札所巡りとは「観音(観世音菩薩)」を祭る霊場をお参りして廻る巡礼のことです。
かつては参拝した証として観音菩薩との結縁を願う木札を寺社の柱や天井に打ち付けていたことから、各霊場が「札所」と呼ばれ、霊場巡りのことを「札所巡り」と呼ぶようになりました。
ちなみに現在は、木札を打ち付けることはなく、御朱印などをもらって参拝の証とするようになっています。
札所巡りでは、観音を祭っている寺院を巡礼します。
そこで、そもそも観音とはどういったものなのか?というあたりを知っておくと、札所巡りをより一層楽しむことが出来ると思います。
一般的に札所巡りというとやはり車で廻る方が多いのではないでしょうか?
確かに、秩父以外の西国・板東の札所はかなり広範囲に分散しているので車で廻るのが良いと思うのですが、秩父札所巡りはグルッと一回りしても100km弱しかありません。
札所巡りの魅力は、各寺社をお参りすることはもちろんのこと、その道々の風景を眺め自然の中を自分の力で進むことで自然と一体化したようなぬくもりを感じることにあると思います。
しかも秩父札所巡りは、山あり川ありと絶景スポット盛りだくさんの秩父盆地です。これは急がずゆっくりと見てまわりたいところです。
自転車で札所巡りをしようと思った場合どんな車種で行けばいいのでしょうか?
答え: 変速機付きならだいたいどんな自転車でも大丈夫です。
コースについては、江戸巡礼古道などある程度定まったものがありますが、別にそれに従って進む必要はありません。なので、自転車で走りやすい舗装路を選んで迂回していけばどんな自転車でも走ることは可能です。
自転車で秩父札所34ヵ所を巡る場合の日程を考えてみたいと思います。
まず、一般的に公開されている情報では以下のように言われています
徒歩の場合→5〜8日くらい
自動車の場合→3〜5日くらい
これは札所巡りという性質上、年輩の人が廻る場合を想定していると思われ、ちょっと余裕を持った予定になっていることが多いようです。
巡礼というと手甲・脚半に白衣を着て・・・という姿を思い浮かべますが、そういった本格的な格好をする必要はありません。本格的な服装で廻っている方もいますが、現在は普段着で気軽に廻っている方の方が多いようです。
ちなみにあの巡礼姿には、巡礼者の身分や階級を無くし観音の前では誰もが平等であるという意味があります。
是非あの姿で!という方は通販等もありますので利用してみてはいかがかと(笑)
→札所一番