自転車で秩父札所巡り > 020札所巡りレポート > 札所16番西光寺〜19番龍石寺
12番から17番までは、それぞれ1kmも離れていない場所に建っているためテンポ良くどんどん巡っていきたいところ〜
少林寺を出て秩父神社の前の通りを「寄り道したい気持ちをグッとこらえつつ」西へ向かいます。
秩父市街は1本裏道にはいるだけで、歴史を感じる建物が並ぶ街並みを堪能できるのが楽しいです。今までこういった道に入ったことがなかったのでなんか新鮮〜
12:57
質素な山門をくぐると見所盛りだくさんな16番西光寺に到着。
西光寺の境内には、かつての札所巡りで「木札」を打ち付けたという納札堂や、お金が倍になるという酒樽大黒、四国八十八ヶ所霊場をお参りしたことになる回廊など、見所が盛りだくさんです。
特に酒樽大黒(写真中央)に強く頼んでおいたのですが、札所巡りから変えると財布のお金が30000円から3000円へと1/10に減っていたのが不思議なところです(笑)
こちらが四国八十八ヶ所霊場を遍路したのと同じ功徳が得られるという回廊。
所要時間1分、なんてお気楽なシステム♪
ちなみに。。。
ここ西光寺には、江戸時代には博打場や男女が××するのに使われたという隠し部屋があるそうです。
当時、札所巡りといってもそれほど神聖なものではなく、どっちかというと娯楽というか物見遊山的な色合いが濃かったことが伺えますね〜
距離的には28km程しか走っていませんが次の定林寺で、札所巡りもちょうど半分を向かえることとなります。
11番以降ちょこちょこ寺院がありすぎて一気に廻りすぎたのであまり実感がわきませんが、それは僕が急ぎすぎているからです(笑)
だって今日中に29番まで行かなきゃならないし・・・
しかも秩父に来てから発覚したのですが、札所巡りの証拠となる納経所は8〜17時までしか空いてないんですよ〜。
既に時間は13:00を廻っています。
後4時間で12ヶ所の寺院を廻るということは、1つのお寺あたり移動時間を含めて20分しかないということですね(汗)
どこかのお寺に書いてあった「札所巡りはスタンプラリーではありません。落ち着いてゆっくり廻りましょう」という言葉が心に滲みます。。。
秩父市街は江戸巡礼古道の道標がしっかり整備されているので見落とさなければ迷うことはありません。
道標に従って民家と畑の間にある小径を進んでいくと、
13:11
17番定林寺に到着。
観音堂は小さいながらも廻り回廊がある立派な造りで、お堂の隣にある鐘を突いてみると、余韻の響きが急ぐ気持ちを落ち着けてくれるようです。
うう〜ん。
時間がないのは分かっているのですが・・・、お腹が空いてきましたよ〜
事前調査に依れば、たしか定林寺の近所の国道299号沿いに「手打ちそば やなぎや」という美味しい手打ちそば屋があったはず・・・
店は移転していたらしくちょっと探してやっとの事で見つけたのですがなんと休業(T T)
仕方ない・・・、昼食は諦めて先に進みましょう。
ということで、再び道標を頼りに住宅地の細い路地を進みます。
途中、人が一人通れるかどうか位の踏切を渡りながら線路を見ると、小さな子供を連れた親子が普通に線路で遊んでました。のどかなところだなぁ。
我が家の近所だったら電車が止まって大騒ぎですよ(笑)
13:27
国道140号線を渡ってすぐ、ちょっと静かとは言い難いところに18番神門寺がありました。
回廊を伝っていくと本尊の下に行けます。
総開帳以外の時でもこちらに御手綱がでていて本尊と握手することができるそうです。(今日は表に御手綱が出ています)
秩父鉄道に沿って、荒川沿いの市街地を見下ろす高台の道を19番へと向かいます。
大畑町に入ったところに道標があったので、それに従い荒川の方へ向かって急な坂を下り、市営大畑北団地の北側へ向かうと「飛渕山龍石寺」と書かれた石柱が見えてきます。
13:40
入口で六地蔵が優しく迎え入れてくれる20番龍石寺に到着〜
龍石寺は質素な外観ながら柱と柱の間隔を広く取っていることでかなり大きな建物になっており、立派な印象を受けます。
また境内には三途の川で罪の重さを量るという奪衣婆が祀られているのが珍しいお寺です。