お座敷列車ツアー!
年末にテレビのニュースで「お座敷東金号」を見て以来、お座敷列車への憧れが膨らみまくっていた今日この頃。
だって、電車なのにお座敷なんですよ!
お座敷だけに宴会して良いんですよ!!
それも朝から(笑)
嗚呼、お座敷列車・・・
そんな憧れが実現する日がやってきました。新宿から甲府まで臨時列車として走っている「お座敷山梨いちご狩り号」で♪
お座敷列車の予約は超難関!
ところでお座敷列車は毎日一定のルートを走っているわけではなく、季節とか期間限定でちょこちょこ走っているので探すのが非常に難しい!今回乗る「お座敷山梨いちご狩り号」も2/22,23限定の列車となっており、友人が苦労して見つけてくれたモノです。
JRがどこかにお座敷列車運行情報とか作ってくれればいいのに・・・
また、今回分かったのですがお座敷列車の座席は多くの場合ツアーで押さえられており、普通切符の発売日(乗車1ヶ月前)にみどりの窓口に行っても満席なことが少なくないようです。
このため、どうしても宿泊施設や観光ルートにこだわりたい!というのでなければツアーで予約した方が確実っていうのが現状のようです。
ツアーを探すのって結構面倒なんですよね〜
が、しかしお座敷列車に乗るためには仕方ありません(笑)
山梨いちご狩り号入線!
いよいよこの時がやってきました!
今回乗るのは「お座敷列車 せせらぎ」です。JRの解説によるとこんな車両です
車両は、「せせらぎ」より一足早く登場した「やまなみ」と同様に485系特急形電車を改造し、客室内をお座敷、先頭車を展望室にしたもので、JR線内の電化されている路線のほとんどで、直流、交流周波数を問わず走行することができる。
編成は4両編成で、基本コンセプトは、「日本の四季をめぐる空間」として、高品質でゆとりのある移動空間を目指した。車内は洗面所、トイレのほか、更衣室、カード式室公衆電話を設置しているほか、出入口は可能な限り広くとり、乗降を便利にしている。
4両編成の定員は116名。「やまなみ」との併合運転が可能で、「やまなみ」と同様に通信カラオケが設置されている。
強烈に楽しみだ!
浮き足だって発車30分以上前にJR新宿駅に到着(笑)
新宿駅のホームに着くと「山梨いちご狩り号」という表示が!
ふと周囲を見ると同じように写真を撮っている人がちらほら、みんな楽しみにしてるんですね♪
そしていよいよ、お座敷列車 せせらぎが入線してきましたよ〜。ピンクの車両とはこれまたドキドキだw
せせらぎ号の車内の様子
つい来ました、お座敷列車!
我先にと車両に乗り込み誰もいない車内を激写(笑)
いや〜、ホントにお座敷になっているんですね〜。
我々はこれから飲んだくれる予定なため、座席が狭かったらどうしようかと少々心配していたのですが、1車両に30人ほどしか座れない車両はかなり広々としていてそんな心配は無用でした
座席の下は掘りごたつ形式になっています。
ホットカーペットなのか単なる暖房か分かりませんが床が暖かくて気持ちいい〜
基本的に全車指定席となっているのですが、先頭と最後尾の車両にはフリーで使えるサロンスペースが付いています。
写真でも分かるとおりこの席から運転席の向こうの景色を眺めることができるので大興奮。
サロン席も良いのですが、やっぱりお座敷ですよ(笑)
つまり、このサロン席の一番近くにある席が一番の特等席ということになるのですが・・・
こっそり覚えてきたので公開します♪
4両編成のお座敷列車せせらぎの場合
下り:8号車16A・B席
上り:4号車1A・B席
(4両編成なのに4〜8号車で運転しているのです)
この席なら迫り来る景色を堪能しながら存分に飲んだくれることができるわけです!
