自転車で秩父札所巡り > 020札所巡りレポート > 札所11番常楽寺〜15番少林寺
10番大慈寺と11番常楽寺は同じ山のちょうど裏表の位置関係になっています。
ここまでは横瀬川が作った谷に沿って寺院を廻ってきましたが、山の裏側にきたことで荒川が作った谷へ移動します。
地図上だけで見ると「何故、順番通りに廻るのに遠回りするのか?」と疑問に思うところもありますが、谷筋に沿って進むことで余計なアップダウンを避ける自転車に優しいコース取りになっていることが分かります(笑)
10番から11番へと向かうコースは大慈寺の裏手の山を越える形になっているのですが、こちらは未舗装の山道でした。マウンテンバイクなら行けたんだけどなぁと思いつつ今回は迂回路へ向かいました。
11:49
太平洋セメントの工場脇の山の中腹に、ひっそりと建つ常楽寺。
境内はしゃがの花が咲き誇り極楽的な感じでした〜
11番常楽寺から先は荒川が作った谷を進みます。
秩父の市街地となるので先ほどまでとは雰囲気が一変して住宅地の中を走ります。
11番を出てすぐのところで案内看板を見失いましたが、ここは秩父市役所の方へ向かう一方通行へ向かうのが正解。
江戸巡礼古道は吉田歯科医院の角を左折し普通の民家の間に続いていくのですが、羊山公園沿いに続く1本東側の遊歩道を走るのもお薦めらしいです。
12:04
センス良く整えられた庭園が見事な12番野坂寺に到着。
秩父大火でも燃えずに残ったという山門の中には立派な観音像もありました〜
境内では巡礼者向けにお茶の振る舞いをしてくれています。
ふと気が付けばもう昼食の時間・・・、と、「札所大福」なるものを発見してとりあえずつまみ食い(笑)
ここから先は荒川沿いに続く秩父市街を下流方面に向かいながら札所を巡っていく形となります。
西武秩父駅の前を通過しお花畑駅の手前の踏切を渡ると、
12:21
13番慈眼寺に到着〜
慈眼寺は「目に御利益がある」と評判の寺院なのでレーシックで視力回復した目がこのまま順調に続くことをお祈りしておきましょう♪
境内には経蔵があり、これを3回グルグルさせると全ての教典を読破したのと同じ功徳が得られるということなので一人でグルグルしてみました(笑)
それにしても。。。
あちこちに、○○するだけで××の功徳が得られるっていうお気楽スポットがあるのが笑えます。江戸時代の人も今と変わらないんだなぁと(笑)
13番慈眼寺から、古い建物が残る市街地を西へ向かえばあっという間に14番今宮坊に到着〜
途中に今宮神社があり、境内に大ケヤキがあるというのでチラッと覗いたりしながら行くと楽しげです。
12:35
今宮坊に到着〜
境内に輪廻塔がある以外、特に見所もなさそうなのでサラッと通過。
15番少林寺へは、秩父市街を再び西へ向かいます。
県道73号を渡り秩父神社の門前通りとなる番場通りを覗きながら踏切を渡ると、正面に白い土塀の観音堂が見えてきます。
12:46
15番少林寺〜
秩父市街にある札所の多くが1878年に発生した「秩父大火」で焼けてしまったということなのですが、ここ少林寺も例外ではなく本堂が焼失してしまったそうです。
再建にあたって、火災予防の見地から内側は木造ながら外側を漆喰塗りで仕上げて土蔵造りにしたんだそうです。