白神山地と海の幸
JRの「北海道・東日本パス」というのを買ったので、それを活用すべく青森県の白神ラインを走りに行くことにしました。
【写真1】
白神山地の東側にて、津軽ダム建設に伴って水没する道路のかわりに、新しい道路を高い所に付け替える工事です。
弘前市内から白神山地方面へ向かう道ではあちこちで大規模な工事をしていました。
ダムが完成した暁には、人々の営みや山々や渓谷は水の底に沈み、その上方を走る高規格な道路を、白神山地へと急ぐ観光客たちが「わぁ、ダムの眺めが素敵~」とか言いながらすっ飛ばして行くことになるのでしょうね。
【写真2】
白神ラインに突入。全長40kmのダート、その間に峠を三つ越えます。
最も東側の津軽峠の道は舗装道路と大差ないくらいフラットな道です。
西に行くに連れて路面は砂利が深くなり走りにくくなります。
前回来たときは路面状況はもっと悪かった。ダート道は状況が変化しやすいのでしょうね。
所々で展望が開けるのですが、世界遺産の白神山地と言えども、遠目に見れば「ただの山」です(笑)。
今回は山を眺めながら走っただけでした。次回はきちんと時間を取って、ちゃんと山登りもしたいものです。
前回はモールトンで突入したので苦労したけど、今回は700cだから余裕だろう
...と思いきや、とんでもない。
路面に悩まされることは少なかったけど、峠は三つとも斜度がきつく、目一杯ローギヤでひぃひぃ言いながら登りました。
こんなにきつかったっけ? と思ったけど、そういえば前回では登り坂は全て押し歩きだったんだ(笑)。
今回は押し歩きは全く無かったにもかかわらず、ダート区間40kmを抜けるのに7時間ほどかかりました。
【写真3】
白神ラインを抜けて、日本海に面した民宿「汐ヶ島」に泊まりました。
この辺は海の幸が豊富なんだそうです。
豊かな森が海の近くまで迫っている所では、良い漁場になるんですね。
食べたのは、ウニ、イカ、ヒラメ、アジ、トビウオの卵、マグロの心臓...。
女将さんが色々説明してくれたけど、あとは忘れた(笑)。
martyさんみたいに美味しそうな写真を撮ることができないのは大目に見てください。
【写真4】
五能線の駅に置いてあったチラシ(の部分)。
ナビチャリという事業をやっていて、五能線沿線の数カ所でGPS搭載のレンタサイクルを借りられるようです。
気に入った場所では写真をアップしたりできるようなので、たくさんの利用者からの情報を上手く集めることができれば、ビジネスモデルとして興味深いものができるんではなかろうか?
でも借りた自転車で白神ラインに突入したりしたら怒られるんだろうな(笑)。
「白神ライン」去年、行きましたが、何も無くて静かなのが印象的でした。
>ナビチャリ
名前が誤解を招きそうですね。道案内をしてくれるわけではなく、リアルタイムならぬリアルポイントで観光情報などの提供が受けられると言うことでしょうか?
それよりも、せっかくの電動アシストなんだから、白神ラインを舗装化してトイレがある4箇所(だったかな)にバッテリー交換ステーションを設置すれば、しまなみのような自転車で盛り上がるところになりそう、と思うんだが。
ず~っと昔から一度は走ってみたいと思ってる白神山地じゃないですか!
いいなぁ、いいなぁ。
>ナビチャリ
2年くらい前に、似たような感じで地図と連動する形で投稿できる掲示板を作ろうと、試みたことがったのですが難しくて僕には無理だった(笑)
>ず~っと昔から一度は走ってみたいと思ってる
実は「白神ライン」は世界遺産登録エリアからは外れています。だから、価値が無いと言うわけじゃない。乾し肉さんも2度も行っているくらいだから。
でも、どうせなら世界遺産に触れたいでしょう?
世界遺産終登録には核心地域とその周辺の緩衝地域があります。核心地域はまったく人の手が入ることが許されず届出無しには入れませんが、緩衝地域は制限がありません。
中でも面白そうなのが「二ツ森(1086m)登山コース」
http://www.akita-gt.org/walk/160/shirakami.html
登山口の青秋林道終点から、わずか5分で緩衝地域に突入。登山と言っても「初心者向きコース」だそうです。ただ気になるのは、登山口の青秋林道終点は標高920m。自転車の出発点、JR五能線八森駅はほとんど海、なのに地図で見ると距離は僅か。相当な急勾配の予感(笑)
ここはMTBで走り抜けてもOK?
しかし、リンク先、良い眺めですね~
360°見渡せるとか!