自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 十三番 旗下山 慈眼寺
駅前の人通りが多い一角に建つ慈眼寺。
入口には薬医門と呼ぶ切妻造りの黒門があり、門をくぐると正面に観音堂、左手に鐘楼、右手に経蔵という配置になっています。
他の多くの寺院と同じように慈眼寺も秩父大火で焼けてしまい、現在の観音堂は明治34年に再建されたものですが、三間四面と小さいながらも凝った装飾が見事な本堂となっています。
本尊は行基作といわれる聖観音
慈眼寺で見逃してはいけないのが境内右手にある経蔵です。
お堂の中心に真ん中にある柱を中心として回転するように造られた輪蔵形式の経庫があり、これを3回廻しながら礼拝すると全てのお経を読んだのと同じ功徳があるといわれています。
住所 | 埼玉県秩父市東町26−7 |
電話番号 | 0494−23−6813 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 目の健康祈願 |
御詠歌 | 御手に持つ はちすのははき 残りなく 浮世のちりを はけの下でら |
宗派 | 曹洞宗 |
その昔、大和武尊が東征の際に、この地に御旗を立てたため「旗の下」の地名となったと言われています。
山門
本堂の右側にある瑠璃殿と書かれた建物は薬師堂で、眼病治癒・健康・家内安全等の御利益があるとされています。
薬師堂には「め」と書かれた絵馬がたくさん奉納されていました。
薬師堂の隣には経蔵があり、輪蔵という柱を中心として廻る六角形の棚に教典が収められています。
これを右回りに3回転させると全巻を読んだのと同じ功徳を得ることができるそうです。
納経所では、めぐすりの木のお茶を振る舞ってくれます。