自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 二十九番 笹戸山 長泉院
長泉院の入口には大きなしだれ桜があり、その下には「篠戸山長泉禅院」とかかれた石碑と延命地蔵があります。
参道を進んでいくと右手に本堂があります。
かつては観音堂があったのですが焼失してしまい、その後再建されていないため、現在は長泉院の本堂が観音堂を兼ねています。
本堂は間口七間奥行き五間半の大きな造りで竹林を背に堂々と建っています。
住所 | 埼玉県秩父市荒川上田野557 |
電話番号 | 0494−54−1106 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 心願成就 |
御詠歌 | わけのぼり むすぶ笹の戸 おしひらき 仏をおがむ 身こそたのもし |
宗派 | 曹洞宗 |
元正天皇の頃、山の麓に龍女が現れて不思議な灯りをともしていた。
村人達は気味悪がって、立ち寄った巡礼僧をその場所まで案内することにしました。
すると岩屋から聖観音像が発見され、村人達は巡礼僧の指示でここにお堂を建てて安置したといわれています。
境内の入口には大きなしだれ桜があり、春にはかなり美しいそうです。
桜の木の下には「石札道場」と書かれた石版があり、これは秩父観音霊場開山の折りに奉納されたものとされています。
紅葉大権現
かつては山奥にあったものを移設したもので山村火災を防いでくれるといわれています。
本堂の縁側にある小さなお堂には、ショウヅカのお婆さんが祀られており、三途の川でお守りをしてくれると言われています。