自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 二十二番 華台山 童子堂
県道から脇道に入り、野道をしばらく進むと畑の中に茅葺きの仁王門が見えてきます。
その奥に見えるのが堂子堂です。
仁王門は、質素ながらも大きなかわらぶき屋根が印象的なもので、特に注目したいのが右側の門に安置されている仁王像です。
思わず「手抜きですか?」といいたくなるような、稚拙な造りなのですが何故このような仁王像なのかはわかりません。
観音堂は三間四面で、正面唐戸の「風神・雷神・迦陵頻伽」の彫刻が立派なお堂です。
住所 | 埼玉県秩父市寺尾3595 |
電話番号 | 0494−23−9989 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 子どもの健康祈願 |
御詠歌 | 極楽を ここで見つけて わらうどう のちの世までも たのもしきかな |
宗派 | 真言宗豊山派 |
伊予親王の菩提を弔うために、遍照僧正が領主に命じて清水山に堂宇を建立させ、本尊を安置したのが始まりといわれています。
その後、延喜十五年(915年)に府坂に移り、子供の間で流行っていた天然痘の平癒を観世音に祈願したところ病が治まった。それ以来童子堂と呼ばれるようになったということです。
藁葺き屋根の山門
ふっくらとした童顔の地蔵尊
子供っぽい感じの仁王像