[タイ・観光ツアー] 世界遺産アユタヤ遺跡を堪能する!
「ダムヌン・サドゥアク水上マーケットで水路探検」の続きでタイの1日観光ツアーに参加しています。水上マーケットでかなり満足気味ですが、今日のツアーの本番はここから!
ツアーの二つ目の目的地は、世界遺産に認定されているアユタヤ遺跡です。
と、その前に・・・
タイの伝統工芸の一つである木彫り工場により道(笑)
また寄り道かよ~と思ったのですが、しかしここも結構面白い。
木製の大きな仏像や超精密な木彫りなど、目を奪われるような作品の数々が制作されています。匠の技だ!
手作りの豪華な応接セットが約60万円
天然木を活かした椅子が20万円と、高いけど物を考えると安いような気もする価格で販売されています。
制作中の物には欧米などのブランド名も書かれており、各国に行ったあとには何倍もの値段になるんだろうなぁと(笑)
っと、昼食はアユタヤ近辺にあるホテルでバイキングでした。
タイ料理メインのメニュー構成でどれもなかなか美味しかった。
ちなみにレストラン内は他のツアーで来たと思われる日本人ばっかりで、よく見ると先ほどから同じようなコースを旅しているような・・・w
こちらが食事をとったホテルの前を流れるチャオプラヤー川とその対岸にある巨大な寺院。タイの寺院はどこも大きくて立派だね~
アユタヤ遺跡とは?
さて、メインディッシュに行く前にそもそもアユタヤ遺跡って何なのって辺りを整理しておきたいと思います。
アユタヤ遺跡は1351年 - 1767年に栄えたと言われるアユタヤ王朝時代の中心都市アユタヤの遺跡群です。この王朝はチャオプラヤー川を利用した貿易で栄え、その莫大な富を独占した王朝は利益を元に数々の寺院(ワット)を作りました。
今残されている数々の建造物がコレ。
しかし、1767年にコレまでも何度も戦争を続けてきたビルマ(ミャンマー)の侵攻によってアユタヤ王朝は消滅。このときアユタヤ市内の建造物や石像は徹底的に破壊され、ほとんどの寺院は廃寺、王宮も台座を残すのみとなったそうです。
アユタヤ遺跡の朽ち果てた風景は、繁栄→戦争による破壊を経た結果ということですね。
マハタート寺院(Wat Phra Mahathat)
まず最初にやってきたのは、アユタヤでもっとも有名な「木の根で覆われた仏頭」があるマハタート寺院(Wat Phra Mahathat)です。
かつては中央に高さ44メートルの仏塔がありその回りを小さな仏塔が囲み、その回りを回廊が囲んでいたとされています。
小さな仏塔はそのまま残されていたりもしますが、中央の大きな仏塔(↑の右側)は土台部分を残すのみで破壊されてしまったようです。
朽ち果て感の漂う煉瓦造の仏塔。
なんとなく切ない感じが漂いますが、それでも見るものを圧倒する迫力、これはスゴイ遺跡ですよ!
そしてこちらが木の根で覆われた仏頭。
ビルマがアユタヤに侵攻した際、建物を破壊し戦利品として仏像の頭を持ち帰ったのだそうです。なのでアユタヤ遺跡にある仏像のほとんどには頭部がないのですが、この時切り落とされた頭部の一部が木の根の間に入り込み、そのまま木が成長した結果がこの姿。
なんというかスゴイ話ですね・・・
お坊さんにも大人気w
スマートフォンで記念撮影をするお坊さんってのもなんだかシュールな絵だ。
その隣にあった石積み。
何かと思ったら、破壊された仏像のパーツをまとめて置いてあるらしいのです。
こっちが正面かな?
破壊された建造物内に納められていたと思われる仏像は頭部が復元されていました。
遺跡内にある仏像の多くはこんな風に頭部が切り取られています。
なんかこう、古代遺跡!って感じの風景じゃないですか?
