ポット型浄水器を比較してみたよ
先日、新聞を読んでいたら「ポット型浄水器がお得!」的な記事が載っていました。
僕は毎日かなり水を飲んでたりするので、家でも会社でも2Lのペットボトルで水を買っているのですが、この記事がホントだとするとポット型浄水器に切り替えた方が良いんじゃないの?と思ってみたりしたわけです。
とりあえず、消費量の多い自宅を基準に考えると現在飲料水にかかっているコストはこんな感じ。
だいたい月に6本入りを2ケースくらい消費してるので・・・
100円/本×12本/月=1200円/月
そもそもたいした金額ではないのでポット型浄水器に変えても節約的にはあまり効果はなさそうです。が!決定的な違いはあのクソ重いペットボトル水を買いに行かなくても良いということですよ。
これはデカイ。
コストが同じくらいなら是非ポット型浄水器に乗り換えたいくらい(笑)
ちなみに通販で安い水を買うという手もあり、会社では楽天で最安値の100円/本の水を買ってるのですが、送料無料にするためには1度に4ケース買わねばならず置き場所に困るわけで・・・
ポット型浄水器ってどうなの?
さて、ポット型浄水器について考えてみましょう。
一番有名なのはテレビCMでもおなじみのブリタですが、最近の節約ブームに乗って「パナソニック」「三菱レイヨン」など様々なメーカーから似たような商品が発売されています。
どれも同じような感じなので価格で選んでも良いように思ったのですが実はそうではなさそう。それぞれの製品には特徴があって、自分の使い勝手に合わせて選んだ方が良いみたいです。
ポット型浄水器を選ぶ際に注目したいのは、以下のポイント。
- 容量及び冷蔵庫に入れられるか
- フィルターの寿命とコスト(濾過可能な量)
- 濾過速度
- 除去物質及びミネラル添加
容量及び冷蔵庫への収納について
各社から発売されている商品をざっと見ていくと、2L以上の容量のものと1L強の容量のもの2種類があることが分かり、まず最初の選択を迫られます。
一見、容量が多いものの方が良さそうに見えますが、使用しているフィルター自体は同じものなので一概に容量では決められません。
大容量タイプの特徴としては、
- 一度にたくさんの水を濾過できるので料理にも使うなら有利
- 大量の水が入る反面、使用時には重い
- 冷蔵庫に入らない
一方、小容量タイプの特徴はその逆で、
- 1回に濾過できる水が少ないので料理などで大量に使う場合は不足するかも
- 軽いので取り回しがしやすい
- 日本の冷蔵庫事情にピッタリなモデルもある
ということで、料理など大量に水を使用する場面でも濾過した水を使う場合は大容量タイプ。料理には使わないけど美味しい水が飲めればいい人は小容量タイプということになりそう。
また、ポット型浄水器メーカーによって異なりますが、1度濾過した水は2~3日中に飲み切らなきゃいけないので、1日の使用量も考慮したいところです。(大容量タイプで一気に濾過してずっと貯めておくのはダメってことですね)
フィルターの寿命
コストを考える上でフィルターの寿命は重要です。
メーカーのカタログを見ると「2ヶ月(ブリタ)」~「4ヶ月(パナソニック)」と幅があり、長い方がお得に見えます。
が、これも表記に惑わされてはいけません。
一番重要なのは「どれくらいの水量を濾過できるのか」です。
たとえば、上記したブリタとパナソニックの場合、期間だけ見るとパナソニックの方が倍近く使えてお得そうですが、算定根拠となる1日辺りの使用量がそれぞれ「ブリタ3.5L」「2L(パナソニック)」となっており、実際にフィルター1個あたりで浄水できる水量は「200L(ブリタ)」「240L(パナソニック)」と、2割ほどしか変わりません。
また、定期的に変えねばならないフィルターのコストにも注目。
ブリタの新しいフィルター「マクストラフィルター」は1000円くらいで買えますが、パナソニックのフィルター「TK-CP20C1」は2000円と倍くらいします。
これでは、同じ量の水を濾過するために倍近い費用が発生してしまいます。
フィルター寿命と濾過推量はランニングコストを直接響きますのでコスト重視の場合は特に注意が必要です。
濾過速度
使い勝手に係わる部分で注意したいのが濾過速度です。
ポット型浄水器は、貯めた水を少しずつ濾過していくので1回の濾過に少々時間がかかります。これを濾過速度といいます。