車内には手荷物を入れるスペースもあって結構便利。
1泊くらいの旅行カバンやリュックサックにぴったりのサイズ。
コンセントも装備
これさえあれば電気コンロを持ち込んで鍋などできたのではないかと思われますが、「充電器専用」と書かれているのが気になるところ。
車内には通信カラオケも〜
いやしかし、貸し切りで利用とかでなければ歌うのは結構勇気が必要なのでは(笑)
そして車内の各所にはマイク端子
デッキには無料で利用できる給茶器があるのですが、コップ等は自分で持ち込む必要があります。
また給茶器の下にはご自由にお使い下さい状態の冷蔵庫もありビールを冷やすのにちょうどよさそう。
トイレも綺麗に装備。
飲んだくれには必須アイテムw
お座敷列車で宴会を!
お座敷列車と言えばやはり宴会でしょう(笑)
我々としては「乗った以上、当然飲むもの」と思っていたのですが、「お座敷山梨いちご狩り号」という名前からも分かるとおり、9:26に新宿を出発するこの列車は「これからいちご狩りに行く」人々ばかりであり、朝っぱらからビールなど飲んでるのは我々だけだったわけで・・・
いや、そんなことは気にせず朝から反省だ!
ちなみに僕(一番手前)が持っているのは明治のラガーという限定品なのですが、これコクのある苦みでかなり美味しいです。普通のビールと同じ値段なので良いかも。
今回のお座敷列車では車内販売等は1回も来ませんでした。
なので飲み食いする場合はすべて自分たちで持ち込みという形になります。
一番困るのはビールを如何に冷やすか?ということですが、先にも書いたとおり冷蔵庫もあるしクーラーボックス等でも大丈夫でした。
途中駅を通過する際に、ホームにいる人々から羨望のまなざし?を送られます(笑)
中には携帯で写真を撮っている人もいるので思わず乾杯♪
今回のお座敷列車の旅は、新宿を9:26に出発し甲府に11:11に到着する約1時間半。
た、足りねぇ!
もっとお座敷列車を堪能したかった・・・。いちご狩りなんて行かないから松本くらいまで連れて行ってくれ〜。
と、電車に揺られて短時間にしては良い感じに酔っぱらったところで甲府駅に到着。
早くも反省しすぎで足下がおぼつかない感じに(笑)
このまま松本まで行ったら泥酔する可能性があるため甲府辺りが適正なのかも・・・
それでも頑張ってお座敷列車せせらぎの正面を撮影してみた。
ツアーの感想
いや〜、楽しかったよ、お座敷列車。
なんというか、電車で宴会をやるという非日常感、そして窓の外の景色が目まぐるしく変わるという開放感と爽快感・・・
すごく良い遊び方だと思うのですが、あまりたくさん運行していないのが残念なところですね〜。もっとたくさん走らせて下さいよ、JRさん。そしたらお座敷列車に乗るためにあちこち旅行に出かけるのに(笑)
機会があったら是非また乗りたい!
車内の雰囲気が屋形船に似ていますね。電車の車内とは思えない見事な宴会場への変身っぷりです(笑)。
2年位前に職場で受賞した社長賞で「洋風屋形船」(結婚式に使われるようなかなりオシャレな屋形船)で宴会したときは、楽しかったなぁ。こちらは食事つき(かなり旨い)その分、お座敷列車より高いかもしれませんね。
>直流、交流周波数を問わず走行することができる。
これの意味がよく分からないのですが、要は何処でも走れると言う事ですね。
南会津サイクルトレインもこういう列車にして欲しいなぁ。
>genさん
おっしゃるとおり見事な宴会場っぷりでしたよ〜
ほとんど揺れも感じないし、とっても快適♪
交流・直流の件は僕もよく分からないので、誰か鉄分が濃い人が見てくれるのを待ちましょうかw
>交流・直流の件
交流、高圧で送電すれば変電所が少なくて済みます。
北陸本線
敦賀 - 糸魚川間 交流20,000V・60Hz
運転頻度が少ない区間に向いています。
都市部の鉄道は直流が多いです。
抵抗器で直流直巻モーターを制御するのが主流でしたが、
ここ20年でインバーター制御の交流モーターが増えてきました。
>ふみまろさん
さすが!(笑)
そういったことを意識しながら電車に乗るのもまた楽しげ♪