ThinkPad Edge 11"のレビュー!X100e・X201sと比較するよ
レノボのThinkPad Edge11のレビュー&口コミ、激安価格で買う方法
僕が愛用中の「ThinkPad X201s」を製造しているレノボから2010年初めに発売された新しいThinkPad「ThinkPad Edgeシリーズ」。現在、11,13,14,15の4機種が販売されていますが、その中でも最新&最小&最軽量モデルである「ThinkPad Edge 11"」を借りることに成功したので、レビュー&使用感を書きつつX100e・X201sなどと比較してみようと思います。
ThinkPad Edge 11"ってどうなの?
先に結論から書くと・・・
「このレベルのノートPCが6万円前後で買えるとはいい時代が来たもんだよ!」
X201sを12万で購入したときにも、「ホントいい時代だなぁ」としみじみ思ったわけですが、(普段使いなら)X201sと遜色ないモバイルノートが半額近い6万円くらいで買えちゃうなんてビックリ仰天です。
もちろん価格差なりにスペックは違うのですが、あまり重い作業を行わない or サブノートとして使うということなら必要十分な選択肢となるのではないかと思います。というわけで、以下詳細にレビューします。
付属品や基本スペックは?
ThinkPad Edge 11"には搭載するCPUの違いで「ベーシックパッケージ」と「ハイエンドパッケージ」の2種類があります。
- ベーシックパッケージが搭載するのはインテル Pentium U5400 (1.20GHz, 3MB L3, 800MHz)
- ハイエンドパッケージが搭載するのはインテル Core i3-380UM (1.33GHz, 3MB L3, 800MHz)
イメージ感としてはCore i3-380UMの方が1割くらい速いCPU
定価での価格差は1万円くらいなのですが、上記クーポンでの割引率が違うので実売価格は7,000円くらいとなり選択が悩ましい。価格重視ならベーシックパッケージも有りだけど、この価格差なら新型CPUであるCore
i3-380UMを選んでおく方がいいかなっと。
ちなみに、後ほど比較するX100eに搭載されているのは「AMD Athlon Neo MV-40 (1.6GHz, 800MHz, 512KB L2)」というCPUですが、これはCore i3-380UMの1/3程度の性能しかないCPUなので、どっちかというとミニノートなどに搭載されている安価なCPUとなっています。
その他基本的なスペックはこんな感じ
- 11.6型HD液晶 (1366 x 768 LEDバックライト) 光沢あり
- メモリ:2GB PC3-10600 DDR3
- ハードディスク:250GB, 5400rpm
- ワイヤレスLAN:IEEE 802.11b/g/n
- Windows 7 Home Premium 64
- その他のスペックについてはこちら
今回借りているThinkPad Edge 11"はハイエンドパッケージを若干カスタマイズしたもので以下の点が変更されています。
- メモリ:3GB PC3-10600 DDR3
- Windows 7 Professional 64
相変わらず付属品は少ない。
本体とACアダプター、そして簡単な取扱説明書
これはThinkPadシリーズ全般に言えることですが、必要最小限の付属品しか付いていません。なので、コレまで全くPCを触ったことがない方だと少々戸惑うかも?
もっとも最近はWindowsの性能が上がって電源さえ入れればとりあえず使える状態になるので問題ないとも言えるのですが。
付属するACアダプターは結構小型&日本向けの差し込みなので安心
(安価なCULVノートだと海外向けの差し込みだったりします)
キーボードや改造・拡張性は?
では、本体を見ていきましょう!
色は3種類で「ミッドナイト・ブラック(光沢有り)」「ミッドナイト・ブラック(光沢なし)」「 ヒートウェーブ・レッド(光沢あり)」から選択可能。写真はミッドナイト・ブラック(光沢なし)ですが、X201sに近い高級感のある素材でかなりカッコイイ!
