観音信仰とは?

札所巡りでは、観音を祭っている寺院を巡礼します。 そこで、そもそも観音とはどうい...
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観音信仰とは?

札所巡りでは、観音を祭っている寺院を巡礼します。

そこで、そもそも観音とはどういったものなのか?というあたりを知っておくと、札所巡りをより一層楽しむことが出来ると思います。

観音とは、正式には「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」もしくは「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)」と呼ばれる仏教で言うところの「菩薩」の一尊です。

観音は、大慈大悲をもって人々を救うのを本願とし、世の人々を苦しみから救ってくれると言われています。

観音が世を救済する際には、救いを求める者が願う姿となって現われるといわれ、仏の姿を望めば仏の姿、女性の姿を望めば女性となって現れるといいます。

これを観音の普門示現(ふもんじげん)といい、法華経では「仏身」「辟支仏身」「声聞身」「梵王身」など33の姿に変身するとされています。

「西国三十三所」「坂東三十三所」など、札所巡りの寺院数が33ヵ所なのはこのことに由来しています。(秩父は33+1ヶ所となっています)

様々な姿に変わる観音の総体が「聖観音」であり、それを具体的な姿に造像したものが千手千眼観音とか十一面観音をはじめとする六観音とか七観音であるといわれています。

ちなみに秩父札所では、聖観音、十一面観音、准胝観音、如意輪観音、千手観音などを本尊とする寺院があります。

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