濾過速度によって何が違うのかというと、ポット1杯の水を浄水する時間が変わります。これが製品によって5分程度から20分近くかかるものまで様々で、急ぎで水が欲しいときなど使い勝手に影響します。
除去物質及びミネラル添加
ポット型浄水器の一番の機能は水道水に入っている都合の悪い物質を除去して美味しい水を作ることです。実は水を濾過する方式によって除去できる物質の種類や割合が異なります。「ブリタ」「トレビーノ」など活性炭+イオン交換樹脂を使ったものや、「クリンスイ」「パナソニック」のように活性炭+中空糸フィルターを使ったものが主流です
また、機種によっては濾過した水にミネラル分を添加する機能があったりアルカリ性の水を作る機能があったりもします。この辺については好みの範囲だと思うので、趣味で選択すればいいかと。
ポット型浄水器比較表
さて、これらの条件を元に各社の代表的な機種を比較してみたいと思います。
なお、比較に当たっては我が家での「冷蔵庫に入れて使用する」という条件に基づいて小容量タイプを基本とします。
メーカー | ブリタ | パナソニック | 三菱レイヨン | 東レ | BWT |
機種 | ナヴェリア | TK-PA10P | クリンスイCP007 | トレビーノPT302 | パーフェクトウォーター |
浄水容量 | 1.3L | 1.2L | 1.0L | 1.1L | 1.5L |
濾過時間 | 4分/L | 17分/L | 17分/L | 5分/L | 5分/L |
濾過水量 | 200L | 240L | 200L | 200L | 250L |
交換時期 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 | 2ヶ月 | 2.5ヶ月 |
1L/費用 | 5.25円/L | 8.33円/L | 7.5円/L | 5円/L | 5.6円/L |
ミネラル添加 | - | ミネラル | アルカリ | - | マグネシウム |
本体価格 | 楽天 Yahoo |
楽天 Yahoo |
楽天 Yahoo |
楽天 Yahoo |
楽天 Yahoo |
フィルター | マクストラ | TK-CP20C1 | CPC7W | PTC.VJ | Mgプラス |
と、こんな感じになります。
なお、ランニングコストの比較はカートリッジの寿命と交換時期を考慮に入れて現在の実勢価格で計算してあります。
こうしてみると・・・
まずはパナソニックだけがミネラル分の三菱レイヨンがアルカリ分、BWTがマグネシウムを追加する機能があるんですね~
またランニングコストにも結構なばらつきがあることが分かります。
安いのは東レ・BWT・ブリタの3社~
我が家の比較検討結果
上記の内容から純粋に検討するとBWTのパーフェクトウォーターが一番良さそう!
なんだけど、我が家的にはミネラル添加とかは特に必要ないですし、うっかり硬度が高くなると飲みにくくなってしまうかも?そして何より交換フィルターの入手しやすさ等を考えると僅差なら実績あるメーカーが良いよね~
というわけで、ブリタのナヴェリアを購入することに決定しました!
届いたらまた、感想とか書きます。
型番は判りませんが、うちもブリタを使ってます。
引越した時からだから、すでに・・・丸6年経過(笑)
昭島の時は蛇口をひねった水がそのまま飲めましたが、越谷じゃとても飲めません(泣)
フィルターも安売りの時にまとめ買いしているので費用はあまり気になりません
(交換サイクルは推奨の目安だから3ヶ月~4ヶ月は交換しないで使ってます)
米を炊く時に使うと飯が驚くほど旨くなりますよ~
伊豆の田舎暮らしだとこの手の商品には疎いですねぇ…
水も元々が綺麗なので殆どが簡易水道で済むようです。
都心近県に在住の頃は、確かに水は飲む気になりませんでしたねぇ…
ちなみに近くには割と有名な湧き水の汲み場もあるし、少し離れれば海洋深層水の販売所もあるので、そういう意味ではいい環境なんでしょうねぇ…
坂ばかりで自転車に乗るのがたまに辛いですけれど(^^;
>羽ぴょんさん
越谷辺りも水はイマイチなんですね~
米で試すと美味しいという噂は聞いていたので、届いたら試してみたいと思います♪
>Sheinさん
デフォルトで水が美味しいというのはうらやましい限りですよ~
ウチはさらに築26年のマンションで貯水槽経由で水が来るので目も当てられません・・・