龍王峡ハイキング♪
先日、川治温泉一柳閣本館に宿泊した後でハイキングしてみた龍王峡の景色が素晴らしかったので、寄り道スポットとして紹介しておこうかと。
龍王峡は栃木県の北部、鬼怒川温泉と川治温泉の中間くらいにある峡谷です。
今から2200万年前に海底火山によって噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって侵食されて出来たものといわれ、約3kmに渡って激しく浸食された深い谷を見ることができる絶景スポットです。
龍王峡の名前は、その様子が龍が暴れ回った様に見えることが由来とか。
紅葉の季節は火山岩の谷の風景と紅葉のコラボレーションを見にたくさんの観光客が訪れる紅葉スポットとして有名ですが、冬枯れた風景もなかなか素晴らしかったですよ♪
龍王峡ハイキングコース
龍王峡周辺には、野岩鉄道会津鬼怒川線の龍王峡駅から川治湯本駅までの距離8km(所要時間4時間)に渡ってハイキングコースが整備されています。
コースには階段や木道がきちんと整備されているものの峡谷に沿ってアップダウンを繰り返すかなり気合いの入ったルートとなっています。川治温泉に行く際、龍王峡駅で降りて歩いて行くというのも一つの楽しみ方のような気がしますが、それなりに覚悟をもって挑む必要があるかも(笑)
もちろん普通に全コース踏破して電車で帰って来るというのもアリ。
今回はちょい立ち寄りということで、コースの1/5くらいの位置にある「むささび橋」で折り返してくるお気楽コースを歩いてみましたが、これだけでも絶景の連続なので、全部歩いたらさぞかし楽しいのではないかと♪
っと、全コースの地図は東武鉄道の案内で公開されているので参考にどうぞ~
野岩鉄道会津鬼怒川線の龍王峡駅前には、駐車場やら売店やらがあって結構賑やか。売店の方々の気合いの入った呼び込みをスルーしつつ200段あるという階段を下ると龍王峡ハイキングコースがスタートします。
階段を下ってすぐのところにある虹見の滝。
激しい流れで深く削られた鬼怒川と、支流である野沢の流れの高低差によって出来た滝で、こういう滝を「懸谷(けんこく)」というそうです。
ガッツリと削られた大岩に川の流れの力強さを感じます。
虹見橋を渡って鬼怒川の右岸へ。
橋の上から見る龍王峡は深い谷とエメラルドグリーンの流れが絶景。
ここからは鬼怒川沿いを上流に向かいます。
モリアオガエルが生息しているという池
龍王峡ハイキングコースには木道や階段がきっちり整備されているのでルートで迷うことはありません。
今日は雪解けの季節なのでアチコチで湧き水が小さな沢を作っており冬枯れた景色と相まって静かで心地良い感じです
木道沿いの湿地でザセンソウを発見!
雪の中からいち早く開花する花として知られるザゼンソウ、もう春も間近ってことでしょうか?
虹見橋から1km程歩いてむささび橋に到着。龍王峡ハイキングコースはこの先川治温泉まで続いているのですが、全コース制覇は気合いが入りすぎるので、ここで引き返したいと思います。
帰りはむささび橋を渡って鬼怒川の左岸を歩きたいと思います。
むささび橋から見た龍王峡。
思わず声を上げてしまうほど素晴らしい景色なのです!
むささび橋のたもとには「むささび茶屋」というお店があるのですが、あいにく今日は閉店中。その隣には水芭蕉の群生地もあります。
山肌を伝って鬼怒川に流れ込む小さな沢。
大きな川の流れが少しずつ形作られる様子は川マニア的にはドキドキなのです
最初に見た虹見の滝の上流に、竪琴の滝というもう一つの滝を発見~
ということで、短いコースながら龍王峡周辺をほどほどに楽しめました♪
ちなみに、途中にも書いたとおり取り返さずに真っ直ぐ行くと川治温泉のたどり着きます。
ハイキングコースの終点には薬師の湯という露天風呂もあるので、気合いを入れて歩いてみるのも良いかもしれません(笑)
東武+野岩鉄道は、南会津へのアプローチとして何十回と乗っていますが、途中下車したことって1度くらいしか記憶にないんですよ。龍王峡のあたりは殆どがトンネルの中で車内からは外の様子が分からないし、こんな見所があったとは知りませんでした。
きっと自転車で走るのにもいいところですよね。調べてみようっと。
>genさん
ここは是非途中下車して立ち寄って欲しいですね~
といっても、遊歩道は階段や岩場のアップダウンが多く自転車では無理なんだけど(汗)
でも、遠巻きに川を眺めながら一般道を走っても楽しいと思いますよ。この辺り。乾し肉さん紹介の鬼怒川温泉の激安温泉おおるりに泊まってのツーリングもありかも~