自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 三番 岩本山 常泉寺
常泉寺は丘の中腹の林の中に集落を見渡すように建っています。
もともとは五間四面の大きな堂宇でしたが、弘化年間の火事で焼失したため明治3年に秩父神社の境内にあった薬師堂を移築して現在の観音堂となっています。
本尊は室町時代の作といわれる聖観音の木彫像です。
また、寺宝とされる子持ち石は子宝に恵まれない夫婦が前掛けと袈裟を奉納して願を掛けると子供が授かると伝えられています。
住所 | 埼玉県秩父市山田1392 |
電話番号 | 0494−23−2050 |
御本尊 | 聖観世音菩薩像 |
御利益 | 子持石:子宝 |
御詠歌 | 補陀落は 岩本寺と おがむべし 峰の松風 ひびく滝つ瀬 |
宗派 | 曹洞宗 |
昔この寺の住職が重い病気で倒れた際に夢枕に観世音が現れ、「この寺には万病に効く泉水がある。これを服用せよ」とのお告げがあった。
これに従い庭の泉水を飲むとたちまち病気は回復し、村人達はこれをもって泉水を「長名水」と呼ぶようになったということです。
このお寺の名前の由来となったといわれる「長名水」
形が赤ん坊にそっくりなことから子持石と呼ばれる自然石。これを抱くと子宝に恵まれるという伝説があります。
名工 飯田和泉の作といわれる龍と鳳凰のかご彫りが見事。