ナウシカ的な・・・
所要時間はだいたい30分くらいかな~
結構広いのでグルッと1周見てまわるだけでも、時間に余裕を見て置いた方が良いかと思います。
プラ・シー・サンペット寺院(Wat Phra Sri Sanphet)
プラ・シー・サンペット寺院(Wat Phra Sri Sanphet)は、バンコクのワット・プラケオ(エメラルド寺院)に相当するとも言われる王室の守護寺院。寺院と呼ばれていますが、実際には寺院ではなく歴代のアユタヤ王朝の王の内3人の遺骨が修められている塔が立つ遺跡です。
遺跡の周りでは象やトゥクトゥクに乗るオプションツアーなども開催されています。
ツアーの内容によってはこういったものが含まれていることもあるようですが、水上マーケットと組み合わせる場合は時間の関係でこれらは入っていないことが多いみたい。
こちらがプラ・シー・サンペット寺院(Wat Phra Sri Sanphet)のシンボルである、3人の王の遺骨を納めたという3基の仏塔
他の遺跡と比べて仏塔の破壊が少なく当時の建築の様子を見ることが出来ます
こちら側には拝殿があったとされていますが床と柱を残して破壊されており何とも切ない風景となっています。
マハタート寺院(Wat Phra Mahathat)と同様に頭を持ち去られてしまった仏像が並んでいます。
遺跡の隣にはかつて王宮があったという広場が広がっています。
今は跡形もないようですが、かつてはどんな風景だったのでしょう?
タイは熱い・・・、特に日なたはものすごく熱い・・・
というわけで、何となく涼しげな絵と、うだる犬をパチリw
ちょっとわかりにくいですが座った状態で上半身を破壊された大きな仏像。
なんか凄い感じに朽ち果てたまま固定されている建物(右側)
グシャッとつぶれてそのままの形でコンクリートで固められて保存されています。
ヤイ・チャイ・モンコン寺院 (Wat Yai Chai Mongkon)
アユタヤツアー最後のスポットはヤイチャイモンコン寺院 (Wat Yai Chai Mongkon)です。この寺院、アユタヤにある他の寺院と違って当時の建物がそのまま残されている現役の寺院なのですよ。
遠くからでもよく目立つ高さ72メートルの仏塔がシンボルで、1593年に当時のアユタヤー王朝の王様・ナレスアン大王がビルマ軍から覇権を取り戻したことを記念して建てられたものです。
たしかWat Yai Chai Mongkonという名前自体が戦争に大勝利でお祝い的な由来だったはず・・・?
タイにはアチコチに涅槃像があるそうですが、ヤイチャイモンコン寺院 (Wat Yai Chai Mongkon)で初めて見ました。
ちなみに涅槃像はダラッとして寝ているわけではなく、ブッダが入滅するときの様子を表した仏像なので間違えてはいけない(笑)
なにやらぬいぐるみがたくさん納められている謎のお堂
こちらが本堂です。
右の写真の石版は「ここが本堂ですよ」という意味の目印だそうです。
タイでは仏像に金箔を貼る習慣があるみたいで、本堂内の立像には沢山の金箔が張り付けられていました。
また、自分が生まれた曜日の仏像に油をかける施設もあるので、訪問にあたってはあらかじめ自分の生まれた曜日を調べていくとよさげ。
こちらがご本尊。
この隣にあった生人形がかなりリアルで怖いくらいだった・・・
そしてヤイチャイモンコン寺院 (Wat Yai Chai Mongkon)のシンボル、72mの高さを誇るという仏塔。なんと登って中に入ることが出来ます。
仏塔の周りには沢山の仏像が並んでいるのですが、日本の仏像に比べてどの像もイケメンなのが気になります。
ちなみにタイの僧侶は女性に触ることはおろか話しことも禁じられているとか。
イケメンなのにもったいない(笑)
なお、こういった決まりがあるため女性の方は僧侶を見かけても絶対に手を触れてはいけないのでご注意を!
途中まで登ったところで振り返るとなかなかの絶景!
こんな感じの煉瓦の通路を抜けて行くと・・・
仏塔の中はこんな感じ~
中央には井戸的な形状の物があるのですが、
中を覗いてみたら人が作業中だった(笑)
お賽銭を回収しているのでしょうか。。。
という感じで水上マーケットからアユタヤ遺跡を巡る盛りだくさんな内容のタイ観光ツアーも終了です。いやー、1日でタイを満喫したよ、これで心置きなく明日から仕事が出来る(笑)
返信する