合いません(20年×62回=1240年)
これは応仁の乱から始まる戦国時代の混乱により1462年40回目が実施された後123年の空白期間があるためで、次の41回目が行われたのは、秀吉が関白となり、多大な寄付をした1585年となります。
また、敗戦後の1945年にも政教分離により国の補助が無くなったことで財政何に陥り延期。その後、新聞報道により多大な寄付が集まり1953年に式年遷宮が行われたとされています。
伊勢神宮に行ってみると分かりますが、ほとんどお金のニオイがしません。他の有名な神社などは入場料があったり何かとお金が掛かるのですが、伊勢神宮はお賽銭以外ほとんどお金が掛かることがありません。
それでも20年に一度の式年遷宮が出来るということは、かなり深い信仰を集めているということなのでしょうか。
どこからどこへ遷るの?
社殿を新しく造り直して遷す・・・って一体どこからどこへ遷るのでしょうか?25年以降は伊勢神宮が違う場所に移転する!?というわけではありません。
伊勢神宮の社殿をよく見ると隣に不思議な空き地があることに気がつきます。実はこれが次回の遷宮予定地なんで、左右の土地を行ったり来たりしているということらしいです。