シンプル且つスマートなデザインで、僕的にはかなり好み♪
借り物なのですが思わず欲しくなった(笑)
キーボードはX100eなどでも採用されているキーが独立したアイソレーションタイプ
ボタンチックで打ちにくそうに見えますが、キーの間隔やタッチはX201sなどのキーボードに近く想像に反して使いやすいです。
ThinkPadの特徴である堅牢でたわみのないキーボードは健在。
また、X201sではオプションであったタッチパッドも標準で装備。
トラックポイントと同時に使うこともできるので結構便利です。
拡張性も必要最小限にして十分なライン
向かって右側:排気口、HDMI、USB×1、LAN
向かって左側:カードスロット(SD、メモリースティック)、USB(給電可能)、USB
背面:電源端子、ディスプレイ端子
電源端子の脇に通電ランプがあるのですが、置いた状態で正面から見えないのがちょっと不便
裏面のネジを開けるとハードディスクやメモリの増設が簡単に行えるようになっています。さらに、SIMスロットやMini PCI Expressスロットもあり、全体としての拡張性は十分かと。
一つ残念なのはメモリの最大容量が4GBなことでしょうか。
64BitのWindowsを搭載するならもうちょっと上限値を上げて欲しかった。
ディスプレイは光沢のあるグレアタイプ
この点は賛否両論あるようで、画像や動画を見る際にはコントラストが高く見栄えがする反面、写り込みが結構あるためビジネス用途としてはどうなのよ?って感じ。
PCに向かって1日中作業とかする人はちょっと微妙。
逆に日常使いでネットやYouTubuなどの動画を見る人は幸せ。
ディスプレイ上部には30万画素のWebカメラも装備
バッテリーの持続時間はどうよ?
ThinkPad Edge 11"の標準バッテリーは3セルで購入時に6セルバッテリーを選択することが可能です。
6セルバッテリー使用時で公称6.5時間の使用が可能ということで、実際簡単な作業をしつつ試してみたのですがだいたい5~6時間くらいは使える。X201sは4時間強しか保たないので、この点では超低電圧版CPUの効果が現れているということですね。
一方、標準で付いている3セルバッテリーでは2~3時間しか保たないと思われ、モバイルノートとして使うにはちょっと無理があります。
ThinkPad X201sと比較してみる
僕の愛機であるThinkPad X201sと比較してみますね。
X201sの実売10万強に対して、Edge 11"は半額近い6万円弱なので全体的にチープなのは先に書いておこう。
X201は12.1インチEdge11"は11.6インチの液晶ですが、意外に大きさはほとんど一緒です。Edge11の方が奥行きは短いのですが、6セルバッテリーを付けるとほぼ一緒のサイズになります。
キーボードの見た目は全然違うけど、使い勝手は大きく違わないかな。なお、Edgeシリーズではキーボードの配列がこれまでのThinkPadと変わっているので、ThinkPadユーザーは戸惑うかも
厚さはほとんど一緒
大きさの違いはこんな感じ
Edge11"の方が幅が若干小さいけど、奥行きは6セルバッテリー装着時だとほとんど変わりません。
ThinkPad X100eと比較してみる
別の機会にThinkPad X100eを見てきたのでこちらも比較してみます。
じつはEdge11"とX100eは見た目、サイズ、価格がかなり似通っており、X100eの後継機種という位置づけの方がわかりやすいくらい。
キーボードや拡張スロット関係もほぼ一緒。
しかし、もっとも違うのはCPU!
先にも書いたとおりX100eに搭載されているCPU「AMD Athlon Neo MV-40 (1.6GHz, 800MHz, 512KB L2)」は、ミニノート用のもので性能が低いためスピード感が全く違います。これは重要。
またX100eではつや消しタイプのディスプレイを搭載している点が違います。
先に書いたとおり、仕事などで長時間ディスプレイを見る場合はEdge11"のディスプレイはちょっとキツイと思われるので、ここは考えどころです。
速度とトータルな感想
最後に速度と使用感についてまとめてます。
速度については、「速い!」とはいえないけど重い作業とかしないで普通に使う分には問題ありません。動画編集とか写真を100枚くらい入れてツーレポを書くとかしなければ大丈夫(笑)
ネットや簡単な書類作成、動画視聴などなら十分。
CULVノートだと一部動画の再生に問題がありがちですが、CPUの性能がそこそこなのでこの点についても問題ありません。
まぁ、X201sと比べると時々動作がもっさりとしてイラッとくることはあるんだけど・・・
2倍の価格差を埋める程かというと、う~む。僕は結構重い作業をするので、メインマシンとしては使えないけどモバイル用のサブマシンとしてなら欲しいかも♪
また、何しろカッコイイです。
X201sの無骨なデザインも好きなんですが、Edge11"のすっきりしたデザインはやっぱりカッコイイ。
性能面で不安が無く、安価なモバイルノートが欲しい方にはちょうど良いモデルではないかと思う、っていうか僕も欲しいよ!
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