AndroidとWindows8.1が両方使えてSIMフリーな中華タブレット X98 Air 3G DualOSのレビュー
AndroidとWindows8がデュアルブート可能でSIMフリーな中華タブレット X98 Air 3G DualOSのレビュー
先日「2万ちょっとで買える SIMフリーWindowsタブレットPIPO W6 3Gが凄い」っていう話を書いたのですが、香港に戻って早速購入しようかとタオバオを眺めていたところ、もっとスゴイSIMフリー激安中華PADを発見してしまいました。
もうね、考えられる機能を全部入れちゃった的なアレですよ。
主な特徴だけでも以下の通り
- WCDMA対応のSIMフリータブレット(3Gのみ対応)
- AndroidとWindows8.1のデュアルブート対応
- IGZO技術対応9.7インチ2048×1536ドットの超高精細なディスプレイ
- Office 365 Personal(1年分)搭載
日本では34,000円くらいで販売されている様ですが、タオバオだと25,000円ぐらい。いつもお馴染みの中華ガジェット海外通販Banggood.comでも販売してて、USD238(27,600円くらい)で購入可能。
中国国内価格+送料と考えると遜色ないので良心的な価格~
前回購入したVOYO WINPAD A1 MINIは、とりあえず標準的なスペックで格安パッドを作りましたってな商品だったわけですが、X98 Air 3G DualOSはスペック的にも見た目的にも満足度の高い高級仕様なってます。
これが3万円以下で買えるとは恐るべし中華パッド!
というわけで、X98 Air 3G DualOSを細かく紹介していきたいと思います。
前回、VOYOを買った際に、アクセサリもまとめ買いすれば良かった!と、後で後悔したので今回は全部入りセットを購入。ごちゃっといろいろ入って届きましたよ~。
まとめ買いしたアクセサリはこんな感じ。
Bluetoothキーボート、革っぽいケース、液晶保護フィルム、イヤホン、HDMIケーブル。こちらのアクセサリはタオバオでセット購入した際に付いてる物で、日本の通販やBanggoodで買った場合は付属しません。
後で書きますが、サイズがiPad Airとほぼ同じなので、iPad Air用のアクセサリを後で買っても良いかと思います。
こちらが本体。
9.7インチだけあって箱からして結構デカイです。
側面にはスペック表示のシールが貼ってあり、
CPU:Z3736F
3G:WCDMA/GSM
カメラ:前200万画素/後500万画素
などなど、主要なスペックが記載されています。
取り出してみました。
お、なかなか高級感ある見た目で良いんじゃないでしょうか?
しかし、9.7インチはデカイですね・・・
裏面。
アルミっぽい見た目ですがプラスチックです(笑)
こちらが本体の付属品。
X98 Air 3G DualOS、ACアダプタ、USBケーブル、OTGケーブル、取説。
取説はもちろん中国語。
国内で買っても中国語しか付いてないと思うので気にしない。というか、取説自体にたいしたこと書いてないので、読めなくても問題ないかと思います。
付属するACアダプタは5V2.5Aとかなり大容量の物で、充電速度も速くて快適です。
拡張端子関連。
こちらがSIMカード(フルサイズ)とMicro SDカードスロット
Micro USB、HDMI、ヘッドホン&マイク。電源と音量って感じでしょうか。
充電はMicro USB兼用になっており、電源用の端子はありません。
これが結構くせ者で、付属のACアダプタなら問題ないですが、容量の小さいUSB充電器やPCからの給電だと充電が超遅いです。特に使いながら充電すると全然充電されない・・・。
Android:日本語化やGooglePlayは使用可能なのか?
先にデュアルバージョンじゃないX98 Airを購入された方のレビューを見ると、GooglePlayが使えないという情報もあったのですが、今回我が家に届いた物はまったく問題なく使用可能でした。
え?こんなにノートラブルで良いの?ってくらいすんなり使えた(笑)
最初からGooglePlayがインストール済みです。
Googleアカウントでのアクティベーションからアプリのダウンロード&使用まで特に問題ないです。ちなみに中国からだとやっぱりGoogleに繋がらず、コレ買った中国人どうするの?って感じ(笑)
ちょっとアレなのが、中華ソフトが大量に入っている点。
ただでさえデュアルブート対応でストレージ容量がキツイのに使わない中華ソフトがたくさん入ってるのは邪魔。しかも、一部のソフトは削除も出来ないという・・・。仕方ないので諦めて後ろの方に移動して整理しておきましょう。
日本語も最初から入っているので日本語化も問題有りません。
言語の切り替え画面からさくっと日本語化~
Windows:日本語化は可能なのか?
