自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 二十六番 万松山 円融寺
26番札所は円融寺なのですが、本来の観音堂は離れたところにある奥の院である「岩井堂」となっています。
納経の受付と本尊は円融寺にあるので先にこちらに寄ってから、岩井堂に足を延ばすと良いのではないでしょうか?
岩井堂は円融寺から30分ほど歩いたところにあり、昭和電工の工場内を突き抜けるように進んで琴平神社の入口をさらに奥へと進んだところにあります。
岩井堂へは300段くらいある急な石段を登っていきます。
石段を登りきると朱塗りの舞台のような岩井堂が岩山に抱かれるように建っています。
ここから尾根づたいにハイキングコースを進むと27番の奥の院である白衣観音を見ながら27番へ向かうこともできます。
住所 | 埼玉県秩父市下影森348 |
電話番号 | 0494−23−8838 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 家内安全・商売繁盛 |
御詠歌 | たずねいり むすぶ清水の 岩井堂 心のあかを すすがぬはなし |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
昔、弘法大師がこの地で21日間の護摩の修行を成し遂げた際、観世音が現れて「この事後の大徳に任せよ」と告げました。
その後、恵心僧都が聖観音像を彫り村人と共に堂宇を建立して観世音を安置したのが始まりといわれています。
もともとの札所は円融寺の奥の院である岩井堂とされていましたが、江戸時代に円融寺が札所となったそうです。
円融寺の奥の院である岩井堂へは、300段以上あるという石段を登っていかねばなりません。
登り切った先には、森の中にたたずむ舞台造りのお堂が静かに建っていました。
他に人がいなければ凄く静かな空間です。
お堂裏の岩室には閻魔大王を始めとするたくさんの石仏が並んでいて、なんだかちょっと怖い感じがします。