自転車で秩父札所巡り > 030札所寺院紹介 > 十番 万松山 大慈寺
赤い頭巾と白い腹がけを着せられた延命地蔵が目印の「大慈寺」
急な階段を上り楼門形仁王門をくぐると、改修したばかりと思われる2間半ほどの向拝が付いた本堂が建っています。
本尊は恵心僧都の作といわれる聖観音。
お賽銭箱の隣には小豆色の「おびんづる様」があり、自分が病んでいる部分をさすりその手でおびんづる様の同じ部分を撫でると病気がそこに移るといわれています。
住所 | 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬5151 |
電話番号 | 0494−23−4124 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
御利益 | 安産・子育て祈願 |
御詠歌 | ひたすらに たのみをかけよ 大慈寺 六の巷の 苦にかわるべし |
宗派 | 曹洞宗 |
その昔、摂津の国から来た儒者が仏道を罵っていた。
そこで大慈寺の本尊が老僧に姿を変えて話をしてみることにしました。
「普門品に羅刹鬼国とあるが、その国はどこにあるのか答えよ!」と儒者が鬼気迫る顔で掴みかからんばかりに問いつめたのに対し、「貴方の言う羅刹鬼国とは、今の貴方の様子のことなり」といって笑って去ってしまいました。
儒者はこの一言で自らを恥じて仏道を信じるようになったと言うことです。
山門
赤いずきんと前掛けを着せられた延命地蔵が迎え入れてくれる山門。