札所1番四萬部寺〜4番金昌寺

和銅黒谷駅をスタートし札所一番四萬部寺、札所二番真福寺、札所三番常泉寺、札所四番金昌寺の順に走る秩父札所巡り〜
折りたたみ自転車で秩父札所巡り
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札所1番四萬部寺〜4番金昌寺

秩父札所巡り1日目です。
札所巡りの準備にも書いたとおり、1日目の日程はかなり厳しそうなので早起きしてきましたよ〜

さいたま市から輪行して、札所巡りのスタート地点は秩父線「和銅黒谷駅」。

ホームには和同開珎のオブジェがあり、駅舎はちょっとレトロ感じですね。

和銅黒谷駅から札所1番四萬部寺へ

8:22
和銅黒谷駅をスタートし国道140号線を南へと走ります。

和銅鉱泉を過ぎて道が緩やかな右カーブを描き始めたら「美の山入口」の交差点が見えてくるのでこれを左折して一番 四萬部寺へと向かいます。

脇道にはいるとすぐに、瑞岩寺という立派なお寺が見えてきます。
普段ならこういったスポットは即寄り道となりますが、今回は時間との戦いのため涙をのんで先に進みます。

走りながらふと見ると、路地の角に小さな石碑があり「左1ばん 右2ばん」と書かれています。

実はこれ秩父札所巡りのルートを表す道標で江戸時代に建てられたものといわれているのですが、このときは「なんだろうこれ?」と。

おまけに道標の上に付いている車用の案内看板には「1番は右」と書かれており明らかに矛盾しています(汗)

後でわかったのですが、道標は歩くのに適した「江戸巡礼古道」を示しており、車用の看板は自動車が通れるくらいの大きな道を示していたんですよね〜

僕は自転車で、できる限り江戸巡礼古道に従って走るつもりだったので、ここは左に行くのが正解だったのですが初っぱなから間違えてしまいました。。。

8:58
一番 四萬部寺に到着〜

それほど大きくはないですが、県の重要文化財だという観音堂は瓦葺きの屋根が立派なお堂で、これからの札所巡りが楽しみになる感じですね〜

お参りを済ませたら、ここで本日の旅の準備をしようかと。
今回は突然の思いつきで出てきてしまったので、普通の地図以外の資料が何もありません(笑)

事前調査によれば、四萬部寺の売店では御朱印を受けるのに必要な納経帳など巡礼グッズを販売しているとのことだったので、それらをゲットしておこうと思います。

御朱印を受ける納経帳にはいろいろな種類がありましたが、納経料込みで1600円のものを購入。実は後で明らかにありますが、他で買った方が100円安かったりするんです(汗)

仏様、儲け心が・・・w

四萬部寺の正面には旅籠一番という旅館があります。

江戸時代から巡礼宿として続いている歴史ある旅籠だそうです。

札所2番真福寺へ

旅籠一番の前の道を道標に従って下っていきます。

定峰川を渡り、民家が点在するのんびりとした風景の中を道標を頼りに進んでいくと、道はだんだんと登り基調になってきます。

始めこそ、「のんびりしたいい風景だなぁ」と余裕だった僕ですが、坂は進むにつれて強烈な斜度になってきましたよ〜

うぉぉぉ、これは踏めない!

というわけで早くも押しが入りますが、札所2番へと向かうこの坂は今日のコースの中で最もキツイ難所なのです。

9:18
やっとのことで登りきり、札所2番真福寺に到着〜
境内手前の駐車場では山ツツジが満開で、登った疲れが癒されます♪

杉林の中にひっそりと建つ観音堂のその涼しげな雰囲気のおかげで、汗ダラダラだった僕もスッキリしたような気がします(笑)

なお、真福寺は無人なため、納経は3番へ向かう途中にある光明寺で行うことになっています。

札所3番常泉寺へ

真福寺駐車場から秩父市街方面を眺めつつ3番を目指します。
山の上にあった2番とは異なり3番常泉寺は横瀬川のちょっと先にあるので、再び坂を下っていきます。

これがかなり急な下りで、登るんじゃなくてホント良かったと(笑)

急な下りを終えるとキレイな沢に沿って緩やかに下っていきます。

途中で酒樽を利用した面白い倉庫?を発見。

札所3番へ向かう途中にある光明寺によって真福寺の御朱印を頂いていきましょう。

1番では既に記入済みの納経帳を購入したので、御朱印を入れてもらうのを見るのは今回が初めてです。
ふ〜ん、判子を押すだけではなくて墨で何か書いてくれるんですね〜

御朱印は1ヶ所300円
高い安いの問題ではないのですが、これなら何となく納得かな(笑)

再び緩やかに坂を下り、横瀬川を左岸へ渡っていきます。

道標に従って民家の間の路地へ入り、田んぼの中の1本道を進んでいくと正面の山の斜面に建つ札所三番常泉寺が見えてきました。

9:47
札所三番常泉寺には、質素ながらかなり大きな本堂と、向拝の彫り物が素晴らしい観音がありました。

キレイに手入れされた境内には、このお寺の由来となった長名水や、子宝に恵まれるという子持石などいくつかの見所があります。

せっかくなので長名水を一口〜
なんとなく柔らかな味わいで、確かに体の中が癒されているような気がします♪

札所4番金昌寺へ

札所4番金昌寺は、常泉寺とは横瀬川を挟んで反対側の右岸にあります。

「ふるさと歩道橋」という人道橋で横瀬川を渡り、新木鉱泉を左手に見つつ県道を越えて路地を進んでいくと、ものの数分で到着です。

9:57
金昌寺は朱色の立派な山門に大きなワラジを掲げているのが特徴のお寺です。

境内にはいると所狭しと並んだ石仏にも目を奪われますが、雑然としたという感じではなく不思議と落ち着いた感じがするのです。

たくさんの石仏の中でも、観音堂の脇にある「子育て観音」と「酒呑み地蔵」は必見です。

こちらが観音堂。
朱色で立派な建物ですね〜

山門を裏側から見ると2階部分に西国三十三ヶ所観世音が祀られていました。

もしかして山門をくぐるだけで西国の札所巡りをしたことになるのでは・・・?

札所1番四萬部寺〜4番金昌寺の地図



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今日(2008/05/28)から折りたたみ小径車で巡礼を始めました。私も1番から順番どおり34番まで行く予定ですから、このページの筆者さまとほとんど同じ道を走るのだろうと思っています。そんなこともあって大変参考にさせていただいています。さて、記事にもあるように2番へ続く厳しい山道は奥武蔵界隈では有数な急勾配だったと思います。なんとか押さずに登りましたがギヤが足りず相当に堪えました。34番までにこれに等しい、もしくはこれ以上の登りはあるのでしょうか?ギヤ構成を考えねばなりません。とういのもどうしても押しはしたくないからですが。

>minminさん
札所巡り楽しんでくださいね〜

2番への登りを押さずに登ったとはかなりの脚をお持ちですね!
(僕は押しましたw)

僕と同じルートで34番まで回るとすると、ここより厳しい登りはないので大丈夫だと思います〜

お返事ありがとうございます!
そうですか、ないですか。安心しました!!
押さなかっただけで、いえいえ健脚ではございません。5,6回脚着いてますから・・・。それよりyamahon号と同じペダルを愛用してますが、ペダルが壊れないかとても心配でした。
またコメント書きますね。

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