Windowsについても日本語化は特に問題有りません。
前回VOYOを日本語化したときと同じ方法で、言語パックをダウンロードすれば9割方日本語化されます。細かいところに中国語が残るのですが仕様上特に問題ないのでOK
Windows8.1ま無料でマルチ言語対応なのが嬉しいですね~
iPad Air 2と比較してみる
手元に友人のiPad Air 2があるので比較してみたいと思います。
まず液晶。
両方とも同じ2048×1536ドットの超高精細なディスプレイ搭載ってことで、液晶自体の美しさはiPad Airと比較して遜色ないレベルです。
この値段でこの液晶の品質はちょっと感動ものってレベル。
タッチの精度も素晴らしくVOYOとLenovo Miix 2 8を比較したときに感じた「タッチの精度が別物じゃん!」感はありません。X98 Air 3G DualOSの液晶&タッチパネルはかなり良い感じ。
一方、iPadに及ばないのが液晶表面の滑り感。
さすがにiPadは2倍以上するだけあって、心地良いタッチ感ですが、X98 Air 3G DualOSは微妙に劣っている感じ。
縦横サイズはまったく同じ(笑)
厚さはiPad Air 2の素晴らしい薄さにはかなわないものの、旧モデルであるiPad Airとほぼ同じ7.4mmとなっています。なので、サイズ的にはiPad
Airとほぼ同じってことになりますね~。
このためiPad Air用のアクセサリが使用可能ですが、ボタン類やカメラの位置が違うので、その辺は注意が必要です。
8インチと9.7インチの違いについて
前回購入したVOYOは8インチ。
一方、X98 Air 3G DualOSは9.7インチとなっています。
比べて見るとかなり大きいのですが、実際に手にするともっと大きく感じます。
VOYOは340gちょっとと片手でもっとアレコレする気になるレベルの重さでしたが、X98 Air 3G DualOSは実測で536gと200g近い重量増のおかげで片手持ちはちょっと無理な感じです。
ちなみにiPad Air 2は440gくらいなのですが持ち比べると数値以上に軽いです。
並べてみるとこんなに大きさが違う。
これだけ違うともう別物って感じで、実際の使い勝手もかなり違います。
8インチのVOYOは手軽にいつでも持って歩けるWindows端末で、その代わり使い勝手は微妙なところも多くややこしい作業は無理な感じ。一方、X98
Air 3G DualOSはもうこれパソコンでしょ?ってレベルで使える物のいつでも気軽に持ち歩くには重い。
そういう意味ではiPad Air 2は良くできてる。値段は2倍以上もするけどね・・・
SIMフリー機能についてはどうか?
X98 Air 3G DualOSのウリの一つ3G対応SIMフリーについて。
ホントは日本のSIMで試したいところですが、それは帰国したときに試すとしてまずは香港のSIMを刺してみました。iPhoneから抜いてアダプタかまして差し込んだらすんなり認識。
Androidでは、SIMカードを挿してしばらく待ったらすぐ使用可能に。
Windowsでは、カードを挿してモバイルブロードバンドをONに。デフォルトの設定ではエラーになったものの接続設定を切り替えてみたところすぐに繋がりました。
接続は3Gのみ対応でLTEは使えないので速度的にはボチボチといった感じですが、下り14.4Mbpsには対応しているので、まぁ、ちょっと前のスマホだと思えば許容範囲でしょうか。
日本のカードがイケルかは来月日本に帰ったときに改めて報告しますね~
X98 Air 3G DualOSで日本の格安SIMは使えるか?
日本に戻った機会にX98 Air 3G DualOSで日本の格安SIMが使えるか試してみました。僕が契約しているのはBIGLOBE SIMなので、そちらでの動作確認ってことで。
で、結論ですが・・・。
WindowsではAPNの設定だけでOK。
しかしアンドロイドでは何をしても繋がらなかった。
APNの設定は各接続業者毎にマニュアルが用意されているのでそれに従えばOKです。
じゃ、アンドロイドでの3G接続は出来ないのかといろいろ調べたところ、ヨドバシの格安SIMもしくはソフトバンクのSIMなら両方接続できたとの情報を発見しました。
中国・香港のSIMなら両方とも3G接続できたので、日本のSIMが使えないのはちょっと残念ですね
AndroidとWindows8の切り替え方法
実は取説に書いてません(笑)
デュアルブート可能なX98 Air 3G DualOSですが、あくまでブートが可能なだけで、両方を同時に立ち上げて電源を入れたままパパッと切り替えられるわけではないので要注意。
OSの切り替え方法は以下の通りです。
- 電源を切る
- 音量の「+」を押しながら電源ON
- OS選択画面が表示されるので好みのOSを選択。
全体的な感想
この値段で、この機能・クオリティなら全然納得だ!
というか中華タブレット凄いぞ!!
3万弱でiPad Airと渡り合えるレベルの液晶を搭載した上に、アンドロイドとウィンドウズが両方使えるタブレットが買えるとは恐れ入りました。
このスペックならブルートゥース接続でマウスとキーボードを繋げばそのままPCとして使えます。メールやインターネット、動画再生くらいならまったく問題なしですし、3Dバリバリとかじゃない限りネットゲームくらいならいけるかと思います。
唯一問題はストレージの容量ですね~
スペック上は32GBとなっているのですが、デュアルOSを突っ込んだせいで最初から容量が圧迫されており、購入時点で7GB弱しか空きがありません。現在、必要なアプリを入れた状態で残り4GBちょっとと心許ない。
MicroSDカードが使えるので、データ関連はそちらに置けばいいのですが、出来れば64GB搭載モデルが出てくれると良いんですけどね~
GPSの掴みと精度はどうでしょうか?
WinとAndroidの両方教えていただけると嬉しいです。
64GBも販売が始まってますね。
買おうか悩んでますw
>splashさん
アンドロイドの方はつかみ・精度共に問題ないですが、Windowsのブラウザから位置情報を取ろうとすると、エラーになって落ちちゃう感じですね~
何回かやってると取れる事もあるのですが使い物にならないです・・・
64GB版良いですね~
アンドロイドとWindowsそれぞれにアプリのインストールが必要なので32GBは心許ないです(涙)
64gb版でてますよ。再インストールする気があれば
パーティション切りなおして空き容量も調整できます。
>匿名さん
もうちょっと待ってから買うべきだったか・・・(笑)
お久しぶりです。
偶然に興味あるタブレットで閲覧していて辿り着きました。
ブログ、相変わらずクオリティー高いですね!。
自転車、ランニングも続いていますでしょうか?(細かくチェックする前ですいません)