自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 四番 高谷山 金昌寺
金昌寺は石仏の寺として有名です。
江戸時代の案内書には3800体もの石像があったことが記されていますが、明治政府の廃仏毀釈によってその大部分が廃棄されてしまい現在は1319体のみとなっています。
なぜこれほどたくさんの石仏があるのかというと、1624年に住職の古仙登嶽和尚が寺院興隆のために石造千体仏建立を発願し、江戸を中心する各地から寄進をつのり造り上げたものだそうです。
住所 | 埼玉県秩父市山田1803 |
電話番号 | 0494−23−1578 |
御本尊 | 十一面観世音菩薩 |
御利益 | 子育て祈願 |
御詠歌 | あらたかに まいりておがむ 観世音 二世安楽と 誰もいのらん |
宗派 | 曹洞宗 |
その昔、金昌寺の御本尊が巡礼姿の娘に姿を変えて、極悪人として嫌われていた荒木舟下という男を改心させて仏道に導きました。
このことから荒木寺と呼ばれるようになったのが起こりとされ、300年前ほどから形を整え始め、200年前にほぼ現在の形となったそうです。
仁王門にかけられた大わらじ。
仁王門をくぐった先には所狭しと石仏が並んでいます。
この数には圧倒されますよ。
子育て観音像
本堂の回廊右手にある膝に抱く赤子に乳を飲ませてる観音像で、優しい表情に心が癒されます。