自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 二十一番 要光山 観音寺
観音寺は、木立も生け垣もない県道沿いにいきなり建っている寄棟瓦葺きのお寺です。
とても質素な造りで正面勾拝の「秩父廿一番」という大額がなければ、ちょっと豪華な民家くらいにみえます。
境内には、芭蕉の句碑や宝篋印塔など見所も多いので、ちょっと時間を取ってながめて見るのも良いのではないでしょうか?
住所 | 埼玉県秩父市寺尾2354 |
電話番号 | 0494−24−7263 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 火伏せの観音 |
御詠歌 | 梓弓 いる矢の堂に もうできて ねがいし法に あたるうれしさ |
宗派 | 真言宗豊山派 |
その昔、行基菩薩がこの地を訪れてこの地に「聖観音」を祀ろうとした。
これを聞いた悪鬼共が、観音の海岸の火に火の雨を降らせて妨害したが、白馬に跨った八幡神が現れて神矢を放ち悪鬼をうち払ったと言われています。
現在も「矢の根」が寺宝として保存されています。
由来にも登場する八幡様
悪鬼退治、病魔追放のご利益があるとされています。
芭蕉の句碑
しずかさや 岩にしみ入る 蝉の声
と刻まれています
宝篋印塔
滅罪や延命などの利益があるそうです。
弁財天の石塔
地芝居座頭中村十九十朗の墓石があり、俳句や芸事を望む人々が訪れているそうです。