神奈川県の地図を見ると、津久井の辺りから横浜に向かってまっすぐ伸びる水道道(すいどうみち)
というのがあります。名前の通り、下には水道管があって、所々に浄水場があったりします。ところが、川井浄水場と鶴ヶ峰浄水場の間には、この真っ直ぐな水道道とは別に「川井鶴ヶ峰導水路」という野を越え谷越え進む妙な別ルートがあってずっと気になっていました。どんなところなのか見に行ってきましたよ。
スタート地点は相模鉄道線の鶴ヶ峰駅。うちの最寄り駅から6つ目で230円という近さ。ここから「ふるさと尾根緑道」という平成12年度都市景観大賞受賞の必見の価値ありな遊歩道を進みます。しかし、秦野オフ以上の激坂&担ぎ!この遊歩道、わずか3.5kmなのにボリューム満点です。
さて遊歩道が終わってしまうと、導水路上は通れなくなるので近くの道を見失わないように進んでいきますが、無情にも横浜動物公園(ズーラシア)の中へ・・・。大きく迂回していくと森の中に突入。またもやシングルトラックですか。(笑)太陽は目に見えて沈んでいくし、道はいくつも分かれていて、かなり心細くなってきました。でも、こういうのが楽しいんだな。小学生の頃はこんな事ばっかりやっていたけど、いい年して全然変わっていないよ。(笑)
結局、最後までは行けませんでした。帰ってから地図で見ると、おおよそ道はありそうなのでまたやってみるつもりです。それにしても、せいぜい5,6kmの距離にずいぶん時間がかかりました。こりゃ、津久井から横浜まで水道道をたどる(約35km)なんて、1日では無理かもしれない。水道道、手強いです。
<写真1>鶴ヶ峰駅近く、鎧橋にある横浜市水道局の案内板。明治20年建設当時の上水道が地図で説明されています。
<写真2>導水路は高所を通っているので水道管のように地中に埋まっている区間は少なく、こんな感じでコンクリートの遊歩道みたいに見えますが、「ふるさと尾根緑道」など一部の公園区間を除き立ち入り禁止。
<写真3>低い土地は橋梁で越えていきます。なかなか美しいですね。
<写真4>こんな碓井第三橋梁みたいなスゴイのも。時間切れで行けなかったのですが、実はもっと規模の大きい「大貫谷戸水路橋」というのがありまして、「神奈川の橋100選」にも選ばれたそうです。
こ、これは、ずいぶんと楽しそうな探訪ですね!
こういうテイストは大好物ですよ(笑)
調べてみると水道道路って関東にも結構たくさんあるので、一つずつ巡ってみても楽しそうです~