タタ ナノ(TATA nano)の実車を見たよ!

インド出張中に30万円の自動車としてちょっと前に話題になったTATA(タタ・モーターズ)の10万ルピーカー「nano(ナノ)」の実車を見せてもらいました。

日本には入ってきていないと思うのでこのネタを逃してなるものかと激写!

いや、コレで2~30万とか安すぎるでしょう。
車体は小さいですが見た感じ普通の軽自動車(三菱の「i」にそっくりw)の最安値モデルって感じです。

日本での報道でミラーが片側しかないとか言ってたのですがコレホントw

内装は非常にチープ
必要最小限のものしかついてないけど、エアコンはちゃんとついてる。

TATA nanoは標準グレードの「NANO」、中級グレードの「NANO CX」、上級グレードの「NANO LX」と3グレード構成になっており、エアコンは今回見た中級グレードの「nono CX」以上に搭載されてます。

シートはかなり薄っぺらい感じなので座り心地は良くない。
でも、長距離とか走らないならこれはコレで必要十分ではないかと。

後部座席に座ってみた。
僕の体が小さいってのもあるのですが、前後にはかなり余裕があり大人が座っても空間的には十分です。

なにげにシートの下にバッテリーがむき出しで置いてあるのはご愛嬌(笑)

TATA nanoはリアエンジン&リアドライブなのでこの写真の黒いバンパーのあたりにエンジンが置いてあります。

リアエンジンなのでフロントのボンネットがトランクになっているのですが、スペアタイヤが鎮座しており荷物を積むスペースは殆ど無いように見えました。

もっとじっくり見たりあわよくば試乗させてもらいたかったのですが、仕事中なので諦めます・・・

しかし、すごいね~
これだけのものを作って2~30万円か・・・。インドの作業員の人件費はだいたい1万円/月と聞いたのですが、人件費が安いってすごいことだな、ホント。

あ、ちなみに・・・
見た目はなかなか良い感じに仕上げっているTATA nano(タタ ナノ)ですが、徹底した引き算でコストダウンが図られた車なので、最高時速が105kmとか安全性がやばいとかいろんな話があったりします。

実際にインドの道を走っていると「あぁ、インドってまだまだ人の命が安いんだろうな」ということを実感します。変な意味じゃなくてたぶん「それが普通」だと思って暮らしてる感じ。だからこそ成り立つ部分がTATA nano(タタ ナノ)にはあって、それだからこそのこの価格という部分はたぶんにあるのかなと。

インドの田舎では結構TATA nano(タタ ナノ)を見かけました。逆に不思議なことに都会ではそれほどでもなかったかな~。

 
この記事へのコメント(4件) |コメント入力欄へ
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gen2010年11月16日 21:13返信

クルマ大好きだった頃、10年位前のカーグラフィック誌でインドのマイカーブームを取り上げていました。
ロケ地もやはりムンバイでインド門をバックにズラリと並んだスズキ・マルチが日本の軽とは違って立派に見えたもんです。

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ina2010年11月16日 23:19返信

>genさん
あー、インド門の実物見たかったな~
今回は時間が無くてあんまり観光できなかったんですよ。。。

スズキマルチ、向こうじゃ高級車!?(笑)

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ふみまろ2010年11月18日 18:55返信

47万円の初代アルトを思い出します。
東ドイツのトラバントもシンプルでしたが、タタナノはエアコン装備でさらに安く実用になる性能を持ち合わせています。
ATの設定があれば欲しいかも?

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ina2010年11月18日 23:17返信

>ふみまろさん
47万円のアルトってのもすごいですね!
ナノは最高速度が100kmちょっとだったり、坂が厳しかったりいろいろありますが、インドではかなりたくさん走ってました。

日本に持ってきたらセカンドカーとして結構需要有るような気がします。

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