自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 六番 向陽山 卜雲寺
卜雲寺の入口に立ち坂の上を見上げると、眺めの良さそうな中腹にお堂が建っているのが見えます。
本堂は間口6間の普通の本堂形式。
本尊は40cm強の聖観音で行基菩薩の作と伝えられ、当初は武甲山頂の蔵王権現社に祀られていたといわれています。
本堂の前に建って反対側を見ると武甲山とその下に広がる横瀬の里が一望できます。
住所 | 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1430 |
電話番号 | 0494−24−6236 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | おねがい地蔵尊:願掛け |
御詠歌 | 初秋に 風吹きむすぶ 荻の堂 宿かりのよに 夢ぞさめける |
宗派 | 曹洞宗 |
奈良時代、武甲山にいた山姥が里人を苦しませていました。
里人は、行基菩薩が秩父を訪れた際に助けを求め、行基は武甲山蔵王権現に籠もって27日間の祈祷をし山姥を懲らしめました。
山姥は、今後この地で悪さをしないと誓い、自らの前歯一枚と奥歯二枚を折とって差し出しました。
その後里人が行基に頼んで彫ってもらったのが現在の本尊で、今でも山姥の歯は保存されているそうです。
ねがい地蔵尊
江戸時代に発生した疫病の平癒を願って祀られた地蔵尊で、現在でも子育て・健康・延命の御利益があるとされています。
薬師如来のお堂
眼病を治す御利益があるといわれています。
卜雲寺からの眺望
境内から振り返ると、武甲山を望む素晴らしい眺望が楽しめます。