長野県の月夜沢峠は、もっぱらオフロードバイク乗りの間で有名だったところですが、ここ数年は崩落のため通り抜けられない状態が続いています。
思い立って久々に訪れてみました。
【写真1】
南側(開田村)からアプローチすると、峠の 1.6kmほど手前で、道がごっそりと抜け落ちています。
私が数年前に通ったときはまだ道幅の半分くらいは残っていたのですが、崩落が進んで、修理の予定もないようです。
これじゃ通り抜けられませんね。踏み込んだら数十メートルの滑落は覚悟しないといけません。
事前にネット調査をして崩落状況は知っていました。左側の斜面の高い所を巻くようにして迂回できるかどうか、やってみましょう。
【写真2】
迂回路の踏査中。
【写真3】
しとめた野生動物の解体作業ではありませんよ。
フル装備の重たい自転車で来たので、一度に運ぶことはできません。
荷物を2回に分けて運び、さらには自転車もフォークのところで二分割して運び、計4往復しました。
A 後の荷台に載せた寝袋等。
B 前荷台に積んだパニアバッグ。
C 後荷台に積んだパニアバッグ。
D Hunqapillarの下半身。
E Hunqapillarの上半身。
F 切断... じゃなくて、迂回路の藪を伐開するための鉈。事前の調査で必要だろうと踏んで持ってきていました。
【写真4】
そんなこんなで辿り着いた月夜沢峠。
名前から受ける印象や、厳しい道のりとは裏腹に、峠そのものはカラッとして明るい雰囲気です。
Fを持っていかなきゃ・・・行けないよね~ヤッパリ(^_^;)↓
http://www.youtube.com/watch?v=jIcOs5hR9k4
●カントリーキッチンからのレス:昨年の紅葉時にバイク(エンジン付)で月夜沢峠を抜けようとし、
林道入り口のチーズ屋さんで状況を聞いたら、「自転車の人も戻って
きてましたよ」との情報にそこまで崩れているんだと思っていましたが
こんなに崩れているのですね。
でも、乾し肉さんの開拓路がこれからのルートですね!(^^)!
●inaからのレス:もはや道ではないところを・・・w
●genからのレス:登山道では道が抜けていたりトンネルが崩落していて、迂回路が高巻き道になっていることはよくあることだけど、乾し肉さんのように自分で迂回路を作ると言う話は初めて聞いた。
しかも用意周到に鉈まで準備して…職質されて警察行きじゃないの(笑)
●乾し肉からのレス:Kさんのリンク先、0:28付近、列の二人目の人が鉈を振り回しているのを見て笑ってしまいました。
先頭の人が伐開しなきゃ意味ないじゃん…。
たしか銃刀法では「正当な理由無く刃物を持ち歩いちゃいかん」となっているはずですが、迂回路を伐開するというのは正当な理由になる、のかな?
それ以前に崩落したダート林道にお巡りさんがいるのかどうか、ですね。
>カントリーキッチンさん
実は私が歩いた所も、もろい土質で危険でした。崩落した所の上を歩いているときに足下が崩れようものなら、まっ逆さまです。
あんまりお勧めではありません。
かといってもっと高い所を巻こうと思うと、地形の都合で、かなり高い所まで登らなくてはなりません。悩ましい所ですね。
お話のチーズ屋さん、前回訪れたときに寄りました。
すごく高い(値段が)のでほんの少ししか買えませんでしたが。
「たかがチーズにこんな値段を…」と思ったのですが、食べてみると確かに高いものは美味しい。
そういった意味では、自転車もチーズも似た所があるのかもしれませんね。