三井寺(園城寺)の紅葉を観てきたよ

先日、「琵琶湖疏水」を走った際に滋賀県大津市にある三井寺(園城寺)の紅葉を見てきました。

三井寺(みついでら)は7世紀に創建された天台寺門宗の総本山で正式には長等山園城寺(ながらさん おんじょうじ)といいます。

本尊は弥勒菩薩。
日本三不動の1つである黄不動が有名で、観音堂は西国三十三箇所観音霊場の第14番札所、また、近江八景の一つである「三井の晩鐘」でも知られています。

そしてもう一つ有名なのが紅葉!
特に微妙堂から観音堂へとつながる紅葉のトンネルが最高だとか♪

三井寺へのアクセスは?

電車で行く場合は、京阪石山坂本線 三井寺駅から徒歩10分、もしくはJR大津駅から京阪バスで三井寺バス停で下車。

車で行く場合は、国道161号線の観音寺交差点を琵琶湖と反対側に曲がればすぐそこ。

境内の様子、紅葉とかパワースポットとか

それでは境内を見学しつつ紅葉を堪能しましょう♪
三井寺(園城寺)には10の国宝とその他多数の重要文化財があり、長等山中腹の広大な敷地に点在しています。

見学用の順路が設定されているのでそれに従って歩くと所要時間はだいたい4~50分というところでしょうか。

大門(仁王門)
もともとは近江の常楽寺にあったものを徳川家康が寄進したもので室町時代の建立とされています。

釈迦堂
大門を入ってすぐ右側にある。天正年間(16世紀末)造営の御所清涼殿を下賜され移築したものだそうです。

金堂
三井寺(園城寺)の本堂。豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので本尊弥勒菩薩もここに安置されています。

平安時代以降、皇室、貴族、武家などの幅広い信仰を集めて栄えた三井寺(園城寺)ですが、豊臣秀吉の怒りを買ったことから寺領を没収され廃寺寸前まで追い込まれてしまいます。創建時の建物や宝物はこの時ほとんど失われてしまいますが、その後、死期を悟った秀吉が再興を許可したことで復活。現在の建物はほとんどこの時にできたものだそうです。

なんども苦難を乗り越えて復活していることから「不死鳥の寺」と呼ばれているとかいないとか

鐘楼
金堂の左手前にあり、「三井の晩鐘」で知られ日本三名鐘に数えられている梵鐘があります。ひと突き300円。

閼伽井屋(あかいや)
金堂の西にある小さなお堂ですが堂内には三井寺の名の起こりとなった霊泉が湧出しており、このあたりがパワースポットだとか。

霊鐘堂(弁慶鐘)
弁慶が比叡山に引きずり上げて谷底に落としたときの傷が残されているという弁慶鐘とよく分からない弁慶鍋が置いてあります

一切経蔵
山口市の国清寺の経蔵を移築したもの室町時代の建築だそうなのですが、改修中で見ることができず。

三重塔
鎌倉時代末期から室町時代初期の建築。奈良県の比曽寺から伏見城三井寺と移築されたものです。

唐院
灌頂堂、唐門、大師堂、長日護摩堂などがあり、宗祖円珍の廟所ならびに灌頂(密教の儀式)の道場として寺内でも最も重視されている区域。

微妙寺
湖国十一面観音霊場第一番札所

毘沙門堂
観音堂の近くにある小堂でもともと園城寺五別所のひとつ尾蔵寺の境内にあったもの。

観音堂
琵琶湖を望む高台にあり西国三十三箇所観音霊場の第14番札所として知られる。1686年に火災にあい元禄2年(1689年)に再建されたもの。

水観寺
西国薬師霊場第四十八番札所。明尊大僧正によって創建された園城寺の五別所寺院のひとつ。

護法善神堂(千団子社)
三井寺の守護神である護法善神(鬼子母神)像を祀っています

 

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